2012年 1月の記事一覧
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12年01月18日 14時14分06秒
Posted by: kinokagaku
方位の吉凶といえば、先ず、気学が定番になっていますね。
そもそも、「気学」という呼称は、大正14年、故園田真次郎(地角)氏によって命名された呼び名で、その内容は、干支九星学が主体であり、その根源は、易経に由来しています。
気学では、年々月々、方位の吉凶が移行していくものですが、その二大凶方位と
呼ばれるものが、「暗剣殺」と「五黄殺」です。
「五黄殺」とは、後天定位盤の八方位に、五黄土星の巡った方位を指し、「暗剣殺」とは、その反対の方位を指します。
毎年毎月変わる「五黄殺」や「暗剣殺」が、何処に来てどの星に当たるかは、簡単で、きちんとした法則性があります。
私は、九星気学とは、9年で一巡する法則に沿った課題律であると、捉えています。
原点となる先天盤が、五黄土星を中宮に置いた、縦横斜めどれを足しても15になる魔方陣ですから、
残る8種の9マス陣にも法則性があり、中宮を挟んだ縦横斜めいずれのマスの数の和も、
中宮の数x2の計数、少ない場合はその同計数となります。
2012年の今年は、六白金星が中宮ですので、縦横斜めの対宮の数の和は、6x2で12になるか、
12の同計数1+2の3になるかのいずれかです。
対宮の数の和から五黄殺の5を引くと、そのときの暗剣殺の九星が出ます。
暗剣殺とは、五黄殺の反対宮ですので、今年ならば12-5で七赤金星が暗剣殺に当たります。
今年は七赤金星は乾宮に位置することになりますが、暗剣殺の宮が何になるかはもっと簡単で、毎年毎月、その中宮に当たる九星の先天盤の定位置に当たるのです。
今年は、六白金星が中宮ですので、その定盤である乾宮が、今年の暗剣殺の宮に当たるのですよ。
簡単な数理的法則ですが、そうしたことを踏まえて九星気学を理解し、活用していくことも、大切ですね。
さて、2012年では、暗剣殺は乾(けん)宮となり、乾(いぬい)の北西60度に当たります。
五黄殺はその反対方向で、南東60度の巽(そん)宮となります。
「五黄殺」の方位を犯すと、自発的に、徐々にと、災難や損害が生じたり、縁や物事の結果を腐らせるといって恐れられます。(><)
今年は南東60度ですが、一般に、五黄殺の方位を犯すと、次のようなことが生じやすくなるといいます。
●営業や家運が衰退する。
●強欲になり、争いや失敗を起こす。
●破産に陥ったり、無一文になったりして、財産を失くす。
●悪縁が生じたり、悪い人間との親交が始まる。
●盗難、火難、自損、自殺を生じやすい。
●胃がん、腸がん、前立腺や子宮がんなど、下腹部の致命的な病気を患う。
●高熱が出たり、中毒症状で、生命にも危険が及ぶ。
「暗剣殺」の方位を犯すと、他動的、突発的な災いや損害を被り、その累を子孫にまで及ぼすことがあるといって恐れられています。(><)
今年は北西60度ですが、七赤金星の凶方位を用いたり、七赤金星凶相の家に住むと、次のようなことが生じやすくなるといいます。
●金銭上の損失や損害を被る。
●金銭をめぐって、争いや訴訟、裁判沙汰が起こる。
●新規事業を計画して、失敗や大きな損失を生じる。
●大きな交通事故が起こる。
●骨に達する怪我か、メスの入る手術を受けることになる。
●肺の病気か、口中の病気をする。
●少女、婦人のことで損害を受けるか、恋愛上のトラブルが生じる。
●余計な一言や毒舌によって、口論や諍いが生じる。
もちろん、陰陽五行の定理によって、相克相生の関係がありますので、生まれ年と生まれ月の干支九星との配合によって、その時々の吉凶も多少することは、自明の理ですが。^^;
また、今年は壬(みずのえ)の年ですから、十二支で方位を区分すると、「寅・卯、戌・亥」の方位には「巡り金神(めぐりこんじん)」が巡ります。
