2011年 12月の記事一覧

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11年12月31日 13時04分02秒
Posted by: lovehopro
それにしても、去年も大変な年でしたね。
地震に津波、放射能汚染、食品偽装、食中毒、台風、切がありません。
そんな国難に際して、政府や野党は無駄な政争を繰り返し
国民生活を、置き去りにしてきました。

そのため、株は、年初より17%も下がりまして、野村ホールディングは54.8%
大和證券グループ本社は、42.6%も下げています。
他にも、ソニーは52.8%、パナソニックは43.3%
もちろん東京電力は、国営化を睨んで90%も下げています。

大変なのは日本ばかりではありません。
世界の株式市場は、どこもかしこも大変です。
インド(ムンバイ市場)は24.2%の下げ
中国(上海総合)は22.6%、フランス(CAC40)17.8%
シンガポールも16.2%、ドイツ(DAX)も15.4%と
トンでもない下げ方です。
ただし、アメリカは円高ドル安で輸出が好調であり日本企業の追撃がやわらいだ事を
反映して6.1%の上昇です。

と書いてきましたが、これらは全て〔%〕で表されています。
実際の金額は全然違うのです。
言い換えれば、実態を正確に表していないのです。

昨日は、「稼働率を計算しましょう」と呼びかけましたが
お金の事は、〔率〕よりも〔額〕で考えた方が間違いにくいのです。

例えば、ビール350cc缶を180円で仕入れて400円で売った場合の利益率は
(400-180)÷400=55%ですよね。
それに対して、ジュースを80円で仕入れて200円で売ると
(200-80)÷200=60%

なので、利益率が高いのは、ジュースという事がわかります。

しかし、ビールが1本売れると、400円-180円=220円儲かります。
これに対してジュースが1本売れると 200円ー80円=120円しか儲かりません。

それに、ビールなら何本も飲んで下さるかもしれませんし、
おつまみやお料理も売れるかもしれません。
ジュースではそうは行きません。

それに、もし1時間に10本しか売れず、売り子さんの時給が1,200円だったら
ジュースを売った場合の利益はなくなりますが、ビールなら1,000の利益が残ります。

経理には、原価率や経費率、利益率などたくさん〔率〕が出てきますが
率だけでなく、金額で考える事を強くお薦めします。

もうすぐ、今年も終わりですね。
良い年を、お迎え下さい。

年が明けましたら、繁盛請負人の運営格言を少しづつご紹介する予定です。

では、また・・・・
株式会社スパイラル ホームページ
11年12月30日 09時27分12秒
Posted by: lovehopro
ここで言いますのは、回転率ではありません。稼働率です。
稼働率とは、営業時間中に〔どれだけお客さんがお金を払って利用していたか〕を
数字に表す事です。
やる事は簡単ですが、はっきり言って面倒です。

1日の全てのお客様の滞在時間の合計を出して、1日で割るのです。
滞在時間を分に換算して、60分×24時間×客室数で割るのです。
これを、1ヵ月合計すれば月間稼働率が算出できます。
この稼働率が、50%位なら概ね、人気が有る(儲かっている)ホテルでしょう。

具体的に言いますと・・・・
土曜日、日曜日は70%は越えたいです。
金曜日は60%、平日でも40%は埋めたいですね。
そうすると、だいたい月間平均で50%になります。

計算上わかりやすい様に、10部屋のホテルで考えます。
1日は24時間ですから分に換算すると1440分です。
10部屋有りますから14400分が総販売時間です
(実際には、清掃などで15%~25%程度のロスがでます)

土曜日に70%稼動と言う事は、1440分×0.7×10室=10080分間
お客様が利用したと言う事で、時間に直すと、168時間です。
宿泊率が100%で、23時から9時までの10時間滞在してとすると
10時間×10室で100時間ですから、残りは68時間です。
休憩1組平均滞在時間を3時間とすると、22、7組
つまり、宿泊とあわせて32~33組くらいですかね。

平日が40%と言う事は、1440分×0.4×10室=5760分間=96時間
もし宿泊率が50%でしたら、10時間×10室×0.5=50時間ですから
残りは46時間です。
休憩1組平均滞在時間を3時間とすると、15.3組ですから
宿泊の5組とあわせて、約20組ですかね。

手間は大変ですが、理屈は簡単でしょう。
多分、貴方のホテルの会計コンピューターからも、
利用時間合計は出ているのでないでしょうか?
それが出ていれば、後は簡単です。

