2015年 1月の記事一覧

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15年01月06日 17時15分14秒
Posted by: kinokagaku

2015年は、2月4日から乙未(きのとひつじ)の年に入ります。
黄帝内経の気交変大論には、乙の年は金運不及とあります。
金運が不足する年は、制する木気が盛んになり、火気が広まります。
そして火の成長作用だけが気ままに振舞って、万物は繁茂し、気候は暑く乾燥します。
今年は、猛暑になりそうですね。

人は肩や背中が重い、鼻が詰まる、くしゃみが出る、血便が下るなどの病気に罹
りやすくなります。
ふむ、葛根湯を常備して、花粉症には早目に小青竜湯を用いることにしましょう。

金気が制約を受けるため、来るべき時にやってこないとあり、秋が遅れそうですね。
これに対応して、天上の金星の光が弱まり、火星の光が強くなり、白い色の穀物
は成熟することができないとあり、米価は値上がりが予想されます。^^;

金気を抑える火気が広まると、水気が報復にやって来ます。
すると突然、冷たい雨や雹(ひょう)、霜、雪などが降り、万物を損ねます。
このとき、天上の水星の光が強くなり、火星の光が弱まって、赤い色の穀物は成
熟できないとあります。
今年も雪害に注意を要しますね。

人はこのとき、寒気に襲われたのに却って陽気が上昇するため、頭の後ろが痛く
なり、それが頭頂まで広がって熱が出る症状となります。
秋から冬は、頭痛を伴う発熱やインフルエンザなどに用心しましょう。
罹ったと思ったら、麻黄湯(まおうとう)が効果的です。

また、口内炎や口のできものに罹りやすく、ひどい場合は心痛が出るとあります。

五常政大論には、水気報復の作用は、鱗のある動物は隠れ、豚が病気になるとあ
ります。
また、冬の蔵気が早くやって来るため、厳しい寒さとなるでしょう。

別の観点から観た2月4日からの1年は、三碧木星が中宮に入る年です。
三碧木星の天象は、雷雨 にわか雨 落雷 雷鳴 稲妻 地震 噴火 津波 旋風 竜巻 東風。
一白水星が暗剣殺になりますので、水害対策は大事ですね。
虚言による愛情関係の破れにも用心しましょう。w

三碧は太陽が天に昇る作用で進出をさします。
象意にある進出・顕現・繁栄・発展を目指して、新たな一年を良い年にしましょう。^^v
今年のあなたの傾向と対策を知り、良き年が開けますように。(念)

15年01月06日 17時13分47秒
Posted by: kinokagaku

1月6日の小寒が寒の入りで、寒中=寒の内に入りました。
暦の上では冬の寒さが一番厳しい時期ですね。ブルブル。^^;
元旦から三が日の京都では、観測史上3位という22cmの積雪でしたよ。

2月4日の立春前日までが寒の内ですが、1月20日が大寒。
寒さが最も厳しくなるころで、「暦便覧」には「冷ゆることの至りて甚だしきと
きなれば也」と記載されています。
実際は、1月26日あたりから2月4日あたりまでが最も寒いですよね。

大寒は、寒の中日で、一年で最も寒い時期ですが、武道ではこのころ寒稽古が行
われます。
古来、寒中に身体を鍛えると、丈夫な身体になると伝えられて来ましたからね。
年よりの冷や水要注意で(自爆)水行はともかくも、ストレッチやスワイショウ
気功、乾布摩擦などをするのも、春の病気や症状の予防になりますよ。

大寒の朝の水は1年間腐らないとされていて、容器などにいれ納戸に保管する家
庭も多かったとか。
そういえば、祖母の伝で家の味噌づくりを仕込むのは大寒でしたよ。

「小寒の雪、大寒に解く」ということわざがありますが、寒さの最も厳しいはず
の大寒が、小寒よりも暖かなことを指し、物事が必ずしも順序どおりにゆかない
ことの喩えです。

普通はこれから益々、寒さが募って行くことでしょう。
それでも必ず、春は巡って来ます。
思う通りに行かない物事も、時の流れとともに成るべくして成るのですから。

例えば今、愛するモノが亡くなって、日毎寒さと寂しさが募っても^^;
いつか、笑える日も来るさあ。(自爆)
過去の追憶に埋没せず、明日を目指して精進しましょう。

運気、心気を変えるのに、縁起や風習の活用も効果的かと思います。
17日は土用の入りで、節分の2月3日までが冬土用の期間になります。
土用の丑の日には、夏の土用だけでなく冬の土用(寒の土用)にも古来、風習があ
りました。

それは丑紅(寒紅)といって、冬の土用(寒の土用)の丑の日に口紅を買うという風
習です。
寒い時季に造られた紅は品質が良く、唇の荒れを防ぐ効果があるとされ、口の中の虫を殺したり子供の病気に効くという俗信もあったようです。
また、赤(紅)は魔除けの色でもあるので、冬の土用の丑の日の丑紅(寒紅)は、冬
至(陰)の南瓜(陽)と同様、陰に陽をとりこむ、邪気を祓うという意味があったの
でしょう。
ちなみに今年は1月25日が丑の日ですので、女性並びに奥様恋人にプレゼント
したい男性諸氏は、実行されては如何でしょう?

また、五行では冬は水気の黒(玄)に当たるため、冬の土用の丑の日には、水の中
に居る体の黒いウナギは最適な食材ですよ。
夏の鰻よりも、実は脂が乗ってますし、お試しください。

夏の土用の丑の日には、「う」のつく食べ物または黒いものが縁起物で、現代で
はウナギが有名ですが、うどん、梅干し、瓜なども食べられていたようです。
その伝で言えば、正しくは冬の土用は未の日に、「ひ」のつく食べ物または赤い
物が縁起ものです。

「ひ」のつく赤い食べ物なら、一石二鳥。(笑)
ひ・・・ひき肉のケチャップ炒め?羊肉の赤ワイン煮込み?日の菜の漬物?
工夫して、やってみましょう。^^v

 

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