2010年 4月の記事一覧

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10年04月24日 22時02分13秒
Posted by: mansyonkanrisi
 大阪フィルハーモニー交響楽団の「星空コンサート」に行ってきた。毎年この時期に
大阪城西の丸庭園で行われる。今年で第5回目になる。

 大植英次が指揮と司会を兼ねて楽しい音楽会だ。月と星(少なめの)とライトアップ
した大阪城の下、迫力ある生の演奏を聴くことができる。野外で開放的な気分でオーケ
ストラの音楽を聴くのはまた格別だ。

 2回目までは500円だったが、3回目から一般は1,000円になったが、それで
も安いものだ。聴衆が1万人を超えることもある。

 今年は寒かった。途中から震えながら聴いていた。それでも、心の中は温かくなる。
音楽は素晴らしい。

 プログラムの最後は、チャイコフスキーの序曲「1812年」。その後半には大学
や高校の吹奏楽部の学生も参加して、凄い迫力で締めくくった。

 毎年のことですが、その後に、「夕やけこやけ」、「七つの子」、「ふるさと」を
オーケストラとともに大合唱をする。本当の最後にプログラムにない「八木節」を全員
起立して歌って終わる。

 カラオケで演歌をうなるのも良いけど、たまには、こういうコンサートも良いなあと
つくづく思う。

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10年04月18日 19時56分01秒
Posted by: mansyonkanrisi
 千日前商店街の「敷島シネポップ」で、昨日から、黒澤明監督の生誕100周年記念
として、29作品一挙上映が行われている。5月7日まで続く。

 一日に4回上映され、人気のある映画は何回も上映される。楽しみだ。

 早速、昨日は、「生きる」と「七人の侍」を観た。久振りに映画を堪能した。他に
も見たい映画はたくさんある。スケジュール表を見ながらチェックしている。黒澤映
画はほとんど観ているが、何回観ても面白い。

 私の一番好きな映画は「生きる」だ。過去に何回も観ているが、何回観ても感動す
る。たまに、テレビで放映されることもあるが、カットされている場合がある。リメ
イクの作品もあったが、物足りない。

 ビデオテープを借りて観たことも何度かあるが、やっぱり映画館で観るのが一番だ。

 二十歳の前半に最初にこの映画を観て感動し、その後いろいろな映画を観たが、こ
れを超える映画はないと思っている。

 物語が練りに練られて丁寧に描かれている。一瞬も見逃すことができない。しかも、
随所にユウモアがあり、全く飽きない。素晴らしい映画だ。

 「七人の侍」も面白かった。何回観ても面白い。

 脚本家の橋本忍さんがほとんどの作品に参加しているが、橋本さんが脚本した映画
にはずれはない。

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10年04月12日 18時45分15秒
Posted by: mansyonkanrisi
 3月18日のブログ「地デジ実施まで500日を切る」で、マンション全体でケ
ーブルテレビに加入しているのに、一部の住居で地デジが見られなくなるおそれが
あると言われ、そのために、マンション全体に配線をしなければならない。その配
線等の費用として1,000万円ほどの見積もりを示されたということを書いた。

 その後、この種の問題はかなりあるようで、大規模マンションでは2,000万
円ほどの見積もりを示されたところもあるようだ。

 そこで、先のブログでは、他の方法がないものか、電気の専門家等に相談する必
要がある旨を書いた。

 確かに全戸に新たに配線をやり直すと、それ相応の費用がかかる。だから、その
見積もり自体にはそんなに問題はない。しかし、問題の解決にはそれが唯一かとい
えばそうではないようだ。

 問題のある一部の住戸については、電器屋さんで、増幅器を買ってきて備えつけ
れば、地デジが見られるそうだ。価額は1万円ぐらいで、ちょっと詳しい人は自分
でも取り付けができるそうだ。電器屋さんに来てもらって取り付けるとその費用が
必要だ。

 いずれにしても、全てに配線をやり直す必要はなく、問題のある一部の住戸にこ
の増幅器を取り付けるだけで、問題が解決する。マンションの配線等はそうそうだ
めになるものではなく、マンションの寿命と同じぐらい持つといわれている。くれ
ぐれも慌てて莫大な費用をかけないようにしなければならない。

 往々にして、他に方法があるにもかかわらず、自分にとって儲かる方を勧めて、
それしかないようなことで見積もりをする例がある。

 マンションの修繕積立金は、マンションの大規模修繕のため大事に使わなければ
ならない。これを預かる管理組合の理事は、その使われ方に無駄がないように、情
報の収集に努める義務がある。いろいろな相談会の相談を利用することをすすめる。