平安の頃から、陰陽道では大いに畏れた凶方位で、土を動かしたり、造作、修理、移転、旅行を忌み、家族7人に災いが及び、
家族の数が足りないときは近隣にまで害を及ぼすとか?^^;
その中で、今年は辰年ですから、反対方位の戌の方位には「歳破」と「豹尾神」が重なりますね。
こうした巡り金神には、季節別の遊行期間と遊行方位、間日(まび)と称する差し支えのない日もありますから、
大事に考える方は手立てを講じるといいですね。
こういったウラナイを、信じる、信じないは、人それぞれの自由です。^^
ただ、その時でなくても、後々災いが出た場合に、あの時こうしておけばと、後悔はしたくないですね。^^;
備えあれば憂いなしとか、心得あれば災難去るとか?(笑)
凶方位にゼッタイ出かけないなんて、できっこないですもんね。^^;
凶方位を防ぐ手段は、色々考えられます。
一般的によく用いられるのが、方除けのお札ですね。
地元の氏神、産土の神社や、方除け神社へ行って、ご祈祷を依頼し、お札とお守りをもらうこと。
身代わり不動や身代わり観音などの社寺で、災いや厄を形代が身代わりに受けるお守りをもらうこと。
気を込め、心を込めて、依頼されてそうした護符を作成することもありますが・・・
信じる者は救われるのか?未だ、クレームは付いたことがない。善哉、善哉。^^
次によく言われるのが、方違え(かたたがえ)の法ですね。
例えば、今年、六白金星の人が、暗剣殺の北西にある会社へ大事な商談に出かけるとします。
六白金星の人は、今年、西と北の各30度が大吉方、南方30度が小吉方位ですので、
北西へ直接は赴かず、先ず西30度にある顧客や関係業者を回ってから、北30度に入る目的地に向かうという方法です。
旅行や移転も、こうして吉方位に当たるところへ寄り、神社などで吉気を受けてから向かうが良しと言われています。
もう一つの手段は、気を養うという方法です。
日頃、吉のある気を養い、凶方位のダメージを受けないようにする方法ですね。
ノロウィルスやインフルエンザなどの流行しているところへ往くのに、日頃の元気と予防が大事な所以です。^^
予防は、凶方位に当たる方位を、家屋内できれいにして調えておくことです。
今年は、北西と南東が凶方位ですので、該当方位の部屋や敷地の隅、窓や出入り口などは、日頃よく清掃して清めておくのが良いですね。
南天や生花を世話することも、良い方法です。
吉気を養う方法は、吉方位に当たる神社や気の良い土地の水や食物を取り寄せて、日頃の飲食に用いることです。
神社は、墓地と違って、その土地のエネルギースポットに建っていますので、産土社や吉方位の神社へ、お散歩や月参りなど、足しげく通うのもいいですね。^^
また、今年の恵方(えほう、あき方)は歳徳神の巡る壬(みずのえ)の方位で、方位を24方に分けた場合の
子と亥の間に当たり、真北から7.5度西寄り、15度の範囲となります。
恵方に向かって進めば、何事も成就するといわれますが、それは迷信、妄信。^^;
家のこの方位範囲に、生花を飾ったり、アロマの良い香りを立てたり、運気を良
くする風水手立てをするのは良い方法。^^
壬は、水の陽気です。壬は妊(はら)むに通じ、また草木が一陽来復を待って新芽を発生し、大きく伸びようとする象(かたち)をいいます。
財産や家族の福、友人知己が増えますように、また知的に何かを生み出し喜びが生じますように、陽気を以って成長や発展できますようにと、
風水上も色々と工夫するのも、楽しいですよ。^^v
辰は振るから出た字で、春の陽気に誘われて天地、自然界万物が振動する象(かたち)で、草木の伸びも速度を増し始める候です。
今年、辰年は、24方位の辰の方(東南東)に「太歳神’たいさいじん)」が巡ります。
森林などの伐採には凶ですが、縁組、新築、開店などの祝い事には大吉方位。^^
辰の刻は午前7時から9時の間です。
不運不幸にあった人や、欝や病にあった人はぜひ、この辰の刻に辰の方を向き、朝の光と風を受けて、陽気を心身に摂り入れて欲しいものです。
