2012年 6月の記事一覧
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12年06月30日 09時12分58秒
Posted by: kinokagaku
6月30日の「夏越祓(なごしのはらえ)」を終えると、七月は文月、七夕月ですね。
「夏越祓」は「水無月の祓い」とも呼ばれ、1年のちょうど折り返しにあたるこの日に、
半年間の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する日本神道の神事です。
「夏越祓」は古くから寺社で行われており、この日、神社の鳥居の下や境内には
茅(チガヤ)で作られた大きな輪が用意されます。
参拝者が「水無月の夏越の祓いする人は、千歳(ちとせ)の命(いのち)延ぶというなり」
などと唱えながらくぐれば、夏の疫病や災厄から免れるといわれています。
また、神社から配られた紙の人形(ひとがた)に姓名・年齢を書き、それで身体を撫でてから神社に納めたり、川に流すと、罪・穢れが祓われると伝えられています。
利き目は知らず^^;、一年を折り返すに当たって、このような神事や行事を通じて、
健康に気遣い、季節を味わい、気候に対応することは、有意義ですね。^^
翌日、7月1日は、雑節の半夏生(はんげしょう)。
二十四節気ではありませんが、天文学的に、太陽が春分点より東に100度離れた時から始まり、その後5日間、すなわち二十四節気の「小暑(しょうしょ)」の前日までをいいます。
この頃は、陰毒が生じるとか、毒気が降って井戸水に混じるとか言われますが、この頃生える、烏柄杓(カラスビシャク)別名、三葉白草(かたしろぐさ)、漢方名は半夏(はんげ)に毒があるからだとされています。
葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」とする説があるのですが、
サポニンを多量に含んでいるため、痰きりやコレステロールの吸収抑制効果があるものの、
乾燥させず生の状態では、シュウ酸カルシウムを含んでおり、食用は不可能ですよ。^^;
半夏を用いた漢方薬に、「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」がありますが、不安が嵩じたり、気分が塞がり、咽喉や食道が詰まるような感じがして、不眠症や声が出にくい、胃の不調など、大変有効なもので、副作用のある向精神薬や睡眠薬などより依存性なく、よほど安全なものです。
この半年を省みて、薬毒に染まっていないか、陰にこもって内側で諸毒が溜まってないかと振り返り,身にも心にも、毒を溜めないようにしましょう。^^
「小暑(しょうしょ)」は、今年はぴたりと7月7日。
「大暑(たいしょ)」は、7月22日となります。
「小暑」には、温風至り蟋蟀(しっしゅう)壁に居り鷹始めて撃つ云々とあり、いよいよ夏も盛りに近く、蒸し暑い風が吹いて、コオロギが壁に鳴き、鷹が他の鳥達を攻撃し始める候です。
「大暑」は、暑気はなはだだしく、古書には「腐った草が暑さに蒸れて蛍となり(んなアホな!^^;)土は潤い湿って、時々にわかに大雨が降る」とあります。
遊行に出かけても、激しい雷雨にゲリラ豪雨など、雨風の神の怒りに触れぬようにしましょう。〔笑)
今年の6月は、雨もよく降ったし、月末も朝なお涼しいことでしたが、これから暑気は増して行きます。
日本の夏、節電の夏。(ワラ)いつまでエアコンなしでいけるかな?^^;
外回りの方は特に、水分補給を意識して、熱中症だけでなく、水分不足による代謝異常や血の濁りから夏の体調不良に陥らぬよう、ご用心くださいね。
京都の夏、日本の三大祭の一つに挙げられる祇園祭は、毎年7月1日から31日までの1カ月間、京都市内の中心部や八坂神社(東山区)で行われ、街にはコンコンチキチン、コンチキチン♪と、朝から晩まで、繁華街には、祇園囃子が流れています。
クライマックスとなる山鉾巡行と神幸祭(いずれも17日)をはじめ、多彩な祭事が繰り広げられるますが、16日の宵山、15日の宵々山などに、山鉾見物に浴衣がけでそぞろ歩きの夜行をするのも風情があります。
尤も、もう若くもない私としては、蒸し暑い人ごみの中を、ぞろぞろ歩くのは願い下げ。^^;
風鈴の音と、揺らすロック・グラスの氷の音を楽しみつつ、夜毎夏の夜を祭りの気分で晩酌するのだ。(笑)
「夏越祓」は「水無月の祓い」とも呼ばれ、1年のちょうど折り返しにあたるこの日に、
半年間の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する日本神道の神事です。
