騙されないで! 重大被害が表面化!

急増する"偽コンサルタント"の

騙しのテクニックを全公開!

-急増中の似非コンサルタントの被害から、貴方を守る為に-

〇専門外の運営改善を請け負うと言ってくるデザイナー
〇不動産免許も待たずに物件を紹介してくるブローカー
〇頼みもしないのに、コンサルタントを紹介してくる周辺業者

       貴方の周りの≪こんな人達≫は居ませんか?
         目次

   ◎業界の問題点 無資格コンサルがはびこる訳
   ◆世に言う"ナンチャってコンサル"の見分け方!   
   ◆あなたは、こんなコンサルタントに騙されていませんか?
   ◆ここから、下のケースに当てはまるなら"偽物"です。
   ◆ここから下のケースに当てはまるなら"ナリスマシ"です
   ◆ここからは、詐欺が目的の悪質なケースです。
   ◆本当に怖い"似非コンサルタント"の被害を最小限に食い止める!
   ◆危ないコンサルタントとの上手な決別法!
   ◆まともなコンサルタントの見分け方

◎業界の問題点 "無資格コンサルタント"がはびこる訳

  無資格の医師や弁護士が逮捕される事件が報道される事は見た事がありますよね。
  でも【無資格コンサルタントが逮捕】って聞きませんよね。
  でもそれって、当然なのです。だって、コンサルタントの国家資格って無いのです。
  "無い資格は取れない"ので、無資格による摘発が無いのです。

  つまり、資格がなくてもコンサルタントは出来る????
  そうなのです。なんと「今日から、コンサルタントになる」と宣言したら・・・、
  コンサルタントが開業できるのです。
  だから、と言う訳ではありませんが「自称コンサルタントの男に・・・・・」と
  報道される事になるのです。

  一口に"コンサルタント"と言っても、色々な種類のコンサルタントが存在します。
  ですから、全てのコンサルタント志望者に国家試験を受けさせる必要は
  無いと思いますが少なくても、生命や財産、資産に関するコンサルタントを
  名乗るには、ある程度の資格が必要ではないでしょうか?
  宿泊産業のコンサルタントは、オーナーの財産や資産の運用、
  ひいては生活基盤の形成に関与し、時には社会的生命まで左右する立場なのです。
  ですから、ある程度の能力と精神的な資格を持たなければならないと思います。

  ただし、幾ら資格者であっても≪計理士さん≫や≪会計士さん≫
  ≪企業診断士さん≫たちでは、ホテルの運営指導は出来ませんし、
  収益改善指導は不可能です。
  でも、「何処かのホテルで数年店長をしていた」とか
  「有名ホテルで働いていた事がある」のような
  経歴を持っていたら≪コンサルタント≫が出来るのでしょうか?
  残念ながら、それは全く不可能です!

  今までであった例で酷いケースになると、あるホテルチェーンで
  金銭トラブルを起こして解雇処分になった人間が
  「自分は○○チェーンで、統轄責任者を・・・・」と偽って、
  他人様のホテルを預かろうとしたり、
  実は会社も事務所もなく、会社自体も登記もしておらず架空の存在であり、
  自宅さえも差し押さえを受けて住む所に事欠いている人物が
  「総合コンサルタント会社社長」として、自ら指導に乗り出すと言う名目で
  客室に住み込んでいたりするケースもあります。
  また、運営指導を依頼したのに、いつの間にか売却話が世間に広がって困っていたら、
  その書類を撒いていたのは、そのコンサルタント気取りの
  不動産ブローカーだったケースや
  「売却を依頼したら、希望価格の半分で紹介を始めた」なんて、
  ちょっとにわかには信じられないような事件が続発しています。
  この後からは「あなたが、こんな被害に遭わないように」、
  コンサルタントの見分け方を含む色々な症例をご披露していきます。

◆世に言う"ナンチャってコンサル"の見分け方!
  これだけは知っておきたい≪なりきりコンサル≫の見分け方

  全く業界人から見れば、笑ってしまうような事なのですが、二代目のオーナーや
  他業種から参入してきた会社などが、良く引っかかります。
  どうせ大した悪さは出来ませんが、彼らは安定した収入も無いので、
  もしかすると問題を起こすかもしれません。
  それにしても、要は素人ですから業績を改善して収益を向上させるすべは持ちません。
  そんな連中に新規開店などの重要なポジションを任せると、
  取り返しの付かない結果を招く事があるので、ご注意下さい。
  この後は、彼らがコンサルタントに"成りすますやり方"をご紹介します。

●まるっきり関係した事の無いホテルの関係者を装うケース!
  もしも、その経歴が本当でも、期待は出来ません!