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10年04月08日 14時55分31秒
Posted by: mansyonkanrisi
 この度、住宅エコポイント制度ができたが、ポイントの発行申請期限が来年の3
月31日(ポイントの交換の申請期限は平成25年3月31日)と短く、ボヤボヤ
していたら、すぐに経過してしまう。

 ここでは、マンションのリホームに限定して見る。細かいポイント数や期間など
はリーフレットなどを見ればよい。マンションについては専有部分と共用部分があ
り、その区別はどうなっているか。例え専有部分であっても勝手に工事ができない。
ましてや共用部分の工事は総会の決議が必要である。

 マンションの住民にとってエコリホームをするには、どういう点に気をつけなけ
ればならないか、どこまでの工事ができるかが一番知りたいところである。以下こ
の点について見ることにする。

 マンション標準管理規約(単棟型)の第17条によると、区分所有者は、その専
有部分について、修繕等を行おうとするときは、あらかじめ、理事長にその旨を申
請し、書面による承認を受けなければならないとされている。具体的には、床のフ
ローリング、ユニットバスの設置、エアコンの設置、配管(配線)の枝菅(枝線)
の取付け・取替え、間取りの変更などである。専有部分であっても勝手には工事が
できないとしているのだ。

 そして、共用部分の変更については、その形状又は効用の著しい変更であれば、
区分所有者及び議決権の各4分の3以上の多数決が必要だ。ただし、玄関のドアを
取り替えるような軽微な変更であれば、過半数の決議で足りる(区分所有法17条1
項)。

 それではエコポイントの対象となっている「窓の断熱改修」と「外壁、屋根、天
井又は床の断熱改修」におけるそれぞれは、専有部分か共用部分か。
 天井、床及び壁は、躯体部分を除く部分は専有部分とされている。窓枠及び窓ガ
ラスは、専有部分に含まれないとされている(標準管理規約7条)。

 先に見たように、専有部分の断熱工事をする場合には、理事長に申請し、承認を
得て工事をすることができる。共用部分の断熱工事は、総会の決議がない限りでき
ないということになる。

 今回のエコポイントで最も現実的で効果的な断熱工事である「窓の断熱改修」工
事について以下で見ることにする。

 窓枠及び窓ガラスは専有部分に含まれないから、これらを取り替えるには総会の
決議(過半数)が必要となる。ただし、新たに「内窓」を設置する断熱工事もある
が、これは、専有部分であり、総会の決議は必要でなく、理事長に申請してその承
認を受けて工事をすることができる。

 ただ、「板硝子協会」の話しによると、窓枠はそのままにして窓ガラスだけの取
替えをする場合にも、総会の決議がなくても工事ができるマンションも多いという。
規約に定めているか、規約に定めがなくても、長年の慣習として確立しているので
あろう。

 窓ガラスだけの交換であれば、工事も簡単で費用もそんなにかからないし、断熱
性能の高いエコガラスが開発されているので、それに交換するだけでかなりのエコ
効果があるそうだ。このようなことを考慮すれば、窓ガラスだけの交換について、
理事長に申請するだけで足りるとする制度は合理的だ。

 従来から窓ガラスだけの交換についても、総会の決議が必要としていたマンショ
ンにおいても、「エコポイントが適用される期間内の窓ガラスだけの交換」は理事
長に申請して工事ができるとする総会の決議をしておく必要があるのではないか。

 折角できた制度を最大限利用して、快適なマンションライフができることを進め
るべきだ。あれこれと屁理屈を付けて、折角の機会を無駄にすることのないように
してほしい。柔軟に対応してほしい。

 ここで注意してほしいのは、窓ガラスの変更によって、それぞれが勝手な色にし
て外観が変わることのないようにしなければならない。従来の外観と変わらないと
いう条件の下で、理事長はその取替えを承認すべきだ。

 「窓の断熱改修」又は「外壁、屋根、天井又は床の断熱改修」と手すりの設置
(浴室、居室、廊下)や段差解消等の「バリアフリー改修」を行う場合には、エコ
ポイントが加算される。室内である限り、専有部分がほとんどであり、同時に検討
してはどうだろう。

 エコポイントの申請に必要な書類は、ほとんど工事業者が取り揃えてくれる。ポ
イントの数も業者が教えてくれる。申請書の書き方も教えてくれる。事前に業者と
十分話し合ってから工事の請負契約をしてほしい。