「夏越祓」は古くから寺社で行われており、この日、神社の鳥居の下や境内には
茅(チガヤ)で作られた大きな輪が用意されます。
参拝者が「水無月の夏越の祓いする人は、千歳(ちとせ)の命(いのち)延ぶというなり」
などと唱えながらくぐれば、夏の疫病や災厄から免れるといわれています。
また、神社から配られた紙の人形(ひとがた)に姓名・年齢を書き、それで身体を撫でてから神社に納めたり、川に流すと、罪・穢れが祓われると伝えられています。
利き目は知らず^^;、一年を折り返すに当たって、このような神事や行事を通じて、
健康に気遣い、季節を味わい、気候に対応することは、有意義ですね。^^
翌日、7月1日は、雑節の半夏生(はんげしょう)。
二十四節気ではありませんが、天文学的に、太陽が春分点より東に100度離れた時から始まり、その後5日間、すなわち二十四節気の「小暑(しょうしょ)」の前日までをいいます。
この頃は、陰毒が生じるとか、毒気が降って井戸水に混じるとか言われますが、この頃生える、烏柄杓(カラスビシャク)別名、三葉白草(かたしろぐさ)、漢方名は半夏(はんげ)に毒があるからだとされています。
葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」とする説があるのですが、
サポニンを多量に含んでいるため、痰きりやコレステロールの吸収抑制効果があるものの、
乾燥させず生の状態では、シュウ酸カルシウムを含んでおり、食用は不可能ですよ。^^;
半夏を用いた漢方薬に、「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」がありますが、不安が嵩じたり、気分が塞がり、咽喉や食道が詰まるような感じがして、不眠症や声が出にくい、胃の不調など、大変有効なもので、副作用のある向精神薬や睡眠薬などより依存性なく、よほど安全なものです。
この半年を省みて、薬毒に染まっていないか、陰にこもって内側で諸毒が溜まってないかと振り返り,身にも心にも、毒を溜めないようにしましょう。^^
「小暑(しょうしょ)」は、今年はぴたりと7月7日。
「大暑(たいしょ)」は、7月22日となります。
「小暑」には、温風至り蟋蟀(しっしゅう)壁に居り鷹始めて撃つ云々とあり、いよいよ夏も盛りに近く、蒸し暑い風が吹いて、コオロギが壁に鳴き、鷹が他の鳥達を攻撃し始める候です。
「大暑」は、暑気はなはだだしく、古書には「腐った草が暑さに蒸れて蛍となり(んなアホな!^^;)土は潤い湿って、時々にわかに大雨が降る」とあります。
遊行に出かけても、激しい雷雨にゲリラ豪雨など、雨風の神の怒りに触れぬようにしましょう。〔笑)
今年の6月は、雨もよく降ったし、月末も朝なお涼しいことでしたが、これから暑気は増して行きます。
日本の夏、節電の夏。(ワラ)いつまでエアコンなしでいけるかな?^^;
外回りの方は特に、水分補給を意識して、熱中症だけでなく、水分不足による代謝異常や血の濁りから夏の体調不良に陥らぬよう、ご用心くださいね。
京都の夏、日本の三大祭の一つに挙げられる祇園祭は、毎年7月1日から31日までの1カ月間、京都市内の中心部や八坂神社(東山区)で行われ、街にはコンコンチキチン、コンチキチン♪と、朝から晩まで、繁華街には、祇園囃子が流れています。
クライマックスとなる山鉾巡行と神幸祭(いずれも17日)をはじめ、多彩な祭事が繰り広げられるますが、16日の宵山、15日の宵々山などに、山鉾見物に浴衣がけでそぞろ歩きの夜行をするのも風情があります。
尤も、もう若くもない私としては、蒸し暑い人ごみの中を、ぞろぞろ歩くのは願い下げ。^^;
風鈴の音と、揺らすロック・グラスの氷の音を楽しみつつ、夜毎夏の夜を祭りの気分で晩酌するのだ。(笑)
12年06月04日 08時18分30秒
Posted by: kinokagaku
壬辰年の今年は、台風や竜巻などの風害が起きると「2012年の傾向」
に書きましたが、風の害は別途に、風疹が2008年以降最多のペースで
流行っているそうです。^^;
国立感染症研究所の集計では、5月20日までの今年の全国累計患者数は205人。
前年同期の比率では約1.6倍で、厚生労働省は30日までに、全国都道府県に対し、
8年ぶりに注意喚起の通知を出したとのことです。
ちなみに1位は兵庫で62人、2位は大阪46人、3位は東京28人、
京都は4位で12人。^^;
風疹、いわゆる「三日ばしか」って、子供の病気という印象じゃありません?