①大手ホテルチェーンに在籍していたと名乗るケース。
  大手なら、従業員の数も多く、調べ難いからです。
  もしかしたら同姓のスタッフくらいは居るかも知れません。
  具体的に店舗名を聞くと、シドロモドロに?
  それに、そのチェーンが成功してなかったとしたら、話になりませんし、
  よしんば成功例であっても、その人が清掃スタッフでは
  "商業コンサルタント"にはなれません。

②運営請負会社に在籍していたと名乗るケース。
  最近まで、運営請負会社というのは、オーナー様の指揮の下で
  命じられた通りに、運営するのが仕事でした。
  そのため、運営や収益の改善企画を組むことは無かったのです。
  言ってみれば「お留守番」が仕事ですから、何年在籍していたとしても
  "商業コンサルタント"になれるはずがありません。
  もしかしたら、そこで勤まらずにクビになったのでは?
  「じゃあ電話して聞いてみよう」と言われて、
  慌てて≪ドロン≫なんて事も有ります。

  ※最近の運営請負会社の一部はオーナー様から運営の全てを請負うシステム
  を持つところもありますが、それもここ数年のことです。
  ですから、そういう請負会社に在籍していたとしても多数の店舗や立地条件を
  経験しているわけではないので、"商業コンサルタント"としての
  資質を持つことは極めて困難でしょう。

③有名店に勤務していたと偽るケース
  驚くことに、私の"部下を装う人"に、何回も出会った事があります。
  また、私が全てをプロデュースしたホテルを例に挙げて、
  「あれも僕の作品だ」と言い張った"似非コンサルタント"にも出会いました。

  まぁ、嘘をつくための事前調査不足で馬脚を現すような駆け出し詐欺師は
  ともかくとしても、中々にしっかりと化けて居るのヤツもいます。
  ただし、いくら有名店に勤めていても、経営戦略や運営方針を
  策定していないと、只居るだけですからコンサルタントの
  スキル向上にはなりません。
  その店舗で何を担当していたのかをしっかりと聞きましょう。

●有名業界関係者の知り合いを名乗るケース!
  最近まで業界に私(平田)の師匠を名乗っていた人が居ました。
  もし、「平田には、一からオレが仕込んだんだ」と言ったらそれは嘘です。
  なぜなら、平田は最初から自分でホテルを経営して、
  誰にも教えてもらえることも無く苦しみながら、多年に亘って研究し、
  専門の教室などで学んできたのであり、
  個人の師匠は居ないのです。
  もちろん会話には、私以外の方の名前も頻繁に出てきますが、
  平田が出てきた場合は、ご遠慮なくお問合せ下さい。
  歯に衣着せずに、全部お話します。

●どこかのホテルで「店長をやった事がある」だけしか業界経歴が無いケース!
  「任せて下さい。全然大丈夫です」と自信たっぷりに自己推薦するので、
  ついうっかりと騙されてしまうようです。
  きっと彼は、コンサルタントの仕事を理解していないのだと思います。
  「店長」はお店の管理責任者ですが、それは設備機材や人員配置が問題なく
  いつものように恙無く店舗が回る為の見張り番です。
  目標顧客の設定も現状顧客層分析も嗜好解析も対応策は企画していないでしょう。
  何をやったらよいのか。何をしなければならないのか?が
  判らないからやりたがるのでしょうが、
  この程度のスキルの人に大切な資産運営を任せるわけにはいかないでしょう。
  少なくても、経営の違う組織で5件以上の店舗の店長を経験し、
  経営会議で発言できる人で無ければコンサルタントの
  資質要件の最低限は満たしません。

◆あなたは、こんなコンサルタントに騙されていませんか?
  取り返しの付かない結果を招く前に知っておきたい事

  コンサルタントを依頼すると言う事は「自分では、解らないことが有る」から
  専門家に指導を依頼すると言うことですから、このコンサルタントが詐欺師で
  あったり全くの素人であったりしたら、とんでもない結果を招きかねないのです。

  重ねて申し上げますが、コンサルタントなら誰でも良いわけではありません。
  かなり長い期間の経験と成功させてきた実績や専門教育を受けないと、
  本当のコンサルタント業務は勤まる筈が無いのです
  ですから、貴方は≪良質なコンサルタント≫を見極めると言う難題を
  クリアしなければならないのです。