※アルメックスのオーナーサイトをご利用の方なら、既に計算されています。
 もちろん、グラフ化されているので一目でわかるようになっています。
 なんと親切なことに、月間、平日、金曜、土曜、日曜と別けて算出されて
 グラフも出来ています。

※ただし、サービスタイムや長時間の宿泊サービスなどをやっているとしたら
 この数字だけでは、儲かっているかどうはわかりません。

面倒でしたか?
11年12月29日 11時00分00秒
Posted by: lovehopro
「忙しいと、儲かる」なんて当然・・・と思っていませんか?
確かに、≪忙しい≫と、すごく儲かるんです。・・・・何故でしょう?

まず、≪儲け≫ですが、簡単な公式があります。

(売値-原価)×販売量=儲け・・・どなたでもココまではご存知ですね。

≪忙しい≫と言う事は、販売量が増える事ですから≪儲かる≫って事です。
ただし、それは(売値-原価)が変わらない事が条件です。
≪売値≫は、皆さんが決める価格のことですから、変えなければ変わりませんが
でも、≪原価≫は、販売量で変わるんです!
結論から言えば「原価は、販売量が増えると下がる」のです。

何故なら≪原価≫には、販売量に関係しない要素が多いからなのです。
皆さんは、御利用客1組あたりの≪原価≫に何を参入していますか?

リネン代金・水道光熱費・アメニティ・消耗品・・・・他には?
そうです労働賃金も入りますよね。・・・・他には?

ココまでは、販売量に準じて変動する経費ですが、
儲かるのは、これ以外の固定経費です。

固定経費とは、その名の通りで毎月同じ経費がかかるということですから、
言い換えれば販売量に影響されないと言う事です。

仮に(計算しやすいように)、毎月の有線放送使用料金が1万円だとします。
1ヶ月に1万組のお客様が来てくだされば、1組あたりの有線使用料原価は1円です。
でも1000組なら、同じ1組あたりの有線使用料原価は10円です。

同様に、エレベーターの月間保守点検料金が5万円であるとすれば
1万組来てくだされば、1組あたり5円の経費ですし
1000組ならば50円です。

その上5年に1回、外壁の塗装をやり直すのに1000万円掛けているとしたら
1000万円÷5年÷12ヶ月=16万6666円が月間経費です。
1万組なら16.6円ですが、1000組なら166.6円も掛かっています。

建物に関して言えば、減価償却費として計上する金額とは
再調達費用とも考える事が出来るので、参考にする事が出来るでしょう。

つまり、1組あたりの固定費用の原価は、固定費用の総合計÷組数で求められます。
この固定費用には、固定資産税、都市計画税、などの税金も入ります。
もちろん、浄化槽の点検とか電気保安協会の点検料も含まれます。
そして、この保守点検と営繕費用以外にも・・・
当然ですが、経営者を含めて管理者の給与も含まれるでしょう。
ですから、相当に大きな数字になるのです。

この大きな数字を、組数で割るのですから、組数が増えると言う事は
1組あたりの固定経費の占める金額が下がると言う事なので
結果的に、1組あたりの利益金額が増えると言う事なのです。

そして、忙しいと言う事は
(1組あたりの利益金額が増える)×(組数が増える)ですから
利益は、想像以上に増える結果を生むのです。

ですから、ホテルは「忙しいと、すごく儲かる」んです。

ただし、言い換えると「ヒマなホテルは、すぐに赤字に転落します」と言う事です。

ホテルを忙しくしたい方は、平田までご連絡下さい。
しっかりとお手伝いします。

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11年12月28日 11時00分00秒
Posted by: lovehopro
さて、ホテルが古くなってきたら、何が起きるか知っていますか?
それは、設備の老朽化による故障の増加です。

幾ら保守点検をやっていても、設備には寿命があります。
給排水管やボイラーやキュービクル、浄化槽やお水槽も
各種のモーターやタンクもセンサーも寿命が来るんです。

他にも、防水も怪しくなるでしょうし、躯体に亀裂も入るでしょう。
客室にデザインも、時代遅れとなってしまうでしょうし
テレビや冷蔵庫といった家電製品も寿命があります。