でも、実は、近年の患者の大半は、成人男性なのですよ。^^;
今年の205人の患者さんの中でも、男性は153人で焼く75%を占めています。
このうち30代が57人、40代が28人と半数を超え、3,40代の方は
全患者数の41%を占めました。諸氏、ご用心召されよ。(ワラ)
昨年なんかは、東南アジアに出張した男性が、感染に気付かず、帰国後の職場で
集団発生した事例もあります。^^;
風疹は、風疹ウィルスによる感染症で、感染者のくしゃみなどのしぶきに接触して
感染ります。
通常2~3週間の潜伏期の後、発熱や、全身に淡い発疹(ほっしん)が現れたり、
耳の後ろや後頭部下のリンパ節が腫れたりします。
まれには脳炎などの重い合併症も起きますが、普通は3日程度で熱も発疹も治るので、
「三日ばしか」と呼ばれる所以です。
例年、春先に流行り始め、ピークは5,6月になります。
この点でも、陰陽五行では木気に属する邪気で、風の障り、タタリといえましょう。
(ワラ)所詮、感染症ウィルスたるモノは、目に見えぬ厄病のカミですもんね。。
風疹は、もしも、妊娠初期の女性がかかると、胎児に感染し、赤ちゃんの心臓や目、
耳に障害を残すことがあるのです。
国の法定予防接種は、1977~94年の間、女子中学生だけが風疹の予防接種
の対象でした。
ああ、それで、風疹患者が3,40代の成人男性に多いのは、ワクチンを接種
していない人が多いためですね。^^;
ところで、厚生労働省が注意喚起報を出したということですが、その風の便りは
耳に届いてないなあ。。どう注意すればいいのだろう?^^;
「蘇民招来」の八坂神社のお札を玄関に貼れば利くのだろうか?(笑)
風疹は、不顕性(ふけんせい)感染(感染しても発病しない)の割合が高く、
25~50%程度といわれています。
また、一度自然にかかれば一生免疫が続くと考えられています。
そのため、全ての3,40代男性にワクチン接種が必要ではありませんが、
家族や職場など身近に妊娠している、もしくは妊娠を望む女性がいる場合、
医療機関に相談して、ワクチンを接種するほうが望ましいのでしょうね。。
に書きましたが、風の害は別途に、風疹が2008年以降最多のペースで
流行っているそうです。^^;
国立感染症研究所の集計では、5月20日までの今年の全国累計患者数は205人。
前年同期の比率では約1.6倍で、厚生労働省は30日までに、全国都道府県に対し、
8年ぶりに注意喚起の通知を出したとのことです。
ちなみに1位は兵庫で62人、2位は大阪46人、3位は東京28人、
京都は4位で12人。^^;
風疹、いわゆる「三日ばしか」って、子供の病気という印象じゃありません?