 マンションの場合、もちろん個々の区分所有者がエコポイントの申請をすること
ができるが、管理組合(法人でない場合には、理事長)が、複数をまとめて、一括
申請もできる。共用部分のリホームの場合には、一括申請の方が合理的かも分から
ない。

 住宅のエコポイントの制度を創設する場合、戸建であろが、マンションであろう
が、変わりなくエコポイントがつくようにするのが制度の大前提である。そこで、
マンションの場合、多くは専有部分のみの改修で目的が達成できるようになってい
る(だからこそ住宅版エコポイントを創設したとも言える)。

 しかし、マンションの場合にはどうしても共用部分というものがある。戸建のよ
うに自由にできない面があるのは仕方がない。共用部分である屋根や外壁はマンシ
ョンのリホームではほとんど考える必要はない。一番の問題は先に述べた窓の問題
である。

 管理組合(理事)は、制度の趣旨を十分理解し、ガラスの交換については、くれ
ぐれも柔軟に対応し、エコリホームをしようとする住民の意欲をそぐことのないよ
うにしなければならない。

 窓のエコ工事をした結果、光熱費の節約のみならず、冬でも快適な暮らしができ
るようになった(風邪をひかなくなった)という人の話しを聞いたことがある。高
齢者にとって、少しでも快適な暮らしができることを望む。

 私は、決してガラス業者の回し者ではありません。

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10年04月01日 18時47分28秒
Posted by: mansyonkanrisi
 多摩ニュータウンで、23棟の団地が一括して建替えることになった。8割以上
の賛成があれば足りるが、9割以上の賛成で建替え決議が可決されたそうだ。

 現在5階建てのマンション23棟が、11階建てと14階建ての7棟の団地に変
わるようだ。そして、640戸が1200戸に増える。この増えた分を売却して事
業費に当てる計画だ。

 このマンションにはエレベーターがなく、高齢者にとっては大変住みにくい状況
でもあるようだ。増えた分が売れれば、従来の広さであれば住民の負担はなくなる。
このような状況で、住民は、大規模修繕よりも建替えを選択した。

 この団地はいわゆる公団住宅といわれるもので、敷地にかなりの余裕があり、容
積率の点でもこのような高層住宅にして部屋数を増やすことができた(実際には国
や自治体に掛け合ってこのような建物が可能になるように管理組合の役員が努力し
たそうだ)。

 この団地の建替えは、全国で高齢・老朽化した建替えに悩む団地のモデルケース
として注目されると言われている。

 確かに、増えた分が全て売れて、住民に金銭的な新たな負担がなければ、2年間
転居する不便とその分の出費(当初建設会社がその費用として500万円を負担す
ることになっていたが、リーマンショックでそれができなくなったと住民が話して
いた)を考えても、住民は我慢することができるかも知れない。

 しかし、敷地に余裕がなければ容積率との関係で部屋数を増やす高層住宅にはで
きない。例え、それが可能であるとしても、増えた分が全て売れるとは限らない。
売れ残った分を区分所有者が抱え込み、建設費を区分所有者が払い続けなければな
らない場合だってありうる。

 場合によっては建替えも良い。しかし、建設会社の口車に乗って建替えたものの、
売れ残った部屋を抱え込み、建設費の返還に苦労しているマンションもあるのだ。
よっぽど条件の良い場所でなければ完売することは難しい。

 新築マンションと異なり、建替えの場合には、元の区分所有者が組合を作り建替
えの施行者となり、建替え事業を行い、完成したマンションの売主になるはずだか
ら、売れ残ったリスクを負うのは区分所有者だ。再建マンションの請負人となる建
設会社にとっては大変おいしい話しだ。

 コンクリートに海の砂を使用しその処理が十分でなかったとか、コンクリートが
十分固まる前に次の工程に進む等の、不適切な工事でない限り、コンクリートは、
100年ぐらいは軽く持つといわれている。

 40年や50年ぐらいで建替えるというのは、非常にもったいない。建替えの間
マンションを離れるというのも、高齢者にとっては非常に大きな負担だ。

 大規模な修繕と、リホームによって快適なマンションライフが実現できる。エレ
ベータも外部に取り付けることができる。バリアフリー化の一環として国や自治体
の補助も検討すべきであろう。

 建設会社にとっておいしい建替えに飛びつくのは、くれぐれも慎重にしなければ
ならない。

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