システムを維持してきたコンピューターや電話交換機
や各種の映像配信装置も交換の時を迎えるのです。

これ等に対処するには、かなりまとまった資金が必要となります。
もし、保険をかけていたとしても、減価償却も終わった老朽設備の経年劣化までは
保証してくれないでしょう。

だから、その修理修復資金を貯めておかなければ、事業の継続が出来ないのです。

その為には、儲けておかなければなりません。
それも設備に負担をかけないようにして、稼がねばなりません。

つまり客単価の高い商売をしていかなければならないのです。
言い換えれば、
「ホテルが古くなってきたら、高単価を目指す工夫をするべき」なのです。

良く「もう借金も返し終わったから、そんなに頑張らなくっても・・・」と
聞きますがとんでもありません。
ましてや、「ウチは古いから安くないとお客さんが来ない」なんて
思ってそのまま放置すると、大変な事になります。

この頃からは、先々必要となる修理代金を貯める為に、頑張らなければならないのです。
どうせ、古くなって時代遅れのデザインですから、ここは惜しげもなく
さっさと改装しましょう。

そうして、高単価をいただけるように営業方針を工夫して、経年劣化に備えましょう。

そして、出来るだけ早めに設備を交換していきましょう。
まだ大丈夫だろうと先延ばししていると手遅れになっちゃいますよ。

後継者に道を譲るにも、売却するにしても
こうしておかないと、上手くは行かないものです。

弊社では、老朽施設を超低予算で蘇らせることも得意ですよ。

収益改善診断や見積もりは無料です。
どうぞ遠慮なく、ご相談下さい。

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11年12月27日 11時37分16秒
Posted by: lovehopro
「低価格は売り物になるだろうか?」ですけど
ツィッターでも「割引」「無料」「進呈」などのお知らせがたくさん出てきます。
中には「ツィッター見たよ」といってくれれば、2000円割引」とか
「ブログ登録で日帰り入浴が無料」などと書き込んでいるところもあります。
これ等の集客法は正しいでしょうか?

先ずは「低価格」ってナンでしょう。
単純に「安い」と同じでしょうか?
この辺から考えて行きましょう。

「高い」や「安い」とは相対的なケースが殆どです。
要は「何か」に比べて「高かったり、安かったり」するのです。
その何かとは「品質」でしょう。

「品質が高い」のに「価格」が安いと言う事が低価格なんでしょうか?
それとも
「品質を低く抑えた」から「価格」が安いと言う事も含むのでしょうか?

デジタル辞典では[名・形動]商品の値段が安いこと。
以前よりも低い価格であること。また、そのさま。としています。

つまり、品質は変えずに価格だけを下げた場合が低価格となるのです。

この低価格路線又は戦略が通用するには、大量生産と大量販売が可能である
と言う条件がつきます。
10倍、20倍と売れれば、個別の製品に占める開発費などが飛躍的に下がります。
材料も大量仕入で、大幅に安くなるかもしれません。
だから、この方法は原価を大きく下げて利益を生み出す手法なのです。

でも、残念ながら、ホテル旅館の営業形態には当てはまりません。
それどころか、もっとも機会損失(チャンスロス)を生みやすい形態です。
客室数は決まっていますし、労働集約型産業なので経費も下がりません。
そればかりか回転数の上昇で人手を増やす事が必要になるのが通例です。
つまり、品質を下げずに価格を下げて大量販売して利益を得る方法は取れません。

では、品質と価格を品質を買えずに販売量を増やすのはいかがでしょう。
つまりは「大盛り」「増量」戦略です。
ホテルで言えば「サービスタイム」の延長や「早めの宿泊受け入れ」などでしょう。
でも「大盛り」は食べきれる人にとってはお得ですが、小食な方には利益がありません。
それでは、問屋さんの「纏め販売」です。
小口利用者の恩恵は無く販売量の上昇ほど、利益は増えないでしょう。

もちろん「品質を下げて、価格も下げる」ならできるかもしれません。
しかし、ホテルや旅館という所は、特別な日に利用するところなのです。
それではお客様に満足感を得ていただく事が出来ないでしょう。
「安物買いの銭失い」と認知されたら将来は暗くなります。

それに、そんな事をすれば忙しいばかりで利益は少ないので
適切な営繕修理活動にも支障が出ます。
従業員も疲弊して辞めてしまう恐れもあります。
成すべき事が出来ないのでは、宿泊作業を維持することは出来ません。

