がんに対抗する糖質制限食 ケトン体について
これまでの医学研究によって、がん細胞は、「糖(ブドウ糖)」をエサにして成長していることが分かりました。
「糖」は甘いものにはもちろん、米、パン、麺類などの炭水化物や果物にたくさん含まれています。
だから、いわゆるでんぷんの主食を食べていると、がんはますますエサを食って大きく成長してしまいます。
糖質制限食は、がんを成長させないために、甘いもの、米、パン、麺類などの炭水化物や果物を食べないようにします。
でんぷん、砂糖、三温糖、黒糖、ショ糖、果糖、乳糖、ハチミツなどはみな、身体の中でブドウ糖に変わって吸収されます。
その代わりに、青野菜と、肉・魚・卵などのタンパク質と、動物性油脂、植物性油脂などの脂質をしっかりと食べるのです。
タンパク質と脂質は、丈夫な身体を作るために欠かせない栄養素ですから、カロリー不足で抵抗力や体力が衰えないよう、しっかり食べることが大事で、緑の葉っぱで補助栄養素と食物繊維を摂ることも大切です。
炭水化物(結果として糖質)を全く食べなくても、人間の身体は正常に働くのです。
いわゆる主食たる炭水化物である、米や小麦、麺類などを食べると、血糖値が上って身体に負担がかかり、食べ過ぎると肥満や糖尿病の原因となります。
「糖質」を食べたとき、私たちの身体は「糖質」から消化吸収されるブドウ糖を使って活動するのですが、「糖質」がない食事だと、ブドウ糖の代わりに「脂肪酸」を分解した「ケトン体」を燃料として活動します。
「ケトン体」とは多くの人にとっては聞きなれない名前かもしれませんが、身体の中で大切な役目を果たしている物質です。
「ケトン体」は肝臓で作られ、全身や脳に運ばれて、栄養になります。
「ケトン体」は健康な細胞の栄養になるだけでなく、実は、がん細胞から身体を守る働きがあることが海外の研究で証明されました。
糖質を摂らない食事を続けていると、ケトンがたくさん作られて、がんが増えにくい体内環境が整います。
がん細胞は、ケトン体が苦手で、ケトン体が多い体内では、増殖し難いのです。
がんに立ち向かうためには、高雄病院ではケトン体血中濃度を、1000~3000μM/mlを目標値にしているそうです。
私たちの全身の健康な細胞は、4種類の物質を使って、生命活動をしています。
ブドウ糖以外の物質とは、アミノ酸(タンパク質のもと)、脂肪酸(食べ物や体脂肪に蓄えた脂肪から得る)、ケトン体(脂肪酸から作られる)ですが、がん細胞は、ブドウ糖しか使うことができないのです。
つまり、炭水化物、結果として糖質、つまるところブドウ糖こそが、がん細胞の唯一のエサなのです
しかもがん細胞は、正常細胞の、数十倍や百倍以上、食いよるし。w
ゆえに、がんに対抗する糖質制限食では、
○糖質を摂らない。(糖質を摂ると、体内でケトン体を作る邪魔をしてしまいます。)
○脂質(動物性・植物性油脂、MCTオイル)をたっぷり摂る。(ケトン体の材料になります。)
この2点が、ケトン体をたくさん作るためのポイントとなります。
動物性油脂とか、肉の摂り過ぎは、健康に良くないイメージがありますね?
しかし、それは、同時にデンプンや糖質を摂るからなのです。
ここでも、あくまで開くの元凶は、「糖質」あることを知らねばなりません。
糖質を摂らない食事をしていれば、脂質は「糖質」の代わりとして「ケトン体」の材料として消費され、血中の中性脂肪も減り、コレステロール値も理想的な値になります。
これは、事実です!
がんや、糖尿病などの現代人の生活習慣病に悩める諸氏諸君は、私や江部先生兄弟同様、先土器・縄文時代の食生活に見習って、「糖質制限食」始めませんか?
