「上から、奥から」
≪清掃の手順は、先ず上から、次いで奥から≫の意です。

昔は母から娘へと伝えられていた掃除の基本です。
最近は、雑巾も絞れない人が増えているそうで困ったものです。

上側の掃除が出来て居らず、埃が溜まったままでは
清掃後にも、その埃は落ちてきますし、臭いも発生します。
埃っぽく感じる場所は、念入りに天井近くを掃除しましょう。

また、奥から順に清掃しないと何度も行き来する事になり、
せっかく集めた埃を、巻き上げてしまい時間も労力も無駄になります。
清掃作業は、可能なかぎり〔一筆書き〕になるようにしましょう。
言い換えれば、出来るだけ歩く歩数を少なくするのが、目標です。

この事は、浴室でも客室でも変わりません。
こうする事で早く、楽に清掃ができるばかりか、手順が一定になるので
マニュアル化がしやすくなり、見落としが少なくなります。
また、天井部分の清掃を最初とすることで、電球切れも発見しやすくなります。

浴室の壁面なども同様に、上から洗ってください。
薬剤や洗剤が下へ垂れるのを、上手く利用すると仕事が早くなります。

極端な話ですが、建物の上の方の階から清掃をするのも効率的であるようです。
作業を良く理解して準備すると、移動も少なくなって、早く作業が終わります。

清掃の基本中の基本ですから、勤め始めの従業員を指導するときには徹底して
先ず身に付けさせてください。


さて、感想はいかがだったでしょう?
「おもしろい」という方も「つまらん」という方もおいででしょう。

所詮は「当たるに然る」、つまりは当然極まりない事ですから
知っていられる方にとっては「全く詰まらん話」なのです。
もし「これは、面白い」と思った項目があれば、それが問題点かもしれません。

では、また次回に・・・・
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