  貴方は、それが宣伝記事とは知らずに≪良く、本に乗っている人だから≫とか
  実は、紹介料が目当てなのに、≪出入りの業者が紹介してくれるから≫とか
  どうして自分の住所がわかるか不思議だが≪良くダイレクトメールが来るから≫
  ≪良く実績とかは知らないが、名前だけはよく聞くので≫などの理由で
  コンサルタントを選ぼうとしていませんか?
  それでは、彼らの思う壺です。

  でも、御安心下さい。
  本物のコンサルタントと彼は明確に違うところがありますから、
  これは妖しいなと思ったら是正策を用意すればよいのです。
  では、どんな事が怪しいのでしょう。
  下記に示すケースが代表的な例ですが、これ以外にも能力知識不足で、
  収益の改善が出来ないコンサルもどきも居るでしょうから、
  注意して観察してください。

●コンサルの言う通りにしても、売上が変わらない?  

  本来コンサルタントはプロなのですから、≪結果が出ない≫という事は有りません。
  かならず、収益改善結果を出してきます。
  ただし、この場合は、いくつかの条件があります。
  下記の条件に、該当せずに≪結果が出ない≫なら、偽コンサルタントです。

①長期間に亘り、売上が下がったまま放置していた。
  この場合は、短期間において≪下げ止める≫作業が必要です。
  ですから、短期間だけ眼に見える改善効果は無いかもしれません。
  しかし、売上の下がる速度や巾は、当然に改善されるはずです。
  これに該当せず、売上改善が無ければ、当然ですが解任を考えるべきでしょう。

②コンサルタントの指示を無視または放置した。
  コンサルタントは、言ってみれば医者のような物ですから、治療のために
  処方した薬を飲んでもらわないことには、治癒は望めません。
  時には〔御口に合わない薬〕も処方されますが、その場合は「飲んだ」と
  嘘をつかずに「苦いから飲めない。薬を変えてくれ」と言ってください。
  経験豊富なコンサルタントなら、いくつかの処方箋があるはずです。
  「これしか方法が無い」と主張するようなら多少経験不足かもしれませんね。

③天変地異などの影響を受けた。
  この場合の売上推移はコンサルタントの資質に関係しないかもしれませんが、
  それでも経験豊富で成功経験の多いプロのコンサルタントなら、そんな中でも
  収益改善に向けた準備に必要な手は打ってくれるはずです。


▼ここから、下のケースに当てはまるなら"偽物"です。

■コンサルタントの資質を、備えてないケース。
  言ってみれば、勘違いとか、未熟な場合です。
  役には立ちませんが、それほど害もありません。
  でも「足踏みしていても、靴底は減ります」ので、採用を見送り
  他のコンサルタントを当たりましょう。

●専門家だというが、聞いた事に答えてくれない?
  簡単に見分けられる例の一つです。
  答えてくれないのではなく〔答えを知らない〕のでは?
  高度な専門知識を持っているから専門家であり、コンサルタントなのです。
  
  よほど難解な国家試験合格者でないと知らないような難問はともかくとして
  専門とする業界内で「想定されるクライアントからの御質問」に、お答えが
  詰まるようでは専門家とはいえないでしょう。
  もちろん、その程度の≪素人コンサルタント≫の指導で収益構造を改善
  できるはずも無く、収益改善はおぼつかないでしょう。

●勝手に "商売の持論"をしゃべるだけで質問さえ聞かない?
  お年を召した"コンサルタントモドキ"の方に良くあるケースです。
  確かに人生経験は豊富なのでしょう。
  しかし"商業コンサルタント"をするという事は、人生相談とは全く違うのです。
  時代は刻々と変化して、ほんの数年前の常識でさえ、簡単に通用しなくなります。
  しかもビジネス社会の変貌は、極端に早くて斬新です。

  昔から、かたくなに信じてきた御商売に対する信条を披露する事は、
  結構な健康法かもしれませんが"商業コンサルタント"しては通用しません。
  プロのコンサルタントには、何より結果を求められるのです。
  前に「コンサルタントを頼んだら『トイレをキレイにすれば商売は繁盛する』と
  言われました」と苦笑しながら話すホテルオーナーにも会った事が有りますが
  それはコンサルというより、人生訓や風水の世界です。

