不動産の底って何時?
ファンドバブルの崩壊、リーマンショックによりここ数年不動産の価格はの著しく下がった。
上場不動産会社ならびにファンド会社が相次いで倒産し、市況は冷え込み続けた。。。

今年になり若干動きが見えだし、「底が過ぎた」という声が聞こえ始めている。
本当に底は過ぎたのだろうか。
元気のある個人投資家・企業もここがチャンスと買い叩き、高利回りの物件は確かに動きを見せているように思う。
デベロッパーも分譲用地を物色始めている。
本当に底は見えてきたのだろうか。
もちろん、不動産の価格の底は見えない。
あの時が底だったのだろうと後から思うことがほとんどだ。

底は見えないけれど。。。
仕事柄「もう不動産は底は超えましたよね」
「何時頃、不動産は値上がりはじめますか。」
「不動産はまだまださがりますか」等々良く聞かれる。
そんな時「不動産の底がわかっていたら苦労はしない」といつも思う。

不動産の底は見えないけれど、ただ、底を脱したことを感じることがある。
不動産が動き出し、銀行などの一連の流れが見えた時は活発になる。
たしかに今年になって不動産は動き出したが、まだ底を過ぎたとは思わない。。。
不良債権やファンド解散による割安感のある不動産が動いただけで動きは安定していないように思う。
所詮不動産を底値で買おうというのには無理があると思う。
それは結果論に過ぎない。
けれど事業用物件は今が買い時と言えば買い時だと思う。
これ以上価格が下がる可能性はあるけれど決して高買いはないと思う。

誰か不動産の底が分かる人がいたら教えて欲しい!

ウェブコンパス 代表 玉川 玲子