そもそも、「気学」という呼称は、大正14年、故園田真次郎(地角)氏によって命名された呼び名で、その内容は、干支九星学が主体であり、その根源は、易経に由来しています。
気学では、年々月々、方位の吉凶が移行していくものですが、その二大凶方位と
呼ばれるものが、「暗剣殺」と「五黄殺」です。
「五黄殺」とは、後天定位盤の八方位に、五黄土星の巡った方位を指し、「暗剣殺」とは、その反対の方位を指します。
毎年毎月変わる「五黄殺」や「暗剣殺」が、何処に来てどの星に当たるかは、簡単で、きちんとした法則性があります。
私は、九星気学とは、9年で一巡する法則に沿った課題律であると、捉えています。
原点となる先天盤が、五黄土星を中宮に置いた、縦横斜めどれを足しても15になる魔方陣ですから、
残る8種の9マス陣にも法則性があり、中宮を挟んだ縦横斜めいずれのマスの数の和も、
中宮の数x2の計数、少ない場合はその同計数となります。
2012年の今年は、六白金星が中宮ですので、縦横斜めの対宮の数の和は、6x2で12になるか、
12の同計数1+2の3になるかのいずれかです。
対宮の数の和から五黄殺の5を引くと、そのときの暗剣殺の九星が出ます。
暗剣殺とは、五黄殺の反対宮ですので、今年ならば12-5で七赤金星が暗剣殺に当たります。
今年は七赤金星は乾宮に位置することになりますが、暗剣殺の宮が何になるかはもっと簡単で、毎年毎月、その中宮に当たる九星の先天盤の定位置に当たるのです。
今年は、六白金星が中宮ですので、その定盤である乾宮が、今年の暗剣殺の宮に当たるのですよ。
簡単な数理的法則ですが、そうしたことを踏まえて九星気学を理解し、活用していくことも、大切ですね。
さて、2012年では、暗剣殺は乾(けん)宮となり、乾(いぬい)の北西60度に当たります。
五黄殺はその反対方向で、南東60度の巽(そん)宮となります。
「五黄殺」の方位を犯すと、自発的に、徐々にと、災難や損害が生じたり、縁や物事の結果を腐らせるといって恐れられます。(><)
今年は南東60度ですが、一般に、五黄殺の方位を犯すと、次のようなことが生じやすくなるといいます。
●営業や家運が衰退する。
●強欲になり、争いや失敗を起こす。
●破産に陥ったり、無一文になったりして、財産を失くす。
●悪縁が生じたり、悪い人間との親交が始まる。
●盗難、火難、自損、自殺を生じやすい。
●胃がん、腸がん、前立腺や子宮がんなど、下腹部の致命的な病気を患う。
●高熱が出たり、中毒症状で、生命にも危険が及ぶ。
「暗剣殺」の方位を犯すと、他動的、突発的な災いや損害を被り、その累を子孫にまで及ぼすことがあるといって恐れられています。(><)
今年は北西60度ですが、七赤金星の凶方位を用いたり、七赤金星凶相の家に住むと、次のようなことが生じやすくなるといいます。
●金銭上の損失や損害を被る。
●金銭をめぐって、争いや訴訟、裁判沙汰が起こる。
●新規事業を計画して、失敗や大きな損失を生じる。
●大きな交通事故が起こる。
●骨に達する怪我か、メスの入る手術を受けることになる。
●肺の病気か、口中の病気をする。
●少女、婦人のことで損害を受けるか、恋愛上のトラブルが生じる。
●余計な一言や毒舌によって、口論や諍いが生じる。
もちろん、陰陽五行の定理によって、相克相生の関係がありますので、生まれ年と生まれ月の干支九星との配合によって、その時々の吉凶も多少することは、自明の理ですが。^^;
また、今年は壬(みずのえ)の年ですから、十二支で方位を区分すると、「寅・卯、戌・亥」の方位には「巡り金神(めぐりこんじん)」が巡ります。
平安の頃から、陰陽道では大いに畏れた凶方位で、土を動かしたり、造作、修理、移転、旅行を忌み、家族7人に災いが及び、
家族の数が足りないときは近隣にまで害を及ぼすとか?^^;
その中で、今年は辰年ですから、反対方位の戌の方位には「歳破」と「豹尾神」が重なりますね。
こうした巡り金神には、季節別の遊行期間と遊行方位、間日(まび)と称する差し支えのない日もありますから、