確かに、このところ景気が良いとは言えませんから、
価格を下げて販売し集客をはかりたい気持ちはわかります。
しかし、安易な値下げや割引の道を選ぶと、取り返しがつきません。
するとしたら、お客様の視点に立った適正価格の設定でしょう。

決して品質を犠牲にした値下げ低価格の設定は、しないほうが良いでしょう。
また、ホンの一部のお客様だけにお得となるような利用時間設定も無駄でしょう。

なので、平田の結論は
ホテル旅館営業では「低価格」は一時的な集客力を持つかもしれないが
業務を維持するだけの利益を長期的に生み出す事は出来ないので
販売戦略として採用するべきではない。
となります。

そして、
するべきは、基本的な設備の整備や美観の維持、サービス体制の整備などで
品質を向上させつつ、適正で顧客評価にあった価格体系を維持することに他ならない。
と考えます。


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11年12月25日 11時36分42秒
Posted by: lovehopro
テレビを見ていたら「JPRS」と言う会社のコマーシャルが流れました。
バスの中で、業務内容を聞かれたから答え始めたのに、そのあと
どこへ行っても聞いている人が次々と寝てしまうストーリーです。
挙句に「コムズカシイ」とナレーションでも言ってしまっています。

会社名を世間に周知する事は、投資や株価、人材募集など相当の効果を期待する
のですから、コマーシャルをする事は、非常に理解できるのですが・・・・

「ウチの会社は未来に羽ばたくグローバル産業の担い手として・・・・・」とか
「この度、弊社は全国×××箇所に営業所を展開して、皆様の・・・・」も
良くあるパターンですから、気になりません。
正直言って、目立たないと言う事です。

しかし、確かに≪聞くと眠くなる小難しい業務内容≫を延々と聞かせるこの手法に
大きなショックを受けました。

つまり、「この手は使える!」ってことです。

皆さんのホテルにも、弱点はあるでしょう。
まるっきり、最高の立地って事は少ないでしょう。
好立地とは言っても、考え方では弱点もあるものです。

そして、強みは大抵、弱点と紙一重です。
「静かな環境」=「不便で辺鄙」
「絶好の景観を持つ」=「すごい山の中」
「駅から一番近い」=「騒音が酷い」

その弱点を、うまく使うんです。

よい話しはどこでもします。悪い事なんか、話しません。
だから、新鮮なんです。目立つんです。

前に、電気も来ないところでやってる旅館が、「ランプの里」みたいな名前を付けた
例を見ましたが、これこそ弱点を利用した積極営業です。
ココは携帯もつながりませんし、テレビも見られないので
「情報社会からの脱却」とか「自分を見つめなおすには・・・」と宣伝してました。

最近の流行的に言えば「ワケあり商品」って感じですかね。

もし、「ウチの客室は狭いから」と嘆いているんなら
「2人の距離が近くなる」って宣伝しましょ。
ウチはもう古くって・・・なら
「恋人達の歴史を刻んだ愛の館」とか言っちゃいましょ。
交通の便が悪いなら、「大人たちの隠れ家として、ひっそりと・・・」とかね

平田はこの辺は超得意ですよ。
どうしても、思いつかなかったら、相談してください。
なんか、捻り出せるかもね。

弊社のホームページがこちらから
11年12月24日 11時02分46秒
Posted by: lovehopro
みなさん!こんにちは。

昨日から三連休が始まりまして、ホテルはどこも大盛況ですね。

もちろん弊社がアドヴァイスさせていただいているホテルさんたちは、
どちら様も、おかげさまで非常に活況でした。
4回転したクライアント様も珍しくありませんでした。

今朝も、昨夜のご利用者様と入れ替わりで、どんどんご来店を頂いています。
本当に嬉しい事です。

ですが、喜んでばかりじゃいけません!
この盛況な時にこそ、いつもより気を配りましょう。

今夜は、クリスマスイブです。
昨日よりも多くのお客様が押し寄せる事が予想されます。
そうなると、当然ですが部屋が満室で、ご利用をお待ちいただく方も出てきます。

今日は、聖なる夜に相応しく、寒くなりそうですから
暖かくお待ちいただけるように、配慮が必要かもしれませんよ。
いつもより長くお待ちいただく可能性もあります。
対応する、準備は出来ていますか?

