3月に入ると春めく陽気が高まって来ますが、花粉症や鼻炎の症状が出だし、タタリだす今日
この頃です。(笑)
私の場合は、春病秋治を目指し、秋に一月ほどグァバ茶を続け、2月半ば過ぎからぼちぼちと
再開したところ、今のところ症状は出てません。

症状が酷くなったら、小青竜湯などで鼻炎を鎮めることですが、水分補給を兼ねて薬茶にする
のは効果的ですよ。花粉症やアレルギー性鼻炎には、3種のお茶が効果的です。

症状が出ている方は、これらのお茶が症状を緩和します。
秋に症状が酷くなる方は、秋病春治で、今からこれらのお茶を飲むことが、秋の症状を抑えます。

では、花粉症やアレルギー性鼻炎に有効な効能あるお茶をご紹介しましょう。

一つは、私の用いているグァバ茶です。
薬局に行くと、店によってはシジュウム茶とも書かれていますが、同じことです。w
東南アジアではグァバと言い、南米ではシジュウムと言うのですが、いずれも同種で効能に違い
はありません。

グァバ(シジュウム)の葉を乾燥させ、粉末から抽出したエキスには、かゆみやくしゃみの原因
となるヒスタミンを抑制する作用があり、アトピー性皮膚炎や花粉症などに良いと言われています。

有効成分としては、免疫力強化、ストレス解消、鉄の吸収促進などに効果があるビタミンC、
心臓や筋肉の機能調整を行うカリウム、健胃、整腸、二日酔い、抗酸化作用、ガン予防によい
タンニン、心臓病、高血圧予防、精神安定、抗ストレスに良いとされるマグネシウム、骨や歯を
形作り、糖質や脂肪の代謝を促進するリンなどが含まれています。

もう一つは、甜茶(てんちゃ)です。
甜茶は、漢方薬の一種であり、中国では昔から飲まれている薬草茶です。
甜茶は、文字通り、甘い味のする薬茶ですが、バラ科キイチゴ属の甜葉懸鈎子(テンヨウケン
コウシ)という種類が最も花粉症には効果的だとされています。

甜茶のポリフェノールは、炎症を鎮めるので、アレルギー性鼻炎や花粉症の予防・症状緩和に
効果があります。
その他、甜茶は熱を下げ、肺の乾きを癒し、痰を除いて咳を止めるなど、風邪の症状にも即効性
があり、副作用はありません。

最後の一つが、紫蘇茶です。
紫蘇の葉は、その名前の通り鮮やかな紫色をしており、食欲増進作用により、健康が蘇ること
から民間薬として用いられてきました。
古くは縄文時代の遺跡からも発見されていますので、日本人にはなじみの深いものですね。

赤ジソが薬用に用いられ、抗ヒスタミン成分により、花粉症やアトピー性皮膚炎といったアレルギ
ー症状を抑止・緩和する抗ヒスタミン成分が幾つも含まれています。
特に、アルファ・リノレン酸はアレルギー症状の緩和に優れた効果を発揮するもので、また、
花粉症に対して高い改善作用を持つといわれるロズマリン酸も含まれてます。
その他、豊富な鉄分で冷え性を解消、また、シソの葉は殺菌作用や防腐作用があり、食中毒
予防にも効果的です。

いずれも1日500ml程度を、朝昼晩の3回に分けて飲むと良いとされてますね。
私の場合は、5分以上は沸騰させて煎じ、冷めてから沸かさないアルカリイオン水を足して倍量
に薄めます。
沸かすと、水の溶存酸素が追い出され、水分が即座に排出されるので、身体の古い水が入れ
替わらないからです。w
それを1日の中で分散して、少しずつ飲むようにしています。

いずれのお茶も、症状の出る2週間以上前から飲み出すと大変効果的ですが、症状がひどくな
らないうちに飲むとかなり緩和されますよ。^^

一般的に花粉症というとスギ花粉・ヒノキ花粉といった春の季節(4月~5月がピーク)を連想する
人が多いかと思いますが、原因となる花粉は50種類以上はあります。
ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの雑草(8月~10月)やイネ科の花粉(6月から8月)が飛ぶ
「秋の花粉症」にも用心が必要ですね。
秋に出る症状は、秋病春治で、春の今こそ秋の症状を解決する好機になります。

3つのお茶をブレンドして、スペシャル薬茶にするのも乙なものですよ。^^v