大事に考える方は手立てを講じるといいですね。
こういったウラナイを、信じる、信じないは、人それぞれの自由です。^^
ただ、その時でなくても、後々災いが出た場合に、あの時こうしておけばと、後悔はしたくないですね。^^;
備えあれば憂いなしとか、心得あれば災難去るとか?(笑)
凶方位にゼッタイ出かけないなんて、できっこないですもんね。^^;
凶方位を防ぐ手段は、色々考えられます。
一般的によく用いられるのが、方除けのお札ですね。
地元の氏神、産土の神社や、方除け神社へ行って、ご祈祷を依頼し、お札とお守りをもらうこと。
身代わり不動や身代わり観音などの社寺で、災いや厄を形代が身代わりに受けるお守りをもらうこと。
気を込め、心を込めて、依頼されてそうした護符を作成することもありますが・・・
信じる者は救われるのか?未だ、クレームは付いたことがない。善哉、善哉。^^
次によく言われるのが、方違え(かたたがえ)の法ですね。
例えば、今年、六白金星の人が、暗剣殺の北西にある会社へ大事な商談に出かけるとします。
六白金星の人は、今年、西と北の各30度が大吉方、南方30度が小吉方位ですので、
北西へ直接は赴かず、先ず西30度にある顧客や関係業者を回ってから、北30度に入る目的地に向かうという方法です。
旅行や移転も、こうして吉方位に当たるところへ寄り、神社などで吉気を受けてから向かうが良しと言われています。
もう一つの手段は、気を養うという方法です。
日頃、吉のある気を養い、凶方位のダメージを受けないようにする方法ですね。
ノロウィルスやインフルエンザなどの流行しているところへ往くのに、日頃の元気と予防が大事な所以です。^^
予防は、凶方位に当たる方位を、家屋内できれいにして調えておくことです。
今年は、北西と南東が凶方位ですので、該当方位の部屋や敷地の隅、窓や出入り口などは、日頃よく清掃して清めておくのが良いですね。
南天や生花を世話することも、良い方法です。
吉気を養う方法は、吉方位に当たる神社や気の良い土地の水や食物を取り寄せて、日頃の飲食に用いることです。
神社は、墓地と違って、その土地のエネルギースポットに建っていますので、産土社や吉方位の神社へ、お散歩や月参りなど、足しげく通うのもいいですね。^^
また、今年の恵方(えほう、あき方)は歳徳神の巡る壬(みずのえ)の方位で、方位を24方に分けた場合の
子と亥の間に当たり、真北から7.5度西寄り、15度の範囲となります。
恵方に向かって進めば、何事も成就するといわれますが、それは迷信、妄信。^^;
家のこの方位範囲に、生花を飾ったり、アロマの良い香りを立てたり、運気を良
くする風水手立てをするのは良い方法。^^
壬は、水の陽気です。壬は妊(はら)むに通じ、また草木が一陽来復を待って新芽を発生し、大きく伸びようとする象(かたち)をいいます。
財産や家族の福、友人知己が増えますように、また知的に何かを生み出し喜びが生じますように、陽気を以って成長や発展できますようにと、
風水上も色々と工夫するのも、楽しいですよ。^^v
辰は振るから出た字で、春の陽気に誘われて天地、自然界万物が振動する象(かたち)で、草木の伸びも速度を増し始める候です。
今年、辰年は、24方位の辰の方(東南東)に「太歳神’たいさいじん)」が巡ります。
森林などの伐採には凶ですが、縁組、新築、開店などの祝い事には大吉方位。^^
辰の刻は午前7時から9時の間です。
不運不幸にあった人や、欝や病にあった人はぜひ、この辰の刻に辰の方を向き、朝の光と風を受けて、陽気を心身に摂り入れて欲しいものです。
12年01月18日 14時12分40秒
Posted by: kinokagaku
黄帝内経の天元紀大論を紐解くに、辰・戌の年は、太陽が天を司る年で、寒気を主とすると書かれています。
この太陽とは、三陰三陽の陽気、少陽・陽明・太陽の陽気の一つ。