でも、実は、近年の患者の大半は、成人男性なのですよ。^^;
今年の205人の患者さんの中でも、男性は153人で焼く75%を占めています。
このうち30代が57人、40代が28人と半数を超え、3,40代の方は
全患者数の41%を占めました。諸氏、ご用心召されよ。(ワラ)
昨年なんかは、東南アジアに出張した男性が、感染に気付かず、帰国後の職場で
集団発生した事例もあります。^^;
風疹は、風疹ウィルスによる感染症で、感染者のくしゃみなどのしぶきに接触して
感染ります。
通常2~3週間の潜伏期の後、発熱や、全身に淡い発疹(ほっしん)が現れたり、
耳の後ろや後頭部下のリンパ節が腫れたりします。
まれには脳炎などの重い合併症も起きますが、普通は3日程度で熱も発疹も治るので、
「三日ばしか」と呼ばれる所以です。
例年、春先に流行り始め、ピークは5,6月になります。
この点でも、陰陽五行では木気に属する邪気で、風の障り、タタリといえましょう。
(ワラ)所詮、感染症ウィルスたるモノは、目に見えぬ厄病のカミですもんね。。
風疹は、もしも、妊娠初期の女性がかかると、胎児に感染し、赤ちゃんの心臓や目、
耳に障害を残すことがあるのです。
国の法定予防接種は、1977~94年の間、女子中学生だけが風疹の予防接種
の対象でした。
ああ、それで、風疹患者が3,40代の成人男性に多いのは、ワクチンを接種
していない人が多いためですね。^^;
ところで、厚生労働省が注意喚起報を出したということですが、その風の便りは
耳に届いてないなあ。。どう注意すればいいのだろう?^^;
「蘇民招来」の八坂神社のお札を玄関に貼れば利くのだろうか?(笑)
風疹は、不顕性(ふけんせい)感染(感染しても発病しない)の割合が高く、
25~50%程度といわれています。
また、一度自然にかかれば一生免疫が続くと考えられています。
そのため、全ての3,40代男性にワクチン接種が必要ではありませんが、
家族や職場など身近に妊娠している、もしくは妊娠を望む女性がいる場合、
医療機関に相談して、ワクチンを接種するほうが望ましいのでしょうね。。
12年06月01日 14時56分39秒
Posted by: kinokagaku
6月に入ると、暦の上では、10日が入梅。
太陽が春分点より東へ80度離れた時点で、立春後125日目に当たる日です。
湿気がピークに達する、日本の雨期の始まりですね。
この頃から日本は雨期に入り、梅雨明けにて終わるわけですが、梅雨明け宣言とは、
気象学的には、
梅雨前線が太平洋高気圧のために北に押し上げられたときということです。
気象庁も言ってるように、梅雨は季節現象であり、その入り明けは、平均的に5日間程度
の「移り変わり」の期間があります
から、いつ入り、いつ明けるかは、ファジーであり、雰囲気ですよ。(笑)
年によっては梅雨明けの発表がされないこともあり、特に東北地方ではこのパターンが
数年に一度の割合で起こるようです。
ところで、今年の暦では、6月20日が「八専入り」とあり、7月1日が「八専終」と
あります。
八専とは、陰陽道に用いる選日で、一年に6回あり、この八専の間は雨が多いのだと
云いますが、どうなんでしょうね?
60日周期で繰り返す干支が、壬子(甲子から数えて49番目)から癸亥(同60番目)の
間の12日間の中に干・支ともに同じ五行となるものが
壬子、甲寅、乙卯、丁巳、己未、庚申、辛酉、癸亥と8日あるため、八専と総称されて
いるわけです。
だから、「八専入り」は干支とも水の重なる壬子(みずのえね)の日、「八専終」はこれ
も干支ともに水の重なる癸亥(みずのとい)の日となるのです。
このあたりに、水・水で挟まれた期間だからという所以と、暦の入梅後に必ず巡るからと
いうことで、雨が多いと伝えられるのかもしれませんねえ。^^
こうした天干と地支の五行が重なることを「専一(せんいつ)」といいますが、専一の日
は天干・地支とも同じ性質なので、五行の生・克の関係から、
善いことは更に善く、悪いことは更に悪くなるというような増幅効果がある日だと昔の人
は考えたのです。
今は昔、八専は元々軍事上の厄日として兵家で用いられていたのですが、江戸時代には
庶民にも伝わり、種蒔きや普請など建設的なことには吉、
破壊的なことや仏事には凶とされたのでした。
今でも地方地方には、こうした選日の行事や風習が残っているところもあるようですが、
現代一般市民は普通、誰も知らないでしょうね。^^;
6月21日は、二十四節気の中、誰もが知ってる夏至です。
この日は、太陽が黄道の北端、すなわち北回帰線を通るため、北半球では一年中一番日が