●とにかく、運営請負業者を紹介しようとする?
  このケースも、自分で指導する能力が無い事を露呈しています。
  運営請負業者の導入には、相応の経費を必要とします。
  ですから、自主管理のほうが経費負担は少ないのが普通です。
  確かに優秀な運営会社なら、ロスを最小限に留める方法を知ってはいる筈ですが
  中々、そんな都合の良い請負業者には、巡り合えません。

  もちろん、何かの特殊な事情があるのなら致し方がありませんが、
  その場合もできるだけ業者に依頼する範囲を狭め、
  コストダウンをする工夫をするはずです。
  そうしないとすれば、コンサルタントとしては未熟と言わねばなりません。
  採用は見送るべきでしょう。

●経営数値の分析技術が無いケース!
  会計の基本知識すら持ち合わせないコンサルタントは意外に多いのです。
  「そんな知識は必要ない」と言ったらアウトだと判断してよいです。

  収益改善に経営数値の分析は。顧客動向分析と並んで、絶対に必要です
  そして、大体において知らない人ほど「全て分かる」と言います。
  専門家のコンサルタントなら「それを求めるには、あの条件と
  この数字が必要だ」と  言うであろう処でも「大体20%だね」とか
  「5%は超えない」とか簡単に答えます。
  ひどいケースでは、利用するのは上水道か地下水かも、
  熱源がガスか石油かも聞かずに水道光熱費を答えてくれたりします。
  また、想定回転数も決めずに人件費が算出できたりも致します。
  とても便利な話ですが、これは妄想です。

  前に拝見した某コンサルタント会社が提出した金融機関向け事業計画では、
  何の根拠もなく〔毎年ごとに5%の売上増加〕が20年先まで見込まれていました。
  もちろん改装計画などは一切ありませんでした。
  普通にホテルを経営されている方なら、この計画が以下に無謀なのかは
  一目瞭然ですよね。

  色々聞いて、お答えが頂けたら・・・その根拠も聞きましょう。
  根拠が答えられなければ妄想です。
  妄想家と付き合ってはいけませんから、採用されない事をお薦めします。

●全然、指導経験も無く、ビジネス書丸呑みで指導しようとするケース!
  私も、1回しか遭遇していませんが、ネットでコンサルタント会社をしていると言う方に
  異業種交流会の席で会いましたら「専門学校でマネジメントを勉強していましたので、
  経営コンサルタントをはじめました。まだ経験は無いので少し不安ですが、
  これから頑張って・・・」と自己紹介を始めました。
  年も若いし、まだあどけなさが残る彼にコンサルタントを依頼する人が
  いるとは思いませんが、商業経歴はしっかり聞いてから判断しましょう。
  当然、まだまだ大事な資産運営を任せられる人材ではありません。

▼ここから下のケースに当てはまるなら"ナリスマシ"です。

  ■ナリスマシとは、違うビジネスを営業展開するためにコンサルタントを
  名乗るケースです。
  幾らお金をかけても、貴方が欲しい結果は得られないので詐欺的ともいえます。
  彼らは、実は≪何処かの営業マン≫なのです。
  その本業に、お金を使わせるのが目的なので、当然ですが収益を改善し継続して
  経営を安定させる事は出来ません。
  本当に、彼らが薦める事が必要なのかを落ち着いて考えて見ましょう。
  もし、必要だとの結論に達しても複数の業者から≪相見積もり≫を取りましょう。

●改装を薦める以外に、なにも改善点を指摘しない?
  「改装絶対崇拝主義」と言うのですか?「改装すれば繁盛する」と言う方ですね。
  確かに改装するとお客様が増える傾向はあります。
  それは間違いではありません。
  でも、それは誰でも知っていることなのです。

  クライアントが知りたいのは「改装なんかしないでお客様を増やす方法です」
  そんなことも解らずに改装をしきりに進める人は、クライアントではなく
  工事・設計関係の営業マンです。

  改装する事が悪いのではありませんが、資金を投入して改装しても、
  運営面の改善を行わなければ、すぐに元の木阿弥になってしまうのです。
  それでは、改装に掛けたお金が回収できませんから、結局のところ
  収益改善作業としては失敗と言うことになります。
  こんなコンサル気取りの営業マンは、実は一番多いケースかもしれません。

●指導者を送るといって、素人同然の若者を紹介してきた?
  運営請負業も一緒にやっているような"営業系コンサルタント"です。
  指導者と言って"棚卸のやり方"すら知らないような素人を送り込むようでは
  コンサルタントの資格はありません。
  たぶん、御本人も知らないのでしょう。
  事実、最近も≪シフトも組めず、清掃チェックも未経験≫の若者を、店長として
  派遣した某運営請負会社に遭遇しました。

