春のほの苦味、菜の花やカラシ菜を味わおう
春は緑萌えいずる季節。
特に菜の花は、春を代表する風景と味を与えてくれます。
嵐山から松尾を桂川沿いに下ると、緑と黄色の春景色。
「菜の花や 月は東に 日は西に」などという俳句を思い出しつつ、西洋カラシ菜の群生した川原に下りて、
常温のギネスの黒生を噛むように飲みながら、ほろ苦い味わいを楽しんでおりまする。^^
菜の花や西洋カラシ菜、花ニラなど花菜類は、
良質のタンパク質、多種のビタミン、ミネラル類に富み、かつ有効な機能成分・アルカロイドを含みます。
春は、生活環境が変化したり、新しいことの始まる季節です。
肝の気が昂じて、精神的なストレス、イライラが募る時でもあります。
アルカリ度の高い花菜は、そんなときに打ってつけの野菜です。
菜の花は、カルシウムと共にビタミンB群をも供給し、精神を安定化させてくれる効能があります。
また、春は「春眠曉を覚えず」と、とかく眠い季節でもあります。
ビタミンB群は体内で糖(炭水化物)を燃やしエネルギーに変え、アミノ酸の代謝をも促進します。
その結果、体に活力が湧き、眠気がフッ飛ぶのですよ。
春には、ほろ苦い菜の花を食べ、新生活に、元気と活気をもってスタートして欲しいものです。
また、陰陽五行の定理からも、春は目を病みやすい季節でもあります。
菜の花に多く含まれるビタミンAは、目と肌、粘膜のビタミンといわれるように、
人間の体を構成する細胞、特に上皮細胞と深いかかわりを持っています。
上皮細胞に潤いを与えたり、粘液の分泌を促す役割をするのが、ビタミンAです。
他にも、細菌などに対する抵抗力をつけたり、視覚作用に重要な働きをしています。
菜の花には、ビタミンCも豊富に含まれています。
ビタミンCは、美しい肌を保つには欠かせぬビタミンですが、
風邪の予防をしたり、コレステロールを下げたり、ストレスを取り除いてくれたりします。
また、菜の花にはカリウムも含まれており、カリウムは心臓機能や筋肉機能を調節したり、
細胞内の浸透圧が一定に保たれるように調節したり、ナトリウムを排泄して、
血圧を下げたりする働きがあります。
俗に言う「花粉健康法」としては、便秘、ストレス解消、精力増強、疲労回復等に効果があります。
実際、ギネス片手に川原の土手に座っていると、蜜蜂や花虻が、せっせと花を駆け巡り、
蜜と花粉を集めています。
蜂蜜やローヤルゼリーとして製品を摂るのもよろしいが、春のこの時期には、
菜の花を和え物にして、直接取りたいものですね。
そうすると、冬の間、半分眠っていた細胞が生き返り、花に含まれる花成ホルモンが、
性細胞の分裂を促進するのです。むふっ。
花の精とも言える花成ホルモンは、春を私達に贈ってくれる。
よぉし、花菜をいっぱい食べて、春の情と力を宿らせて、心新たに、挑むとしよう。(何にだ?)
川原の西洋カラシ菜なら、タダだもんね。(笑)
この花の種から作るのが、マスタード。
菜の花よりも、ピリッとして、野趣もありますよ。^^
菜の花の調理は、簡単ですね。^^
菜の花はほうれん草のようにアクがないから、水にさらさなくてよいのです。
色が悪くならないようにさっとゆでて、ざるに広げてあげ、蒸気をとばせば、それでよし。
歯ごたえあるよう、少々固めが、美味ですよ。^^v
春のほの苦味、菜の花やカラシ菜を味わおう。
菜の花のカニ・サラダはいかが?
ざるの菜の花を手でしぼり、残った水分を十分に取ってボウルに入れ、塩ひとつまみ、
オリーブ油、昆布ぽん酢、ほぐしたカニの身、おろしショウガを加えて和えてやります。
カニで身体を冷やさぬよう、また臭みを消すべく、ショウガを少量(菜の花の香りが負けないように)
入れるのが、気配りです。^^
菜の花とエビのわさびソース・スプリング・ロールもいかが?
