「急がせずに慣らせ」
新人従業員には、作業を急がせる事をせずに、早く作業に慣れる様にしましょう。

ホテルの作業は、細分化すれば誰でも出来る事ばかりです。
しかし、その項目数は非常に多いので、覚えるには時間がかかります。
ですから、習熟にはそれなりの期間が必要なのです。

それなのに、作業を急がせるとミスが出ます。
急いで済まそうとすれば手を抜きます。

そして、そのまま作業パターンが固まってしまいます。
固まってしまってから矯正するのは、労力を必要とします。

最初は多少時間は掛かりますが、間違いの無い作業手順に慣れれば、
段々と作業は早くなります。

何よりも大事なのは≪正確な作業手順を覚えてもらう≫事です。
けっして、最初から慌てさせないようにするのが、優秀な従業員を育てるのに
結局は早道なのです。

出来たら、最初はベテラン達の作業を見学させてあげましょう。
勤務時間も、それほど長くしないようにしましょう。
見て、覚えてから、ゆっくりと自分なりに整理する時間を与える事が大事です。
決して、急がせても良い仕事が出来るようにはなりません。

また、最初は補助的作業に従事させる事も効果的です。
初めてこの業種を経験する従業員は、業務の流れを理解するだけで
本当に大変なのです。

「子供叱るな。来た道だから。年寄り笑うな。行く道だ。」と言います。
経験の浅い従業員を、急がしても叱っても、成長を早める事は出来ません。

みんな、最小は初心者だったはずです。
どうぞ、運営責任者の方は、この辺の事をご留意下さい。


さて、お読みになってみた感想はいかがだったでしょう?
「おもしろい」という方も「つまらん」という方もおいででしょう。

施設の立地などの諸状況によっては、当てはまらない事も有るかもしれません。
所詮は「当たるに然る」、つまりは当然極まりない事ですから
知っていられる方にとっては「全く詰まらん話」なのです。

なので、もし「これは、面白い」と思った項目があれば、それが問題点かもしれません。
そして、「面白い」と感じた格言が複数有った場合は
「これらが絡んでるんだな」と思ってください。

では、また次回に・・・・
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