  ちなみに「棚卸」とは、在庫の数を数える事ではありません。
  先月の在庫量と今月の仕入れ量を足して、販売されて減少したはずの量を
  差し引いた想定在庫数と、現在の在庫数が合って居るのかを確かめる作業です。
  この作業によって、不正が見つかることも珍しくありません。
  もちろん、検品作業も納品伝票と納品物を照合していたのでは不足です。
  注文した内容と納品伝票と納品物が合っているかを照合しなければなりません。
  このあたりの基本的知識があるのかを確かめると、簡単に見分けられます。

▼ここからは、詐欺が目的の悪質なケースです。

◆本当は怖い"似非コンサルタント"の被害!
  「騙された」と気付いたときにするべき事

  本当に"たちが悪い"のはこの連中です。

  先程まで照会した連中は、コンサルタント開業する能力も知識も無いのに、
  単なる本人の自惚れや勘違いや憧れでコンサルタントを名乗り、
  お客様に結果的にご迷惑をお掛けする、いってみれば迷惑な連中であったり、
  他の仕事を取るために働く営業マンのナリスマシだったりするので、
  大きな被害に発展しせず「あれ?なんだか効果が無かったな」とか
  「余計な事をやっちゃったな」と嘆く程度で済むでしょう。

  しかし、この手の"似非コンサルタント"はそうではありません。
  全く違った目的を達成するために、計画的に貴方に近づいて
  貴方から得た情報を元に、貴方の敵に回る非常に危険な連中です。

  彼らは、ある意味でプロフェッショナルです。
  もちろん、ホテルの運営手法もある程度心得ています。
  もしかしたら、
  「普通にコンサルタントをやってもある程度はやれるのでは無いか?」と
  思わせるような人物も含まれます・・・・・が、根本は目的が違う事です。

  例を挙げれば≪鍵職人≫と≪金庫泥棒≫のような違いで、
  彼らは「まともに正攻法で稼いで行く事がまだるっこしい」と感じる人種です。

  いずれにしろ口も上手ですし、経験も積んでいますので見破るのは難しいのですが、
  彼らが"牙を剥いた瞬間"が勝負の分かれ目です。
  迷ってはいけません。
  あなたの身を守るために、すぐに解任を決断してください。

●「任せなさい」といって放置され、挙句に・・・・売却を薦められる?
  収益改善作業はスピードが重要です。
  ですから、本物のコンサルタントなら着手した瞬間から相当な速度で作業を開始します。
  熟練したプロなら、契約する前に事前調査して改善方針を固めているでしょう。
  もし、契約後に"なにもしてくれない期間"が有ったら、その時点で疑いましょう。
  
  そしていきなり「売った方が良い」とか「高く売れる」とか言ってきたら!
  基本的に「絶対に売らない!」と伝える事から、始めましょう。
  "似非コンサルタント"の目的は、貴方を助ける事ではありません。
  酷い話で、貴方から料金を貰いながらも貴方から資産を取り上げたいのです。

  たとえどんなに高そうな値段を付けられても、話に乗ってはいけません。
  彼らが良く使う手に「最初は好条件で釣り上げて、時間を掛けて当初計画の
  落としどころに持っていく」騙しのテクニックがあります。
  ですから大抵、最初の話は貴方の気を引くための作り話です。
  だから、時間ばかりを費やして、結局は(計画通りに)売れないのです。
  そして、貴方が困るのを待って「足元を見て安く買い叩く」のです。
  そう、彼らは買い手の手先だったのです。

  ですから、「どうしても売れと言うなら、貴方を解任します」と縁を切るべきです。
  コンサルタント料金を払って、売却させられて手数料まで取られたのでは
  まさに、踏んだり蹴ったりですから、十分に気をつけてください。
  ですから、何を言われても耳を貸してはいけません。
  もし、契約してしまっているなら、何とかして解任しましょう。

  ※ただし、かなりの調査を行なった結果として
  「売却された方が良いと思いますので、買い手を捜してください」と
  言って居るのとは、違いますので注意が必要です。
  あくまで、ろくに改善作業もし無いくせに、いきなり
  「私が買い手を捜してきます」と不動産屋の様なことを言って来た場合に
  注意が要るという事ですから、混同なさらないで下さい。