この特別な日に数あるホテルからわざわざ選んでご来店頂ける大切なお客様に
感謝を込めて、ご接待申し上げましょう。

そうすれば、来年もご贔屓にしてくださいます。

今夜も忙しい夜になりますが、怪我などなさいませんように頑張ってください。
11年12月23日 11時00分00秒
Posted by: lovehopro
みなさん!こんにちは。

ラブホテルコンサルタントも仕事納めです。

もうこの時期は、ホテルが忙しくって企画も調査も指導もしていられません。
でも、ちゃんとモニターして異常無い事は確認してますし
来年の事は考えているんですよ(クライアントの皆さん。安心してね)

さて、・・・・・・・・・
ラブホテル業界を混乱の坩堝に叩きこんだ「改正風俗営業法」の施行から1年です。

あの時「このままやっていて、無届風俗営業だとかで警察に摘発されると
経営者の書類送検とか言ってるから、この機会に限り営業既得権を認めるってことだから
店舗型性風俗営業の認可を取ろう」って、思った旅館ホテル営業の経営者様も多かったんですね。

でも、風俗営業認可を取ったら取ったで 看板は出せない、売買も相続も面倒、
従業員の募集までやりにくいし、何より融資が受けられない
改装も大規模な修繕も出来ないなど困った問題になりました。

そこで、風俗営業を返上するように改装工事をしようにも
「現在が風俗営業だから、融資できない」って言われるし
下手すると「当行は、旅館営業許可の事業所に融資したのであって、
風俗営業になられたのなら即刻全額返済して欲しい」なんて言われかねない。

そんなことになったら、困る。・・・・・ですよね。
確かに≪経営状況の重大な変更を行なう場合は、債権者へ通知し許可を得る≫
必要があるので、それに当たるのでしょう。

なので、・・・・・・・・

今年は、色々なこれ等の諸問題を解決する方法を開発するべく努力してきました。
来年は、いよいよその実現に向けて始動する予定ですのでご期待下さい。

今年の一般業務は、昨日で終了しましたが、社内業務は28日までやってます。
ご相談やご質問はメールでもOKです。

また、このブログは、冬期休暇中も適度に更新する予定です。

株式会社 スパイラル 代表取締役 平田壮吉



11年12月22日 14時11分42秒
Posted by: lovehopro
ホテルや旅館に限らず経営者なら、「お客様を増やしたい」とか
「売上を増やしたい」と考えるのが普通です。

でも、お客様を増やすと一言で言っても、その方法は沢山あります。

ホテルや旅館の場合、お客様を数えるときには延べ人数で数えます。
つまり、同じ人が何回も来てくれると、お客様が増えた事になります。

また、全く新規の客様が来てくださるようになれば、上記と同様に増えた事になります。

売上を増やす事も同じように方法はいくつかありますよね。

利用料金そのものを高くすれば、御利用単価が上がるでしょう。
販売物や飲食関連の単価を上げる事も売上増進に繋がるかもしれません。
もちろん、お客様の延べ人数が増えれば売上は上がるでしょう。

でもそのためには、広告宣伝費をかけたりして世間に周知したり
何かのキャンペーンを発案企画して行動したり、仕入れたり・・・
値上げしても、お客様が減らないように改装や改造したりして
備えなければならず、相当の経費が掛かる事を覚悟しなければなりません。

問題は、出費と投資が見合うかですが・・・
これは、中々難しい問題です。
「やって見なければわからない」が正確な表現かもしれませんね。

なんだか当たり前の事ばかりで恐縮です・・・・が・・・実は・・・

他にも、売上やお客様の延べ人数を増やす方法が有ります。
それも、(多分)大きな経費を掛けることもなく
多く労力を裂く事も、企画を立てる苦労もない方法です。

それは、お客様の「漏れ」を止める方法です。

平田は、良く「OK理論」とか呼んでいますが
実はこれ「桶」の事です「桶」=「OK」の駄じゃれです。

ホテル等のビジネスは「桶」のような構造と考えます。

毎日毎日、上からお客様を入れます(呼んで来ると言っても良いでしょう)て
一年が経って、貯まったところまでが年間売上ってイメージです。

本当なら、毎月入れた分だけお客様は貯まっているはずののですが
それが・・・・・予定分より減ってる感じのお店があるんです。

それを、平田は「お客様が漏っている」と表現します。

この現象は「事業者側の不備や不注意で御客様に嫌われた」と言う事です。
言い換えれば、「せっかく来て下さったのにリピーターになってくださらない」のです。
リピータの無い商売は、長続きしません。