ワサビソースの配合:
わさび・小さじ1
オリーブオイル・大さじ1/2 (ごま油でも風味豊か)
しょうゆ・大さじ1
レモン汁・1/4個分(酢でもかまいません)
作り方
1. 菜の花は、水につけて、しゃきっとさせておき、サッと湯通しして、よく水気をふいて3等分に。
生春巻きは、大きいものは、はさみで2等分しておきます。
2. エビは、背わたをとって、縦に割り、塩、酒、片栗粉をまぶしておき、ゆがいておきます。
3. わさびソースをつくり、熱湯に生春巻きを通して、エビ、菜の花をまいて食べます。
白髪ネギや貝割れダイコンを一緒に巻くのも良いもんです。
辛味の苦手な方は、中華材料のコーナーに売ってるテンメンジャンをお酒で溶いて、ソースにしても美味ですよ。
エビやカニが面倒なら、シンプルに行きましょう。
菜の花のカラシ和えはいかが?
1. サッと湯通しした菜の花を、水気をよく搾ってから3cmくらいの長さに切ります。
2. ボールに菜の花と下味のしょうゆを入れて混ぜ合わせ、軽く搾ります。
(これ、醤油絞りという技法。
ホウレンソウなどもこうしとくと、醤油が沁みて、
茎の水分を追い出し、シャキッとした歯ごたえのおひたしになりますよ。)
3. 練りからしとめんつゆをよく混ぜ合わせ、菜の花を加えて混ぜ合わせます。
練りからしは小さじ1〜2 めんつゆ(市販の3倍濃縮タイプ)は大さじ2 が良い塩梅です。
めんつゆが無い時は、しょうゆ大1・だし汁大1・砂糖少々を入れると良いです。
白のすりゴマをふりかけるもよし、刻み花カツオをかけるも、よしです。
寂しさや人生の苦味は、ちょと工夫して、美味に味わいたいものですね。
特に菜の花は、春を代表する風景と味を与えてくれます。
嵐山から松尾を桂川沿いに下ると、緑と黄色の春景色。
「菜の花や 月は東に 日は西に」などという俳句を思い出しつつ、西洋カラシ菜の群生した川原に下りて、
常温のギネスの黒生を噛むように飲みながら、ほろ苦い味わいを楽しんでおりまする。^^
菜の花や西洋カラシ菜、花ニラなど花菜類は、
良質のタンパク質、多種のビタミン、ミネラル類に富み、かつ有効な機能成分・アルカロイドを含みます。
春は、生活環境が変化したり、新しいことの始まる季節です。
肝の気が昂じて、精神的なストレス、イライラが募る時でもあります。
アルカリ度の高い花菜は、そんなときに打ってつけの野菜です。
菜の花は、カルシウムと共にビタミンB群をも供給し、精神を安定化させてくれる効能があります。
また、春は「春眠曉を覚えず」と、とかく眠い季節でもあります。
ビタミンB群は体内で糖(炭水化物)を燃やしエネルギーに変え、アミノ酸の代謝をも促進します。
その結果、体に活力が湧き、眠気がフッ飛ぶのですよ。
春には、ほろ苦い菜の花を食べ、新生活に、元気と活気をもってスタートして欲しいものです。
また、陰陽五行の定理からも、春は目を病みやすい季節でもあります。
菜の花に多く含まれるビタミンAは、目と肌、粘膜のビタミンといわれるように、
人間の体を構成する細胞、特に上皮細胞と深いかかわりを持っています。
上皮細胞に潤いを与えたり、粘液の分泌を促す役割をするのが、ビタミンAです。
他にも、細菌などに対する抵抗力をつけたり、視覚作用に重要な働きをしています。
菜の花には、ビタミンCも豊富に含まれています。
ビタミンCは、美しい肌を保つには欠かせぬビタミンですが、
風邪の予防をしたり、コレステロールを下げたり、ストレスを取り除いてくれたりします。
また、菜の花にはカリウムも含まれており、カリウムは心臓機能や筋肉機能を調節したり、
細胞内の浸透圧が一定に保たれるように調節したり、ナトリウムを排泄して、
血圧を下げたりする働きがあります。
俗に言う「花粉健康法」としては、便秘、ストレス解消、精力増強、疲労回復等に効果があります。
実際、ギネス片手に川原の土手に座っていると、蜜蜂や花虻が、せっせと花を駆け巡り、
蜜と花粉を集めています。
蜂蜜やローヤルゼリーとして製品を摂るのもよろしいが、春のこの時期には、
菜の花を和え物にして、直接取りたいものですね。
そうすると、冬の間、半分眠っていた細胞が生き返り、花に含まれる花成ホルモンが、
性細胞の分裂を促進するのです。むふっ。
花の精とも言える花成ホルモンは、春を私達に贈ってくれる。
よぉし、花菜をいっぱい食べて、春の情と力を宿らせて、心新たに、挑むとしよう。(何にだ?)