●「ウチが融資を付けてあげるから・・・」と言っていたが、なにも出来ない。
  どんなに金融機関と懇意なコンサルタントでも、そんな事は出来ません。
  金融機関の人は、ホテルの素人かもしれませんが、やはりそこは金融のプロです。
  回収出来そうに無いところには、いかに知り合いでも甘い審査は致しません。
  もし、銀行員がそんな事をしたら重大な背任行為として解雇や逮捕される事を
  覚悟しなければなりません。

  もし、「私の推薦なら、あの銀行は言う事を聞いてくれる」のような事を
  言ってきたコンサルタントなら絶対に契約してはいけません。
  その彼は、コンサルタントではなく金融ブローカーです。
  本当は、彼らは〔融資コンサルタント〕で彼の目的は、貸し金の手数料です。
  どのみち、貴方の味方では有りませんので、即刻解任されてください。

  ただし、特定のコンサルタントが調製した調査レポートがその正確性などから
  金融機関の信頼が厚いと言う事はありえます。
  それには、相当の実績があるはずです。

●再建しようとしているのに、勝手に売却話を進められる!
  まさかと思われるでしょうが、実際にあったケースです。
  この"似非コンサルタント"は、実は"不動産ブローカー"です。
  とは言っても不動産業者としても"偽物"で、許可認可を持っていない犯罪者です。
  最初から免許自体が無いので、信用を失う心配も免許取り消しを恐れる事もなく
  乱暴な事をします。当然解任されてください。

  また、購入に関するコンサルを請負って「購入したら自分を支配人として雇って
  欲しい」などと言うケースも非常に怪しいのでご注意下さい。
  コンサルタントの能力と店長の能力は必ずしも全て合致する訳ではありません。
  まして無免許不動産ブローカーの能力とは関係が有りません。

●勝手に取引銀行に出向き、競売手続きを進めようとする!
  こちらも多分"不動産ブローカー"でしょう。
  手口としては≪最初から買い手と組んで、ホテルを売らせて乗っ取る≫気でしょう。

  銀行としても、内部情報を持っているはずの再建コンサルタントから
  直に「経営が危ない」と聞かされれば、穏やかではいられません。
  銀行は、速やかに資金を回収するための手段を講じる必要に迫られます。
  その時に、同人から「実はこのホテルを欲しいと言っている人が
  いるんですが・・」と売買話を持ち込まれれば、
 「願ったり叶ったり」とばかりに飛びつく銀行もあるのです。

  そうやって銀行に圧力を掛けさせて、貴方が売却させるように仕向けて、
  予め予定していた買い手に収めるのです。
  ですから、貴方のホテル収益を改善することなんか絶対にしないのです。
  コンサルタントが取引銀行の事を聞いてきたら、警戒してください。
  そして、収益改善に寄与し無いと思ったら解任される事をお薦めします。

▼コンサルタントには違いないのだが、問題があるケース
 
  ■実は、一番厄介な連中です。
  ある程度の実績もあるので、貴方の信頼も得やすい立場です。
  業界にも長く居るので、知りあいもそれなりに多く、紹介手数料なども払うので
  周辺業者の評判もそれほど悪くは無い。
  最初は「じゃ、1回見てあげる」などと、まるで親切に"ただ"で助言するような
  話しっぷりだったりもするので、つい「お願いします」と料金も
  聞かないで頼んでしまい後で法外な請求書が届く事もあります。

●途中で「調査に時間がかかるし、分析が・・・」と別料金がかかると言い出す。
  採用基準として「コンサル料金が安いから、依頼しよう」は極めて問題です。
  ちゃんとした責任ある立場のコンサルタント事務所なら、極端に安い料金では
  作業が出来無いはずです。

  もちろん、料金が安いのは良い事ですが、しっかりとした収益改善計画を立てて
  現場内で清掃や調理・接客の実践的指導も行い、顧客分析して販売戦略を
  構築して、運営経費を下げる運営システムを作り上げるには、かなりの手間と
  時間がかかります。
  ですから、コンサルタントの人件費なども、相当に掛かるのでそんなに極端な
  料金設定は出来ないのが現実です。
  また、1人のコンサルタントが10件も20件も事業再構築や収益改善の
  コンサルタント作業を担当することは事実上出来ないのです。

  それなのに「ウチは、1ヵ月10万円で・・・」とか「1回5万円で・・・」と
  簡単に言って来たら、その時点で疑ってください。
  もし、それで契約するとしたら、他の部分で稼ぐ事が視野に入っているか
  指導の頻度が極端に少ないのです。