先ほども言いましたが「新しいお客様を増やすには、多くの経費が掛かり
その効果も確定できる事は無いのです。

逆に言えば「このお客様たちに嫌われ無ければ、リピーターの確保が進み
お客様延べ人数は増える」と言う事であり「売上も伸びる」と言うことです。

そのうえ、余計な宣伝費は要りませんし、企画会議も不要です。

そのうえ、嫌われてしまうと「○△×ホテルって最低よ!」と言い触らします。
「人の口に戸は立たぬ」と言いますから、悪口の種がなくなるだけでも
きっと良い影響がでてくるでしょう。

つまり、宣伝したり、キャンペーンを張ったり、改装をするより
「間違っても、御客様に嫌われない」ようにする気遣いをする方が
経費や効果の面からも有効であると申し上げたいのです。

御客様に嫌われる要素は、可及的速やかに取り除きましょう。
それが「繁盛一直線の道」なのです。
11年12月21日 11時00分00秒
Posted by: lovehopro
皆さん!こんにちは。

ラヴァーズホテルのロビーやエントランス、駐車場には
防犯や管理の意味から監視カメラが取り付けてあります。

でも、その目的からは当然なのですが、お客様が入ってきたときに
チャイムなどが鳴って、フロント係などが確認作業をするのです。

言い換えれば、お客様がお帰りの時は、チャイムのなるタイミングは
お客様は出たときになるので、そのお姿を拝見する事は少ないでしょう。

もしかすると、出て行くときにはチャイムが鳴らない様にしてあるかも知れません。
でもそれでは、防犯や運営管理の点ではそれで良くっても、大事な事がわかりません。

後ろ姿からわかることって何だと思いますか?
ちょっと難しいですよね。

では、お帰りのお客様の後姿からわかる大事な事を考える前に
いつもご覧になっている「ご到着されたお客様の映像からわかる事」を
思い出しましょう。

人数や性別・年齢・服装・・・他には?
もしかしたら、お2人の関係も垣間見えるかもしれません。
ほかには、何がわかるでしょう????

実は、ご到着時のお客様の歩き方で、リピート客様か新規客様かが見分けられます。
簡単な見分け方は「歩く速度」です。
始めてきた方は、ホテル内部の構造を確かめながら歩くので比較的ゆっくりですし
回りを見渡しながら歩かれますが、良くご来店されているお客様は迷わず
早足で館内を進まれます。
まぁ、どちらにしてもお客様ですから良いような事ですが・・・
お帰りの時の「歩く速度」からは、どちらでもよいような事で無い事がわかります。

それは・・・・\(◎o◎)/!なんと!

・・・・貴方のホテルに対する「満足度」なのです。

「ナンで?」ですか?

お金を払って利用した施設に満足している方々は、お帰りになる際に
お名残惜しそうに、ゆっくりと歩かれます。

それに対し「不満足だったお客様」は、一刻も早く離れたいとばかりに
お2人とも早足で帰られます。

この反応はホテルばかりではありません。
レストランでも同様です。
ゆっくりと歩かれてお帰りになるお客様の多いレストランは繁盛しています。

面白い観察結果ですが、映画館では評価の高い映画が上映されていると
退場するお客様の歩く速度が遅くなり、反対につまらない映画の時は
お帰りになるお客様が早足になる傾向があるとも言われています。

おあなたは、そんな傾向をご自身で思い当たりませんか?
もちろん、全てのお客様に当てはまる訳では無いでしょう。
楽しすぎてついつい時間を忘れ、急いで帰る必要に駆られているお客様も
いるのかもしれませんよね。

でも、早足でお帰りになるお客様の殆どは、リピーター様にはなりません。

もし、貴方の経営するホテルからお帰りになるお客様が早足だと感じたら
館内を総点検するべきでしょう。

何がご不満なのかを見つけられるかもしれません。

そして、殆どのお客様がゆっくりと笑いながらお帰りになるようなホテルを
目指して運営して行く事が、そのまま繁盛へと一直線に繋がる道だと思います。

皆さん、頑張ってくださいね。
11年12月20日 11時00分00秒
Posted by: lovehopro
みなさん!こんにちは。

さて、早速ですが〔無料朝食〕やっちゃってますか?
これって実は〔朝食〕だけじゃなくって〔ランチ〕だって〔ディナー〕だって
大した変わりは無いんですが・・・・

やっちゃってますか?

