1月6日の小寒が寒の入りで、寒中=寒の内に入りました。
暦の上では冬の寒さが一番厳しい時期ですね。ブルブル。^^;
元旦から三が日の京都では、観測史上3位という22cmの積雪でしたよ。

2月4日の立春前日までが寒の内ですが、1月20日が大寒。
寒さが最も厳しくなるころで、「暦便覧」には「冷ゆることの至りて甚だしきと
きなれば也」と記載されています。
実際は、1月26日あたりから2月4日あたりまでが最も寒いですよね。

大寒は、寒の中日で、一年で最も寒い時期ですが、武道ではこのころ寒稽古が行
われます。
古来、寒中に身体を鍛えると、丈夫な身体になると伝えられて来ましたからね。
年よりの冷や水要注意で(自爆)水行はともかくも、ストレッチやスワイショウ
気功、乾布摩擦などをするのも、春の病気や症状の予防になりますよ。

大寒の朝の水は1年間腐らないとされていて、容器などにいれ納戸に保管する家
庭も多かったとか。
そういえば、祖母の伝で家の味噌づくりを仕込むのは大寒でしたよ。

「小寒の雪、大寒に解く」ということわざがありますが、寒さの最も厳しいはず
の大寒が、小寒よりも暖かなことを指し、物事が必ずしも順序どおりにゆかない
ことの喩えです。

普通はこれから益々、寒さが募って行くことでしょう。
それでも必ず、春は巡って来ます。
思う通りに行かない物事も、時の流れとともに成るべくして成るのですから。

例えば今、愛するモノが亡くなって、日毎寒さと寂しさが募っても^^;
いつか、笑える日も来るさあ。(自爆)
過去の追憶に埋没せず、明日を目指して精進しましょう。

運気、心気を変えるのに、縁起や風習の活用も効果的かと思います。
17日は土用の入りで、節分の2月3日までが冬土用の期間になります。
土用の丑の日には、夏の土用だけでなく冬の土用(寒の土用)にも古来、風習があ
りました。

それは丑紅(寒紅)といって、冬の土用(寒の土用)の丑の日に口紅を買うという風
習です。
寒い時季に造られた紅は品質が良く、唇の荒れを防ぐ効果があるとされ、口の中の虫を殺したり子供の病気に効くという俗信もあったようです。
また、赤(紅)は魔除けの色でもあるので、冬の土用の丑の日の丑紅(寒紅)は、冬
至(陰)の南瓜(陽)と同様、陰に陽をとりこむ、邪気を祓うという意味があったの
でしょう。
ちなみに今年は1月25日が丑の日ですので、女性並びに奥様恋人にプレゼント
したい男性諸氏は、実行されては如何でしょう?

また、五行では冬は水気の黒(玄)に当たるため、冬の土用の丑の日には、水の中
に居る体の黒いウナギは最適な食材ですよ。
夏の鰻よりも、実は脂が乗ってますし、お試しください。

夏の土用の丑の日には、「う」のつく食べ物または黒いものが縁起物で、現代で
はウナギが有名ですが、うどん、梅干し、瓜なども食べられていたようです。
その伝で言えば、正しくは冬の土用は未の日に、「ひ」のつく食べ物または赤い
物が縁起ものです。

「ひ」のつく赤い食べ物なら、一石二鳥。(笑)
ひ・・・ひき肉のケチャップ炒め?羊肉の赤ワイン煮込み?日の菜の漬物?
工夫して、やってみましょう。^^v