先日テレビ東京「カンブリア宮殿」で電子書籍の特集が放送された。

電子書籍の多くは、出版社が既に出版された紙の書籍の情報であるとみられる。

ただ紙媒体の本と差別化させるもしくは付加価値をつけるために立体的に動く挿絵等で工夫をして視覚的に楽しめるよう図ったものがある。

また紙の書籍では不可能な、ハイパーリンク・動画・音声・振動などを追加したものも存在するようだ。

電子書籍の中には有料のものの他に無料のものもあり、立ち読み感覚で数十ページ分がダウンロードして試読が可能である。

電子書籍の一番の特長は、紙の書籍に比べて価格設定が若干低いことや書籍の購入が容易かつ本棚を電子端末内に設置できることだ。

また別の観点からも、書籍の破損・劣化や廃棄などの心配がない。

あとはデータの保存方法がきっちりしてあれば大丈夫なはずだ。

因みに電子端末のiPadではデータをPCに保存するためiPad側が故障しても問題ない。

ただし、以下のような点にも留意したい。

1.海外と違い国内で権利の扱いや出版社側・著作者の間で交渉について難航する

2.個人での出版で流通ルートが発展途上であること

3.紙媒体の書籍を「自炊」という方法で電子書籍化できてしまう

4.出版社を通さず電子書籍は販売しようとする著名人の出現

最後に、電子書籍が一般的に定着するには時間がかかるようなのでしばらく様子見をしておいた方が良いかもしれない。

国内メーカーも電子端末をようやく発売しはじめたばかりなので、
機能・価格も含めて選べる状況になってからでも遅くないといえる。

私の中では来年の春から夏場頃が買い時ではないかと思われる。

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