  最初に書きましたが「じゃ、1回見てみるよ」と言われて、・・・・・・
  つい「そうですか。よろしくお願いします」と言ったら、・・・・・・
  後日尋ねてきて、数時間に亘り、勝手なビジネス論法を語って帰り、・・・・・
  法外な請求書が郵送されてくるなんて事も起きます。
  そして、この場合払わなければ、すぐに訴訟になります。
  口頭でも、単純な販売契約は成立しますから、料金の請求権は成立すると
  考えた方が良いでしょう。
  かれらは、毎回これで荒稼ぎをしているのです。

  また、コンサルタントの作業内容も明らかにしないで「私が引き受けるなら
  最低100万円からだよ」などと言うのも相当に怪しい連中です。
  事前に、指導内容や改善期間をしっかりと聞きましょう。
  答えられなかったり、「私がやれば、一発だよ」などと曖昧な話に終始したりする
  なら、その話にも乗ってはいけません。

  一般的な例で恐縮ですが、安定的に収益を改善させるには、
  短くても4~5ヶ月以上は掛かると思ってください。
  何かをしたら、その日から急激に売上が上がるということは無いのです。
  それを「すぐに結果が出るよ」と言われたら、その時点で疑ってください。

   ※簡単な、(お金も手間も掛からない)改善で、施設の価値そのものを上げる
   事は可能です。
   非常に短期間で、お客様の印象を良くする事や再来店を促すことも可能です。
   しかし、それを安定的に収益改善の結果としての数字に現すのには
   一定の期間が掛かると言う意味です。

◆危ないコンサルタントとの上手な決別法!
  軒先貸して、母屋までを取られないようにするために。

  もしも、上記のような"ナンチャって"や"完全偽装型"等の≪似非コンサルタント≫
  と契約してしまっていた場合は、なんとかして袂を分けなければなりません。
  でも、「お前じゃ駄目だ。クビだ!」では、揉め事に発展する可能性があります。
  詰まらない揉め事になれば、経費がかかります。
  揉めずに、やんわりと、しかし毅然とやめてもらうためには
  どうすれば良いのでしょう。
  いくつかの例を上げておきましたので、参考にされてください。
  
●契約内容を見直してみると、意外な事が解る。
①「契約書を取り交わしていない」なんて言語道断ですが、以外に多いケースです。
  会社登記もしていないとか、全然税金も払っていないとか、
  そもそもコンサルタントの会社で無い(定款に登録が無い)場合には、
  契約書を書きたがらない傾向があります。
  ※中には架空会社をでっち上げる大胆なヤツもいます。
  契約書に記載された会社の登記簿を調べるのも面白いです。
  もしホームページが無かったら・・・少し疑ってください。
  重要事項に虚偽記載があれば、契約が無効です。

②「契約書が、やたらと長文である」のも怪しいです。
  本来コンサルタント契約は、お互いの信頼関係によって結ばれます。
  ですから、それほど長文で複雑なはずはありません。
  もしかすると信頼感を獲得する為に、何かの契約書を参考に
  作ったのかもしれません。
  そうすると、意外に解約や契約解除の項目もしっかりと規定されているかも
  しれません。
  「成果が上がっていないと判断され、度重なる適切な要求にも応えられなかった場合、」
  などの項目はありませんか?

③逆に「契約書がとても簡単な場合」も考え物です。
  一応の要点がそろっていれば、問題は無いのですが・・・・
  例えば契約の継続・更新・停止・解除などの項目が規定されていなければ、
  解釈次第で即時解約が可能かもしれません。
  司法書士や弁理士などに御相談下さい。

●経歴詐称なら契約も無効です。
  コンサルタントを選ぶ場合は、その経歴(戦歴)を重視する事が多いはずです。
  しかし、もしこの経歴に詐称があったら・・・・
  あなたは、始めからこのコンサルタントと契約をしなかった可能性があります。
  ですから、経歴に悪意のある詐称があれば、即日契約解除も可能です。
  もちろん、年齢を誤魔化していたりしても同様です。

●解約して困らないように準備すると言う事は・・・・
  この準備には大きく分けて二つの要因があります。
  一つは、内部要因です。
  いかに〔偽物のコンサルタント〕と言っても、貴方のホテルの内部情報を
  持っていますし従業員とのコミュニケーションを持っているかもしれません。
  単に、言いたい放題ばかりのタイプなら問題が有りませんが、なまじ間違った
  指導を浸透させていると、問題が深くなってしまう事も有ります。
  危ないと思ったら、信頼のおけるコンサルタントに修正を依頼する必要が
  あるかもしれません。
  ただし今度は、騙されないように【収益改善作業の方向性】や【その手順】【経費負担】などを事前に、しっかりと聞きましょう。