がんや糖尿病に立ち向かう身体作りのために、守るべきことは、次の七箇条です。
1.糖質がたくさん含まれる食品(米、パン、パスタ、麺類、スナック類、甘いものなど)は食べないように。
でんぷんを多く含む植物(芋類、とうもろこし、れんこん、えんどう豆、そら豆、カボチャなど)も控えましょう。
ダイエット食といわれていますが、玄米・シリアルなども糖質が多い食品ですから、避けましょう。
2.意外なものに糖質が含まれていることがあるので、よく表示を見て注意しましょう。
市販のソース、ドレッシング、焼肉のたれなどは、たっぷり糖質があり要注意。
ジュースのみならずスポーツ飲料、各種アメ、ガムにも糖質が含まれるので×です。
牛乳にも乳糖が含まれているので避けましょう。
ヨーグルトも表示を見て、摂り過ぎ、料理への用いすぎに注意しましょう。
ハム・ソーセージなどは、材料に砂糖、ブドウ糖などを含まないものを選びましょう。
かまぼこ、ちくわ、はんぺんなどの練り物は炭水化物を使っていますので避けましょう。
3.果物には、多量の炭水化物・糖質が含まれるので、避けましょう。
食べる場合は、ごく少量に。
※康二先生の「糖質制限食」では、一日の食事に含まれるでんぷん・糖質の総量は、20g以内です。
(洋一郎先生は、1回5g以下やけんね!という。。^^;)
4.野菜は、葉っぱものを中心に食べましょう。
グリーンピース、ニンジン、カボチャなどは、糖質が多いので避けましょう。
キャベツ、タマネギは糖質を含むので、摂り過ぎに注意しましょう。
キノコ類や海藻類は○ですが、佃煮にしてあるのは×です。
5.魚は、積極的に食べましょう。
魚には、身体に良い良質な油脂が含まれています。
6.オリーブオイルは、エキストラ・バージンと記載されているものを選びましょう。
エゴマオイル、MCTオイル、亜麻仁オイルは食べると良いものです。
ごま油、キャノーラ油は摂り過ぎず、大豆油、紅花オイルは控えめにしましょう。
バター、牛脂(特に黒毛和牛)は○、ラードは上質のものを選びましょう。
マーガリンは絶対×です。
7.おつまみや間食は、クルミ、マカデミア・ナッツ、カボチャの種、松の実、切り昆布、スルメなどを食べましょう。
アーモンド、ピスタチオ・ナッツ、カシューナッツ、ピーナツ、ギンナンなどは摂り過ぎに注意しましょう。
食事習慣改変から3週間で、血液と尿のいわゆる糖尿病数値は正常値になりました。(2012年4月27日検査)
食材は減りましたが、新しい種類の食材もあり、また料理のレシピが変化して、新しい食の世界が開けています。^^
気の科学体験講座の後の懇親会で、縄文の宴?を楽しみましょう。
血糖値が上らないので、私は蒸留酒をいただきますが、皆さんはお好みでどうぞ、どーぞ。(笑)
「糖」は甘いものにはもちろん、米、パン、麺類などの炭水化物や果物にたくさん含まれています。
だから、いわゆるでんぷんの主食を食べていると、がんはますますエサを食って大きく成長してしまいます。
糖質制限食は、がんを成長させないために、甘いもの、米、パン、麺類などの炭水化物や果物を食べないようにします。
でんぷん、砂糖、三温糖、黒糖、ショ糖、果糖、乳糖、ハチミツなどはみな、身体の中でブドウ糖に変わって吸収されます。
その代わりに、青野菜と、肉・魚・卵などのタンパク質と、動物性油脂、植物性油脂などの脂質をしっかりと食べるのです。
タンパク質と脂質は、丈夫な身体を作るために欠かせない栄養素ですから、カロリー不足で抵抗力や体力が衰えないよう、しっかり食べることが大事で、緑の葉っぱで補助栄養素と食物繊維を摂ることも大切です。
炭水化物(結果として糖質)を全く食べなくても、人間の身体は正常に働くのです。
いわゆる主食たる炭水化物である、米や小麦、麺類などを食べると、血糖値が上って身体に負担がかかり、食べ過ぎると肥満や糖尿病の原因となります。
「糖質」を食べたとき、私たちの身体は「糖質」から消化吸収されるブドウ糖を使って活動するのですが、「糖質」がない食事だと、ブドウ糖の代わりに「脂肪酸」を分解した「ケトン体」を燃料として活動します。
「ケトン体」とは多くの人にとっては聞きなれない名前かもしれませんが、身体の中で大切な役目を果たしている物質です。
「ケトン体」は肝臓で作られ、全身や脳に運ばれて、栄養になります。
「ケトン体」は健康な細胞の栄養になるだけでなく、実は、がん細胞から身体を守る働きがあることが海外の研究で証明されました。
糖質を摂らない食事を続けていると、ケトンがたくさん作られて、がんが増えにくい体内環境が整います。
がん細胞は、ケトン体が苦手で、ケトン体が多い体内では、増殖し難いのです。
がんに立ち向かうためには、高雄病院ではケトン体血中濃度を、1000~3000μM/mlを目標値にしているそうです。
私たちの全身の健康な細胞は、4種類の物質を使って、生命活動をしています。
ブドウ糖以外の物質とは、アミノ酸(タンパク質のもと)、脂肪酸(食べ物や体脂肪に蓄えた脂肪から得る)、ケトン体(脂肪酸から作られる)ですが、がん細胞は、ブドウ糖しか使うことができないのです。
つまり、炭水化物、結果として糖質、つまるところブドウ糖こそが、がん細胞の唯一のエサなのです
しかもがん細胞は、正常細胞の、数十倍や百倍以上、食いよるし。w
ゆえに、がんに対抗する糖質制限食では、
○糖質を摂らない。(糖質を摂ると、体内でケトン体を作る邪魔をしてしまいます。)
○脂質(動物性・植物性油脂、MCTオイル)をたっぷり摂る。(ケトン体の材料になります。)
この2点が、ケトン体をたくさん作るためのポイントとなります。
動物性油脂とか、肉の摂り過ぎは、健康に良くないイメージがありますね?