川原の西洋カラシ菜なら、タダだもんね。(笑)
この花の種から作るのが、マスタード。
菜の花よりも、ピリッとして、野趣もありますよ。^^
菜の花の調理は、簡単ですね。^^
菜の花はほうれん草のようにアクがないから、水にさらさなくてよいのです。
色が悪くならないようにさっとゆでて、ざるに広げてあげ、蒸気をとばせば、それでよし。
歯ごたえあるよう、少々固めが、美味ですよ。^^v
春のほの苦味、菜の花やカラシ菜を味わおう。
菜の花のカニ・サラダはいかが?
ざるの菜の花を手でしぼり、残った水分を十分に取ってボウルに入れ、塩ひとつまみ、
オリーブ油、昆布ぽん酢、ほぐしたカニの身、おろしショウガを加えて和えてやります。
カニで身体を冷やさぬよう、また臭みを消すべく、ショウガを少量(菜の花の香りが負けないように)
入れるのが、気配りです。^^
菜の花とエビのわさびソース・スプリング・ロールもいかが?
ワサビソースの配合:
わさび・小さじ1
オリーブオイル・大さじ1/2 (ごま油でも風味豊か)
しょうゆ・大さじ1
レモン汁・1/4個分(酢でもかまいません)
作り方
1. 菜の花は、水につけて、しゃきっとさせておき、サッと湯通しして、よく水気をふいて3等分に。
生春巻きは、大きいものは、はさみで2等分しておきます。
2. エビは、背わたをとって、縦に割り、塩、酒、片栗粉をまぶしておき、ゆがいておきます。
3. わさびソースをつくり、熱湯に生春巻きを通して、エビ、菜の花をまいて食べます。
白髪ネギや貝割れダイコンを一緒に巻くのも良いもんです。
辛味の苦手な方は、中華材料のコーナーに売ってるテンメンジャンをお酒で溶いて、ソースにしても美味ですよ。
エビやカニが面倒なら、シンプルに行きましょう。
菜の花のカラシ和えはいかが?
1. サッと湯通しした菜の花を、水気をよく搾ってから3cmくらいの長さに切ります。
2. ボールに菜の花と下味のしょうゆを入れて混ぜ合わせ、軽く搾ります。
(これ、醤油絞りという技法。
ホウレンソウなどもこうしとくと、醤油が沁みて、
茎の水分を追い出し、シャキッとした歯ごたえのおひたしになりますよ。)
3. 練りからしとめんつゆをよく混ぜ合わせ、菜の花を加えて混ぜ合わせます。
練りからしは小さじ1〜2 めんつゆ(市販の3倍濃縮タイプ)は大さじ2 が良い塩梅です。
めんつゆが無い時は、しょうゆ大1・だし汁大1・砂糖少々を入れると良いです。
白のすりゴマをふりかけるもよし、刻み花カツオをかけるも、よしです。
寂しさや人生の苦味は、ちょと工夫して、美味に味わいたいものですね。
Category: General
Posted by: kinokagaku