太陽が天を司る年には、季節はずれの雨や雪が降り、水湿の気が物を変形させる、と気交変大論にあります。
人は、腹が脹れたり、腸が鳴ったり、腹を下したり、消化不良になりやすく、また咽喉が渇き、めまいがすることもあると書かれています。
神門脈が途絶えると死ぬと記載されていますので、今年の季節病には、この経絡の気を通すことが大切でしょう。
同じく気交変大論には、壬の年は、木運大過とあります。
六節蔵象論には、五行の大過・不及についての細説がありますが、一般に立春(2月4日)から推算して、もし季節が未だ来ないのに気候が来たならば、
それを大過というと書かれています。
大過は、本来ならば所不勝である気を侵し、所勝の気を抑圧するとあります。
それにしても中医学や漢方では、四柱推命以上にややこしく難解な記述があることよ。^^;
所不勝とは、自分が侵されるもので、所勝とは、自分が侵しうるもののこと。
木気なら、金剋木で金気が所不勝、木剋土で土気が所勝です。
ゆえに、今年は木気が金気を逆に侵し、土気を抑圧する「侮金」「気淫」の状態が起こると推論されます。
もう少し、分かりやすく説きましょう。^^;
木運が大過の年は、風気が広がり、木剋土で、土の脾が害を受けやすくなります。
このため、人は、消化不良による下痢や食欲不振になり、身体が重く、気持ちが晴れずにイライラしたり、怒りっぽくなったり、
気分がふさぎこんだりして、腸が鳴ったり、腹が張ったりする病気になりがちとなります。
木気が盛んになりすぎると、人は肝気が強くなって怒りやすくなり、めまいや眩みなどの頭の疾病が起きやすくなります。
木剋土で、土気が不振で、木気だけが盛んになると、風気が荒れ狂う傾向となります。
このため、台風や黄砂、風害などは強くなり、地上の草木は動揺し、枝葉が吹き落とされて、
人はこれが体内に起こると、脇が痛み、嘔吐が止まらなくなるとあります。
衝脈が途絶えると、間違いなく死ぬとありますので、こうした症状には、衝脈を念入りに気を通すことが大事でしょう。
至真要大論によれば、過度に発達した風気が作用して、気候は温熱となり、長夏(陰暦6月なので、今年は7月19日から8月17日まで)の季節に風が多く、
雨が少なくて干天が続き、湿であるはずなのに湿らず、異常気象となれば、脾の病気が発生しやすくなるのです。
木気は、極限にまで達すると必然的に衰え、金気がこれに常してやって来て、金剋木の状態を起こします。
秋は短く、冷たい風や雨によって、急速な冷えが生じることでしょう。
人は、その邪気で、肝を損なうことになります。
これは、五常政大論の記載ですが、木運大過の年に「啓陳(けいちん)」の功徳が正常に行なわれなかったために、金の収気が報復にやって来たためということ
です。
「啓陳」とは、古い物を排除して、新しい物を打ち出す、という意味で、啓陳の功徳は、風穏やかで。古いものを排除して、新しいものを広めること、とあります。
啓陳の作用は発生で、その表現は麗しさ、その政策は散布で、その法令は伸びやかに行き渡るとあり、正しい木剋土が成されれば、土気は順調に行き渡り、草木
が盛んに茂り、陽気は温和で四方に達し、陰気は陽気に従って動いて、発生の気は豊かになり、万物は生き生きとして繁栄に向かうと、岐伯は黄帝に述べるので
す。
「啓陳」の変化は、荒れ狂う強風で樹木を吹き倒し、その発病は憤怒として現れ、
人の経脈では、蕨陰(けついん)と足の少陽、内臓では、肝と脾に現れると書か
れています。
古代、為政者たる王の天子たる由縁は、徳篤ければ気候は温順で五穀豊穣、徳あらずんば異常気象に天変地異の乱ありとか。
現代の日本は民主主義ですので、いわば国民の徳の総質量によって、自然との調和と恵みが生じるか、波乱と災難が生じるかが問われる。
そう考えると、私たちはもっと自然に謙虚で、人にも地球にも優しくあるべしと思いますね。^^;
古い悪いものを捨て手放し、新しいものを生み出し、穏やかに伸びやかに麗しく行き渡らせようと意識行動することが、
私たちの今年の課題かもしれませんね?