しかし、それは、同時にデンプンや糖質を摂るからなのです。
ここでも、あくまで開くの元凶は、「糖質」あることを知らねばなりません。
糖質を摂らない食事をしていれば、脂質は「糖質」の代わりとして「ケトン体」の材料として消費され、血中の中性脂肪も減り、コレステロール値も理想的な値になります。
これは、事実です!
がんや、糖尿病などの現代人の生活習慣病に悩める諸氏諸君は、私や江部先生兄弟同様、先土器・縄文時代の食生活に見習って、「糖質制限食」始めませんか?
がんや糖尿病に立ち向かう身体作りのために、守るべきことは、次の七箇条です。
1.糖質がたくさん含まれる食品(米、パン、パスタ、麺類、スナック類、甘いものなど)は食べないように。
でんぷんを多く含む植物(芋類、とうもろこし、れんこん、えんどう豆、そら豆、カボチャなど)も控えましょう。
ダイエット食といわれていますが、玄米・シリアルなども糖質が多い食品ですから、避けましょう。
2.意外なものに糖質が含まれていることがあるので、よく表示を見て注意しましょう。
市販のソース、ドレッシング、焼肉のたれなどは、たっぷり糖質があり要注意。
ジュースのみならずスポーツ飲料、各種アメ、ガムにも糖質が含まれるので×です。
牛乳にも乳糖が含まれているので避けましょう。
ヨーグルトも表示を見て、摂り過ぎ、料理への用いすぎに注意しましょう。
ハム・ソーセージなどは、材料に砂糖、ブドウ糖などを含まないものを選びましょう。
かまぼこ、ちくわ、はんぺんなどの練り物は炭水化物を使っていますので避けましょう。
3.果物には、多量の炭水化物・糖質が含まれるので、避けましょう。
食べる場合は、ごく少量に。
※康二先生の「糖質制限食」では、一日の食事に含まれるでんぷん・糖質の総量は、20g以内です。
(洋一郎先生は、1回5g以下やけんね!という。。^^;)
4.野菜は、葉っぱものを中心に食べましょう。
グリーンピース、ニンジン、カボチャなどは、糖質が多いので避けましょう。
キャベツ、タマネギは糖質を含むので、摂り過ぎに注意しましょう。
キノコ類や海藻類は○ですが、佃煮にしてあるのは×です。
5.魚は、積極的に食べましょう。
魚には、身体に良い良質な油脂が含まれています。
6.オリーブオイルは、エキストラ・バージンと記載されているものを選びましょう。
エゴマオイル、MCTオイル、亜麻仁オイルは食べると良いものです。
ごま油、キャノーラ油は摂り過ぎず、大豆油、紅花オイルは控えめにしましょう。
バター、牛脂(特に黒毛和牛)は○、ラードは上質のものを選びましょう。
マーガリンは絶対×です。
7.おつまみや間食は、クルミ、マカデミア・ナッツ、カボチャの種、松の実、切り昆布、スルメなどを食べましょう。
アーモンド、ピスタチオ・ナッツ、カシューナッツ、ピーナツ、ギンナンなどは摂り過ぎに注意しましょう。
食事習慣改変から3週間で、血液と尿のいわゆる糖尿病数値は正常値になりました。(2012年4月27日検査)
食材は減りましたが、新しい種類の食材もあり、また料理のレシピが変化して、新しい食の世界が開けています。^^
気の科学体験講座の後の懇親会で、縄文の宴?を楽しみましょう。
血糖値が上らないので、私は蒸留酒をいただきますが、皆さんはお好みでどうぞ、どーぞ。(笑)
Category: General
Posted by: kinokagaku