結論から、申し上げます!

そんなの【止めちゃいましょう】

理由は、幾つかあります。
①無料で出せる程度の料理で、お客様は喜ばない。

 そりゃコストが掛かるんですから、無料では限度がありますよね。
 でも、だからといって恋人同士でステキな時間を過ごした後で
 只だからって〔ショボイ食事〕って、いかがなモンでしょう。
 「只だから、頼んでみよう」と考えて、翌朝の朝食を見たら
 「なんダー。ヤッパリ只だけの事はあるなー」ガッカリでは
 忙しい思いして、お出ししている意味は無いでしょう。
 
②じつは、ものすごいコストが掛かっている。

 皆さん、この時に材料費用だけを考えてはいけませんよ。
 材料費は当然ですが、メニューを考えるにも人件費はかかります。
 告知にも、費用はかかりますし、注文のやり取りだってフロントさんが
 忙しい合間を縫ってやるんです。
 仕入れた材料は、検品して、開封して、整理して、保管するのです。
 食器も買い替えも必要ですし、調理するにも人件費と光熱費がかかります。
 調理した料理は、お部屋まで運ばなければならず、その後で誰かが
 洗い場まで運ばなければなりません。
 もちろん誰かが洗浄して保管しなければならず、伝票だって整理が必要でしょ
 これ等にも人件費がかかります。
 ※これ等を全て経営者自らがやっていても、これは変わりません。
  経営者は「経営をする」と言う重要な仕事があるのですゾ。
 
③無料の料理が出ると、有料の料理が売れなくなる。

 この理由は二つ考えられます。
 一つは「無料の料理を見て、有料の料理のレベルを想像する」からです。
 つまり、期待されなくなると言う事です。
 二つ目は「無料料理でも食べれば腹は膨れる」からです。
 コストをかけて出している料理が、有料料理の注文数を減らすとしたら
 調理に従事する人間のコストはどんどん経営者負担となるのです。

ですから、せめて材料費ぐらいは貰いましょうって事です。

もちろんレストランとは違って。椅子もテーブルも壁も床も天井も
ホテルの客室利用で得られる収益で賄われているのですから、
提供する食品の価格を高くする必要はありません。
でも、かかるコストを食べた人から支払っていただかないと・・・・

④食べた人にかけたコストを、食べていない人から貰う必要が出てくる。

 と言う矛盾が生まれてくる事になります。

そして・・・とどめです。
⑤「無料での食事サービスをやっているから」という理由でホテルを選ぶ人は希!

 よほどお金に困っている人でもなければ、それだけでホテルを選ぶ事は無いでしょう。
 そのコストと時間で、ホテルを磨いた方が集客に繋がると思うのですが
 いかがでしょう。

「近所の同業競合店がやっているから」なんて理由で、ビジネスコンセプトとは
関係ない無料サービスであるとしたら・・・「止めちゃいましょう」なんです。

「それに踏み切るには、ちょっと勇気がいる」
そうですね。
こんど、その為にしておくべき事について、書きますので参考にされて下さいね。
11年12月19日 11時24分00秒
Posted by: lovehopro
皆さん!こんにちは。(^^)/~~~

今回のタイトル「同じサービスなら、同じ価格が当たり前ですよね?」について
どんな感想をお持ちになりましたか?

貴方が、ホテル関係者であるか否かで、感想は違ってくるのかもしれません。

一般的に、
ラーメン屋さんでも、同じメニューなら価格は同じ。
電車に乗ると、同じ駅から同じ駅までは同じ価格です。
アパートだって、場所と広さが同じなら家賃は同じはず。
書籍も靴も、みんなそうだと思います。
同じ物を提供したら、値段も同じなのが普通です。

だから、ラヴァーズホテルも部屋が同じで、利用時間の長さが同じなら
誰が使っても同じ価格です・・・・か?

いいえ!
ラヴァーズホテルに限らず、ホテルや旅館って一定の価格じゃないですよね。

そうです。休祭日料金とかGW・お正月特別料金ってありますよね。
そればかりか、昼間は何時間居ても基本料金だけのサービスタイムもありますね。
休日の前夜も、特別料金が設定されるのが当然のようです。

でも、良く考えると・・・変じゃない?
ナンでそうなるんでしょう。
土曜の夜は月曜の昼と比べて、何が違うのでしょう?

