「忙しいと、儲かる」なんて当然・・・と思っていませんか?
確かに、≪忙しい≫と、すごく儲かるんです。・・・・何故でしょう?

まず、≪儲け≫ですが、簡単な公式があります。

(売値-原価)×販売量=儲け・・・どなたでもココまではご存知ですね。

≪忙しい≫と言う事は、販売量が増える事ですから≪儲かる≫って事です。
ただし、それは(売値-原価)が変わらない事が条件です。
≪売値≫は、皆さんが決める価格のことですから、変えなければ変わりませんが
でも、≪原価≫は、販売量で変わるんです!
結論から言えば「原価は、販売量が増えると下がる」のです。

何故なら≪原価≫には、販売量に関係しない要素が多いからなのです。
皆さんは、御利用客1組あたりの≪原価≫に何を参入していますか?

リネン代金・水道光熱費・アメニティ・消耗品・・・・他には?
そうです労働賃金も入りますよね。・・・・他には?

ココまでは、販売量に準じて変動する経費ですが、
儲かるのは、これ以外の固定経費です。

固定経費とは、その名の通りで毎月同じ経費がかかるということですから、
言い換えれば販売量に影響されないと言う事です。

仮に(計算しやすいように)、毎月の有線放送使用料金が1万円だとします。
1ヶ月に1万組のお客様が来てくだされば、1組あたりの有線使用料原価は1円です。
でも1000組なら、同じ1組あたりの有線使用料原価は10円です。

同様に、エレベーターの月間保守点検料金が5万円であるとすれば
1万組来てくだされば、1組あたり5円の経費ですし
1000組ならば50円です。

その上5年に1回、外壁の塗装をやり直すのに1000万円掛けているとしたら
1000万円÷5年÷12ヶ月=16万6666円が月間経費です。
1万組なら16.6円ですが、1000組なら166.6円も掛かっています。

建物に関して言えば、減価償却費として計上する金額とは
再調達費用とも考える事が出来るので、参考にする事が出来るでしょう。

つまり、1組あたりの固定費用の原価は、固定費用の総合計÷組数で求められます。
この固定費用には、固定資産税、都市計画税、などの税金も入ります。
もちろん、浄化槽の点検とか電気保安協会の点検料も含まれます。
そして、この保守点検と営繕費用以外にも・・・
当然ですが、経営者を含めて管理者の給与も含まれるでしょう。
ですから、相当に大きな数字になるのです。

この大きな数字を、組数で割るのですから、組数が増えると言う事は
1組あたりの固定経費の占める金額が下がると言う事なので
結果的に、1組あたりの利益金額が増えると言う事なのです。

そして、忙しいと言う事は
(1組あたりの利益金額が増える)×(組数が増える)ですから
利益は、想像以上に増える結果を生むのです。

ですから、ホテルは「忙しいと、すごく儲かる」んです。

ただし、言い換えると「ヒマなホテルは、すぐに赤字に転落します」と言う事です。

ホテルを忙しくしたい方は、平田までご連絡下さい。
しっかりとお手伝いします。

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