表題の意味は『実際持っていないものは出しようがない。
してやりたいと思っても、力がなくてどうにも ならない。』ということ。

実務上でもやっと事がない上に処理できるスキルがないものはどうしようもない。

そういう時は『餅は餅屋』だと考えればいい。

知り合いの中で最適な人がいるなら思い切って譲るのも正しい意思決定となります。

『好きこそものの上手なれ』という言葉がありますが、
最近そのとおりだなとつくづく思います。

私の場合は実際に得意なこと・好きなこと・関心があること以外
あまり長く続きません。

一方、好きなことはとことん熱中できる上に長続きします。

他方で時間は有限であることを前提に考えると、
芽が出そうにないことや嫌いなことは避けるべきだと感じます。

全てそうはいかないことが多いですが、
できるだけ上記の事を意識して日々を過ごしています。

大手コンサルティング会社出身の営業コンサルタントの方と打ち合わせをしました。

お互いの体験記について議論していると、
『やっぱ理屈じゃないんだよね』という答えにたどり着きました。

それは仕事も出会いも『巡り合わせと』とか『偶然』がつきものなんだということ。

でも大抵何でもかんでも理由を付けたがる。

そもそも全てにおいて効果測定したり、因果関係を調べたりするのはナンセンスなんだと。

自らを信じて進んでいけば自然と上記のようなことに助けられるのかもしれません。

文章を書くのはとても難しい。

そのとき『自分は文が下手だからなぁ』
と自省したりするものです。

でも、大事なのは『伝えること』とすれば
『箇条書きに直せば言いたいことはなんとか相手に伝わるだろう』
と工夫次第なんじゃないかと思ったりします。

確かに本の著者になりたいのなら国語を一からやり直せばいいのでしょうが、
はっきり言ってそんな時間はありません。

下手くそでも下手くそなりに『伝える努力』をするのみです。

初めに就職したコンサルティング会社では、
いつも社長が『仕事はいつも前倒し処理しろ！』
と指導されていました。

当時は『朝から晩まで仕事詰めでそんなの絶対無理だわ』と思っていましたが、
そこそこ仕事に慣れてくるとその重要性に気づかされる場面が多いのです。

当たり前ですが仕事がいつトラブルかわからないし、
新規案件が急に入ってくることがしばしばあります。

そうした時にこの『前倒し処理』が効いてくるんです。

例えば仕事帰りに明日の予定を確認し持っていくものを用意できるかどうか。

また休日でも詰められるところまで詰めておくクセや業務の着地点、
契約に至っては落としどころの目星をつけておく等々やれることはたくさんあります。

そういったことができるからこそ平日に余裕をもって仕事に望めます。

だから急にトラブルや急な案件にも対応できるのです。

デキル人はこれに似たことをどの会社でもやっているはず...。