  二つ目は、外部に対する影響の事です。
  特に、この"似非コンサルタント"に紹介された業者との付き合い方は難しくなります。
  ただし、彼らは"似非コンサル"の御用達とは限りません。
  もしかすると、案外まともな業者であるかもしれないのです。
  ですから、この見分け方も専門家の助言を仰いだ方が良いでしょう。
  つまり、同業者の意見や新しく依頼するコンサルタントの意見を聞いてみましょう。

●守るだけでは駄目、責める気持ちで円満解約を獲得する。
  約束が履行されていないのなら、遠慮はいりません!
  はっきりと「貴方では、結果が出ないから解任します」と告げるべきです。
  どうしても、「もう少し時間を」と言って来たら「どのくらいなのか」を明確に
  示してもらいましょう。
  そして我慢できる範囲であれば、「では、その期間は待ちますが、
  約束が履行されるまで料金はお渡しできません」などと、権利を主張しましょう。
  少しでも「コリャ、結果が出ない」と思われたら「これで終了」と解約しましょう。
  コンサルタントに依頼すると言う事は【早く】【確実に】結果を出して貰いたいからです。
  全く効果が無いなら、コンサルタントの力不足です。

◆頼りになるコンサルタントの見分け方

■周辺業者に、コンサルタントの〔紹介を受ける〕〔評判を聞く〕と言う事の意味。

●誰か知人に「この人の評判はどう?」と聞かれたら・・・・・・

①その人を良く知らないケース
  知らないと言うと「なんだ、知らないのか」と自分の評価が落ちますから
  「知っていますが・・・あんまりよい話しは聞きませんね」などとして
  それ以上に話が進まないようにする。

②優秀とは聞いた事があるが、自分とは縁が無いケース
  「知っています」と言って、「じゃあ、紹介して」と頼まれても「知りません」
  「出来ません」では「こいつ、何にも出来ないな」と自分の評価が落ちるので
  「知っていますが・・・あんまりよい話しは聞きませんね」などとして
  それ以上に話が進まないようにする。

③自分が薦めたい知り合いが居るケース
  その知人が、自分に「利益をもたらすと約束」してくれていたり、
  「仕事先を紹介して欲しい」等と言われていた場合は、
  なんとかその人を推薦したいので
  「知っていますが・・・あんまりよい話しは聞きませんね」などとして
  それ以上に話が進まないようにする。

④進めた結果を気にするケース
  よく、その人の仕事振りについて把握していない場合は、
  もし薦めて、何か問題が有ったら「君が推薦したから採用したのに、」などと 
  責任問題になるので
  「知っていますが・・・あんまりよい話しは聞きませんね」などとして
  それ以上に話が進まないようにする。

  と、どうしても関与をためらうのが自然です。
  ですから、推薦するとしたら・・・

  【本当に、その人を良く知っていて、責任持って進められるケース】
  位しかないでしょうし、そんな"業界通"は希にしか居ません。

  と言う事は、たいていの場合は、誰も推薦してくれないはずなのです。
  ですから、他人の評価よりも、先ずは【実績の有無】を調べましょう。
  調べられない時は、本人に聞きましょう。
  ベラベラと調子のよい事は言えても、辻褄の合う嘘を付くのは難しい物です。

-まともなコンサルタントの見分け方-

一番確実なのは、収益回復作業についての方向性や手順

業績回復までの工程や期間などを具体的に示す事が

出来るかどうかを試す事です。

この具体的な計画が立てられないなら、信用は出来ません。

偽物は、計画を可能な限り示そうとしません。

なぜなら、示して出来なければ解任されてしまうからです。

また「極端に安い料金」とか、「すぐ儲かるようになる」とか

非常識な事を並べる場合は、採用してはいけません

コンサルタントといえども、採用するのは貴方です。
ですから、採用試験をする必要があるのでありませんか?
コンサルタントを選ぶ事は
貴方の人生の大きな転換点になるのです。
慎重に、しかし大胆に
貴方の〔人生パートナー〕をお選び下さい。

  ※不安なときは〔セカンドオピニオン〕として
  ご質問に対応します。
  ご相談は無料です。
  『こんな事を指示されたが、大丈夫だろうか?』
  と不安なら、ご相談下さい。

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