当ブログをお読みいただいている方の検索ランキングを見ていますと、
運輸業経営コンサルタントと経営計画作成コンサルタントが目に付きます。

当社は税理士法人母体の総合経営コンサルティング会社ですから、
業種を選んで特化する余地はありませんし、不可能に近いと思われます。

しかも、特定の業種に特化するということはその道で何十年も仕事を
してきたベテランであり、現場をよく知り、悩み、問題解決を続けてきた
人物でないと顧客は説得できません。
したがって、当社はそのようなことはしません。

業種については行き当たりばったり見えたり、
出たとこ勝負になりがちなのは当然なのです。

しかし、税務や労務管理の分野では専門家と言えます。
ただし、経営コンサルティングという見方に転じると上記のようになります。

最後に、日ごろから様々な案件に積極的に立ち向かっているからこそ、
初めての案件もそつなくこなせてしまうのではないでしょうか。

それが蓄積され実務からフィードバックされた問題解決能力の賜物なのです。

中小企業の経営コンサルタントを目指して当社に応募してくる方が多々おります。

昨年度は30名以上面接及び書類選考を行いました。
応募者の多くは大手監査法人や大手税理士法人にて数年実務経験された方です。

しかしながら、当社では上記の大多数を不採用にしました。
彼らは我々よりもとても優秀で才能豊かな方ばかりですが、
中小企業を対象とする経営コンサルタントに向いているとは限りません。
その理由は、経営者はインテリジェンスを求めていないからです。

経営者というものは孤独な会社の最高責任者です。
いくら長い付き合いの間柄でも従業員や取引先に相談できないことが多々あります。
親族であっても話せないことはあると思います。

それを我々経営コンサルタントや税理士に相談してくるのです。
解決してほしい以前に経営者はとにかく悩みや世間話を聞いて欲しいのです。

したがって、話の聞き手であることや低姿勢で丁寧であることが問われます。
いくら優秀でも実績をもっていても人間性で欠けていれば難しいでしょう。

教科書のようなことを並べても全く通用しないのが実務なのです。

昨日板金塗装整備業の会社にてコンサル契約成立しました。

半年のスパンを経てようやく漕ぎ着けました。

税務案件とは違い、積極的に営業をしなくてはならないので、
経営コンサルの仕事は大変です。

さて、何をコンサルするかというと、
次年度に向けて社内改革をするべく経営分析と経理改善です。

構成を練るため今から社内にて税務担当者と作戦会議をする所です。

コンサルタントになるために必要なものは一体何なのでしょうか。

私は、「気力」、「智力」、「体力」だと考えております。

最近では上記に加えて「人脈力」、「統率力」も必要となってきます。

実際に経営コンサルタントになると各プロジェクトに参画したり短期間に難しい案件をこなさなければならないため深夜まで働くことが多々あります。

また、優秀な方や気難しい方達と折衝しなくてはならないため相当な能力が必要です。

手始めに経営コンサルティングとは、何をしているのでしょうか。

私はクライアント先の業務内容についてのプロセスや構成について既存の形式にとらわれずにアドバイスしていくことであると解釈しています。

実務において経営コンサルタントはクライアント先に対して客観的かつ独立した立場から経営上の問題解決をします。

だだし、経営コンサルタントは経営管理のプロフェッショナルでありますが、
クライアント以上の知識と経験はありません。

しかし、クライアント以上の知識がないけれども他業界のコンサルティングをした実績と経験でその知識を補っています。

経営コンサルタントのブログへようこそ。

ご覧の皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

実務に纏わる出来事を中心にアップしていきます。乞うご期待 !