名古屋市内に20近い店舗を展開している
老舗和菓子屋2代目社長の話を聞く機会を得た。

標題のとおり経営者の苦悩は絶えないと改めて感じた次第だ。

話のテーマは後継者についてであったが、
先代から始まった会社沿革から今に至るまで
様々な苦難を自らが乗り越えてきたからすごい。

バブル期に直面した売上低迷、V字回復への道は実に10年以上掛かっている。

時には先代のやってきたことを覆さねばならないこともあった。

この方は表現としてスクラップ&ビルドという言葉を使った。

そして今市場の劇的な変化と次の世代のへの不安と苦悩に直面しているという。

また経営者の家庭に生まれたこと、自らが継がねばならないという宿命、
従業員の給料、人事制度の構築等々常に頭の中は考えないといけないことだらけだ。

気を抜けば危機に直面する、そして経営責任を取る先頭の立場にいるため
嫌でも逃げられない上に究極の選択でも意思決定を自らがしないといけない。

傍から見れば羨ましいこともたくさんあるが、
他人からは見えないこと、人には言えないこと、辛いことも沢山あるということも事実。

経営者の苦悩を知ることは私自身の業務遂行上とても重要なこと。

自分は何がお手伝いできるか深く考えてみたい。