長くなります。
陽気は最も旺盛となり、体内を潤す陰気は最も減衰するときで、梅雨明けとともに太平洋
高気圧の勢力が強まり、梅雨前線が北へ押し上げられ、
猛暑になる日が続くでしょうから、水の代謝に気をつけるべき季候となります。
年齢とともに、肌に心に、保湿が大事ですね。(笑)
夏至から45日間、離(南方)の方向から吹く風を「景風(けいふう)」と呼びますが、
夏至の日にこの風が吹けば、五穀豊穣とされています。
今年は、吹くのか?夏至の景風。
古人(いにしえびと)のように、この日の風を感じてみるのも、気の体験の一つかも?^^
さて、6月ですが、代表は13日から19日まで遊行に出かけます。
梅雨雲を超えて南西遥か、常夏の島でガムランの調べを聴きつつ・・・椰子の木陰で
ドンジャラホイ。(爆)
ウパチャラ(お祭)を現地の友人たちと新しい家族とでしてきます。
その間、連絡できませんので、悪しからずご了承くださいね。^^;
Selamat tinggal.スラマット・ティンガル。^^
太陽が春分点より東へ80度離れた時点で、立春後125日目に当たる日です。
湿気がピークに達する、日本の雨期の始まりですね。
この頃から日本は雨期に入り、梅雨明けにて終わるわけですが、梅雨明け宣言とは、
気象学的には、
梅雨前線が太平洋高気圧のために北に押し上げられたときということです。
気象庁も言ってるように、梅雨は季節現象であり、その入り明けは、平均的に5日間程度
の「移り変わり」の期間があります
から、いつ入り、いつ明けるかは、ファジーであり、雰囲気ですよ。(笑)
年によっては梅雨明けの発表がされないこともあり、特に東北地方ではこのパターンが
数年に一度の割合で起こるようです。
ところで、今年の暦では、6月20日が「八専入り」とあり、7月1日が「八専終」と
あります。
八専とは、陰陽道に用いる選日で、一年に6回あり、この八専の間は雨が多いのだと
云いますが、どうなんでしょうね?
60日周期で繰り返す干支が、壬子(甲子から数えて49番目)から癸亥(同60番目)の
間の12日間の中に干・支ともに同じ五行となるものが
壬子、甲寅、乙卯、丁巳、己未、庚申、辛酉、癸亥と8日あるため、八専と総称されて
いるわけです。
だから、「八専入り」は干支とも水の重なる壬子(みずのえね)の日、「八専終」はこれ
も干支ともに水の重なる癸亥(みずのとい)の日となるのです。
このあたりに、水・水で挟まれた期間だからという所以と、暦の入梅後に必ず巡るからと
いうことで、雨が多いと伝えられるのかもしれませんねえ。^^
こうした天干と地支の五行が重なることを「専一(せんいつ)」といいますが、専一の日
は天干・地支とも同じ性質なので、五行の生・克の関係から、
善いことは更に善く、悪いことは更に悪くなるというような増幅効果がある日だと昔の人
は考えたのです。
今は昔、八専は元々軍事上の厄日として兵家で用いられていたのですが、江戸時代には
庶民にも伝わり、種蒔きや普請など建設的なことには吉、
破壊的なことや仏事には凶とされたのでした。
今でも地方地方には、こうした選日の行事や風習が残っているところもあるようですが、
現代一般市民は普通、誰も知らないでしょうね。^^;
6月21日は、二十四節気の中、誰もが知ってる夏至です。
この日は、太陽が黄道の北端、すなわち北回帰線を通るため、北半球では一年中一番日が
長くなります。
陽気は最も旺盛となり、体内を潤す陰気は最も減衰するときで、梅雨明けとともに太平洋
高気圧の勢力が強まり、梅雨前線が北へ押し上げられ、
猛暑になる日が続くでしょうから、水の代謝に気をつけるべき季候となります。
年齢とともに、肌に心に、保湿が大事ですね。(笑)
夏至から45日間、離(南方)の方向から吹く風を「景風(けいふう)」と呼びますが、
夏至の日にこの風が吹けば、五穀豊穣とされています。
今年は、吹くのか?夏至の景風。
古人(いにしえびと)のように、この日の風を感じてみるのも、気の体験の一つかも?^^
さて、6月ですが、代表は13日から19日まで遊行に出かけます。
梅雨雲を超えて南西遥か、常夏の島でガムランの調べを聴きつつ・・・椰子の木陰で
ドンジャラホイ。(爆)
ウパチャラ(お祭)を現地の友人たちと新しい家族とでしてきます。
その間、連絡できませんので、悪しからずご了承くださいね。^^;
Selamat tinggal.スラマット・ティンガル。^^
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