2017年 4月の記事一覧
心理学説に、人生とは、居甲斐と行き甲斐で成り立っているとあります。 家庭は安らぎの場、職場は自己実現の場ですが、家庭でも職場でも居甲斐と行き甲斐は有るべき大事な要素です。 確かに嫌われたり、憎まれたりしてると、反感、反発を被り、邪魔や妨害を受けたりして、居甲斐も行き甲斐も阻害されるものです。 世の中、3・4・3(サシミ)の法則が働いているものです。 密教では、人の業(習慣の集積)は、身口意(しんくい)の三密で成り立っているといいます。 3割以上の人に嫌われる人、好意を持ってもらえない人などは、多くの場合、人に不快感を与える身口意があるものです。 例えば、身の表す表情一つを取ってみても、人は自分の顔が今、相手にどう映っているかは意識してないものです。 姿勢一つでも、顎が上がっていると、目線は人を見下げるように映り、傲慢な印象を与えてしまいます。 自分にその気がなかっても、無意識になっている習慣で対人面で損をしているケースは多いものですが、なかなか気づきのチャンスはなく、周囲も指摘や助言はしてくれませんね。 人は生物ですので、その命題は、適応と進化にあります。 周囲や情勢が変わるのを根拠なく待つのではなく、自分を少し変えることによって、周囲や情勢により適応でき、未来を変えることもできます。 意識的反復が習慣となるのですが、最初の3週間、21日が習慣の初期化の要となります。 誰でもできる簡単なことで、効果のある21日行をいくつかご紹介しましょう。 自身の見事化のためにも、周囲をより良い居甲斐と行き甲斐ある環境にするためにも、実証的効果のある方法を選んでみました。 ☆「挨拶の行」 ☆「返事の行」 ☆「感謝の言行(げんぎょう)」 |
4月は、新入のシーズンですね。 社会的準備期のテーマは、誰でも自律・自立・自活が生活の命題であり、社会に普く通用する職業的能力を身につけて行くことが課題となります。 男子でも女子でも、家庭の事が自営できず、親のしてきてもらったことを配偶者に押し付けるのでは、良い家庭は出来難いものです。^^; さて、新入にせよ転入にせよ、新しい勤務が始まったら、以後の成果は初めの3か月で決まってしまうことが多いものです。 それは、仕事に就くとき、少なくとも30分以上前には、臨戦状態に入っていることです。 多くの会社が9時始業の所が多いものですが、8時に入れば、進展が必ず変わって来ます。 たいていの人は、始業10分前付近に到着していますが、それでは心と時間のゆとりもなく、群を抜く成果も社会的成功も望み薄です。^^; 残業は手当がつくかもしれませんが、やむを得ぬ事情のない限り、効果効率性の悪さが習慣化しやすく、社会的にも評価の対象外です。^^; 早着の習慣のない人、全く新しい職場に赴任した人は、始業30分前臨戦状態を作ってください。 「行」はスローガンでもマニュアルでもなく、実践です。 多くの人は、小中高や専門学校、大学と学令が進むたびに生活圏が広くなり、学校への通学時刻が早まるものです。 良い習慣も能力も、身に付けた者勝ちですからね。w |
4月17日から、春の土用の入りになります。
春の土用は、立夏前の18日間、すなわち、4月17日から5月4日までです。
春の木気から夏の火気に移行する間が、春の土用の期間ですが、春爛漫にして終わる期間です。
「土旺用事」の略が「土用」で、土気の支配する期間ですので、土の憂悶、脾胃の患いに要注意です。
古く陰陽道では、土用の期間は土公神(どくじん)といわれる土を司る神の支配する時期とされましたが、
土を動かす作業 (柱立て、基礎工事、壁塗り、井戸掘りなど)を忌む風習は、現在でも残っていますね。w