トイレの数が変わりますか?
お風呂の広さが変わりますか?
ベッドの大きさが変わりますか?
天井が高くなりますか?
お部屋が広くなりますか?

そんな事はありません!
ナンにも変わりません!

なのに、休日の前夜は特別料金です。
どうしてでしょう?

それは・・・ホテル業界関係者としては、甚だ言いにくいのですが

休日は、平日より忙しいからです。
はっきり言えば、高くしても売れるからです。
多くのお客様が、遊びに出る事が出来るのは休日だけだからです。
だから、提供サービスが変わらないのに価格だけ高くなるんです。

逆に「休日料金が通常価格で、ヒマな平日が特別割引価格なんだ」と
仰るホテル業界関係者もおいででしょう。

別にいけないことではありません。
需要量が供給量を上回るときにプレミアムがつくのは当然です。
株だって金だって石油だって、それで価格が変動するのです。

問題は、そのホテルが≪本当に需要量が供給量を上回っているか?≫です。
もし、そうでなければ、この価格体制は成立しません。

そして「平日はヒマだから稼げないので、休日に価格を上げて稼ぐんだよ」
と考えているのなら、大問題です。
それは、傲慢です。

それでお客様が喜んでくれますか?
可愛がってご贔屓にしてくださいますか?

平田がコンサルタントをさせていただいているホテルの中には
【年中完全同一料金体制=正月もGWもありません、クリスマスだって通常価格です。
その上、24時間、深夜だって全て休憩料金に統一=宿泊料金がありません。
だから、使った時間の分だけが料金の基準です。※長時間段階制割引はあります】
と言うシステムをご採用頂いている所もあります。
もちろん毎日大盛況です。

あのディズ○ーランドさえ、休日料金設定はありませんよ。
そんな目で、一度ホテルの価格を考えてみてはいかがでしょう。

11年12月18日 10時53分43秒
Posted by: lovehopro
皆さん!こんにちは。

ラブホテル繁盛請負人 ㈱スパイラルの平田です。

本来の平田は「ホスピタリティ産業コンサルタント」ナンですが
このブログでは、主に≪ラブホテル≫に関する事を書いていこうと思います。

最初にちょっと自己紹介

1956年生まれの申年 血液型はB型のオッサンです。
ラブホテル歴は、30年にもなるんですよ。
お客としての利用だけじゃなく、昔は経営もしてたんです。

埼玉県のウォーターホテルムゥも、用地確保や設計施工まで管理して
開業後も15年くらい総支配人をしてたんだよ。
※今は、新しいオーナーさんがやってるよ。

いままで、数十のホテルのリサーチ&コンサルタントをやってます。

中には、税金も滞納して金融機関から競売の申し立てをされているケースも
少なくないのですが、そんな場合でもどんどんと収益を改善させます。
利益どころか、売上げ自体を倍増させる事だって珍しくなんですよ。

平田がラブホのプロって言ってるのは「殆ど失敗した事が無い」からなんだ。
契約上の問題で「どこどこの何ホテル」って言えないのだけど
殆ど全部って言ってよいレベルで、業績拡大を成功させています。

中には、銀行さんどころか自治体からも税金などの滞納で差し押さえを
されているような、末期的なケースだってバッチリですし
「返済が出来なくなってきたから、売却したい」と嘆いているオーナーさんに
これで息子に相続できるって喜んでもらえるんです。

泣きの入ったオーナーさんに笑顔が戻るレベルまで、ホテルの収益が
回復するって言う事は「お客様が増えた」と言う事ナンですが
それって利用するお客さんが「喜んでくれた」って事ですから
平田としては、とってもやりがいが有るんです。

これから、不定期ですが≪ラブホが儲かるようになる秘訣≫や
≪お客様が増えるために大事な考え方≫のような事を書いていこうと思います。

業界関係の人じゃなくっても、ラブホテルが好きな人ならみんな歓迎です。
ご意見やご要望、さらにご指摘などありましたら、どんどん・・・お手柔らかに
よろしくお願い致します。

最後に、平田は「ラブホテル」を「恋人達のホテル」って意味から
「ラヴァーズホテル」又は「ラバーズホテル」略して「ラバホ」って
呼んで聞きたいと思いますので、こちらもどうぞよろしくご理解下さい。

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