<相続税と還付>
相続人 3人(配偶者・子供2人)
当初の相続税    393,554,600円
更正請求の相続税 338,334,600円
還付された相続税 【 55,220,000円 】☆節税率 14%

<相続のいきさつ>
Kさんの父親は農業で農協の組合員。Kさんはサラリーマンですが、
父親が亡くなったときには農協の紹介した税理士に申告をしてもらいました。

父親が納税用として残してきた畑を物納することにしていましたが、なかなか手続きが進みません。

物納する畑は800坪あり、650坪が物納地、150坪が残せるとなっていましたが、
位置的にいいところが物納され、残る土地は細長くて利用しにくい土地となっていました。

<相続コーディネート>
現地調査をし、土地を再評価してみると当初の申告よりは
相続税が数千万円程度下げられるとの方向性が見いだせました。

納税方法にしても他の案を検討する余地があると判断。
畑と駐車場の2ヶ所の土地につき、測量し、区画割りの図面を作成しました。

その上で、宅地の区画割り図を作成し、評価をし直すことで、
5522万円の節税を実現できました。

納税は、物納を取り下げ、残す予定だった150坪と
別の自宅から離れた駐車場を売却してほとんどをすませることができました。

残りは6分の1程度になり、延納に切り替えました。

物納を取り下げ残した650坪の土地に1LDK、2LDK、24世帯の
賃貸マンションを建設することもでき、物納するとしていた土地を残せました。

この賃貸事業は、あらたに財産を相続したKさんの相続対策も兼ねており、
収益を得ながら対策が実現しています。


相続コーディネーター 曽根 恵子