ただし1年の中四季の土用は1/5の期間、これら作業が出来ないことは社会生活上不便も多いことから、方便として「間日」と呼ばれる日が設定されていて、間日の間は土公神が地上を離れるので、 土を動かしても問題がないとされていました。
春の土用は、巳・午・酉の日が間日ですので、工事などの着工が気になる方は、4月24,25,28日にするといいですね。
土公神なんて言うから迷信となるのですが、土気の盛んな期間には土を休めることが、自然への配慮。
農業や林業の知恵でもありましたが、私たちの健康生活にも採り入れるべき理がありますよ。
春のも木気は風が害悪になりますが、土用は土気が盛んになり、湿が毒になります。
土公神(どくじん)、まさに湿毒かも?w
土気の脾・胃の気が滞らないよう、人体では脾・胃を弱らせないよう、消化を良くし、体の水はけを良くしましょう。
土の湿気は日本の風土上溜まりやすく、日本人のほとんどの生活習慣病は、湿毒といえます。
一旦溜まった湿邪は、人体を池に例えると、底に溜まったヘドロのようなモノで、除去に手間取ります。
^^;
陰陽五行を基礎とする漢方では、有り余れる邪毒は瀉し、足りず欠けてる生気を補うことが基本です。
土用の期間は心して、胃や消化機能に負担をかけないよう、体に湿邪を溜めないように代謝を良くしましょう。
人間の体の大部分は水でできていて、人体の60兆もの細胞は内も外も水分で満たされています。
血液は体のすみずみまで行き着くと、濾過されて組織液となり、細胞組織の間に入り込んでゆきます。
この組織液によって栄養物は運ばれ、周辺の細胞に吸収され、その代わりに、細胞の老廃物が水と一緒に送り出されます。
ですから、水を飲まないと老廃物が排出されず、体の水はけも悪くなります。
私たちが普通に生活をしていて体から失われる水分は2.5リットルです。
意識せずに吐く息や汗などで体外に出ていく分が1リットル、尿によって1.5リットルが排泄されます。
そのため、食事なども含めて一日2.5リットルの水分補給が必要となります。
食事でとれる水分は1リットルほどです。
体内での栄養素から生じる水分0.3リットルなので、一日に必要な2.5リットルからこれらの分を引いた
約1.2リットルの水分を水やお茶などで補えばいいのです。
この1.2リットルの水分を、一日のうち6~7回に分けて、一度にガブ飲みせず、ゆっくり飲むことが効果的です。
40歳以上の人が水分補給しないと怖いのが、水分不足で血液が固まりやすくなり、血栓ができ、心筋梗塞や脳梗塞などの発作を起こすことです。
寝ている間は水分補給ができない上、コップ一杯以上もの量の汗をかいて、なおかつ呼吸でも水分を失います。
起床後三時間は「魔の時間帯」といわれるのですが、これは起床時の血液が粘っこい状態で運動などをすると、心筋梗塞や脳梗塞が多発し、命取りになるからです。
そのため、眠る前と、朝の起床時にコップ一杯の水を飲むようにしましょう。
水を飲んでるのに浮腫むのは、明らかに水はけの悪くなってる証明です。^^;
セリ、ミツバ、レンコン、ワサビ菜、水菜などの水辺の植物や海藻をよく補い、水の代謝を良くしてください。水と気の運行を司る腎が、土用で土剋水で傷められないよう、豆腐、納豆、高野豆腐などの大豆製品を摂ることが腎をよく強化しますよ。
5月5日の立夏からは、いよいよ夏の気が立ち初め、火気の盛んな候になります。
春から夏への季節の変わり目、春の土用に季節に適応する気を養いましょう。
補うとすれば、枯渇した秋の気です。
夏の土用(未月)に対冲の丑の日を選んで、元来は冬の旬であったウナギや黒いものを補ったように。
その理でいえば、春の土用(辰月)は、対冲の戌の日に、レンコンや大根などの白いものを補うことが効果的ですよ。