テレビを見ていたら「JPRS」と言う会社のコマーシャルが流れました。
バスの中で、業務内容を聞かれたから答え始めたのに、そのあと
どこへ行っても聞いている人が次々と寝てしまうストーリーです。
挙句に「コムズカシイ」とナレーションでも言ってしまっています。

会社名を世間に周知する事は、投資や株価、人材募集など相当の効果を期待する
のですから、コマーシャルをする事は、非常に理解できるのですが・・・・

「ウチの会社は未来に羽ばたくグローバル産業の担い手として・・・・・」とか
「この度、弊社は全国×××箇所に営業所を展開して、皆様の・・・・」も
良くあるパターンですから、気になりません。
正直言って、目立たないと言う事です。

しかし、確かに≪聞くと眠くなる小難しい業務内容≫を延々と聞かせるこの手法に
大きなショックを受けました。

つまり、「この手は使える!」ってことです。

皆さんのホテルにも、弱点はあるでしょう。
まるっきり、最高の立地って事は少ないでしょう。
好立地とは言っても、考え方では弱点もあるものです。

そして、強みは大抵、弱点と紙一重です。
「静かな環境」=「不便で辺鄙」
「絶好の景観を持つ」=「すごい山の中」
「駅から一番近い」=「騒音が酷い」

その弱点を、うまく使うんです。

よい話しはどこでもします。悪い事なんか、話しません。
だから、新鮮なんです。目立つんです。

前に、電気も来ないところでやってる旅館が、「ランプの里」みたいな名前を付けた
例を見ましたが、これこそ弱点を利用した積極営業です。
ココは携帯もつながりませんし、テレビも見られないので
「情報社会からの脱却」とか「自分を見つめなおすには・・・」と宣伝してました。

最近の流行的に言えば「ワケあり商品」って感じですかね。

もし、「ウチの客室は狭いから」と嘆いているんなら
「2人の距離が近くなる」って宣伝しましょ。
ウチはもう古くって・・・なら
「恋人達の歴史を刻んだ愛の館」とか言っちゃいましょ。
交通の便が悪いなら、「大人たちの隠れ家として、ひっそりと・・・」とかね

平田はこの辺は超得意ですよ。
どうしても、思いつかなかったら、相談してください。
なんか、捻り出せるかもね。

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