九星気学では、2012年2月4日からの一年は、六白金星が中宮の年となります。
1月は六白金星が中宮の月で、予兆の生じる月。10月は再び六白金星中宮月で、年月の九星重なる焦点の月。
六白金星中宮ならば、必ず南東の巽宮(四緑木星の本地)に五黄土星が入って五黄殺となり、
対沖の北西乾宮(六白金星の本地)に七赤金星が入って暗剣殺となります。
九星気学の古典「三才発秘」の中にある「九星飛泊の口訣」から抜粋すれば、
「土虚(むな)しくして木旺の地に逢えば、脾腹に患いあり」(木刻土は、多く脇腹の疾病がある。)
「筋骨の疼痛はただ木の金傷を被るに因(よ)る。」(筋骨の痛みは、金剋木が原因である。)
「下元の冷退は蓋(けだ)し禄存(ろくぞん)の土傷に因らん。」(陰暦10月15日からの冷える病気は、木剋土が原因で生じるのである。)
黄帝内経の記述にも重なるところがありますね。
七赤金星暗剣殺ですので、節分までに整理されなかった、金銭や恋愛面の問題は、タタリあるかも?(ワラ~)
1,4,7,10月、それらは現れやすくなるでしょうね。
六白金星の象意は、天・空・目上などなどですが、人の意見は天の声、目上や年長者など先賢の知恵を借りて、適応、進化していきましょう。^^v
この太陽とは、三陰三陽の陽気、少陽・陽明・太陽の陽気の一つ。
太陽が天を司る年には、季節はずれの雨や雪が降り、水湿の気が物を変形させる、と気交変大論にあります。
人は、腹が脹れたり、腸が鳴ったり、腹を下したり、消化不良になりやすく、また咽喉が渇き、めまいがすることもあると書かれています。
神門脈が途絶えると死ぬと記載されていますので、今年の季節病には、この経絡の気を通すことが大切でしょう。
同じく気交変大論には、壬の年は、木運大過とあります。
六節蔵象論には、五行の大過・不及についての細説がありますが、一般に立春(2月4日)から推算して、もし季節が未だ来ないのに気候が来たならば、
それを大過というと書かれています。
大過は、本来ならば所不勝である気を侵し、所勝の気を抑圧するとあります。
それにしても中医学や漢方では、四柱推命以上にややこしく難解な記述があることよ。^^;
所不勝とは、自分が侵されるもので、所勝とは、自分が侵しうるもののこと。
木気なら、金剋木で金気が所不勝、木剋土で土気が所勝です。
ゆえに、今年は木気が金気を逆に侵し、土気を抑圧する「侮金」「気淫」の状態が起こると推論されます。
もう少し、分かりやすく説きましょう。^^;
木運が大過の年は、風気が広がり、木剋土で、土の脾が害を受けやすくなります。
このため、人は、消化不良による下痢や食欲不振になり、身体が重く、気持ちが晴れずにイライラしたり、怒りっぽくなったり、
気分がふさぎこんだりして、腸が鳴ったり、腹が張ったりする病気になりがちとなります。
木気が盛んになりすぎると、人は肝気が強くなって怒りやすくなり、めまいや眩みなどの頭の疾病が起きやすくなります。
木剋土で、土気が不振で、木気だけが盛んになると、風気が荒れ狂う傾向となります。
このため、台風や黄砂、風害などは強くなり、地上の草木は動揺し、枝葉が吹き落とされて、
人はこれが体内に起こると、脇が痛み、嘔吐が止まらなくなるとあります。
衝脈が途絶えると、間違いなく死ぬとありますので、こうした症状には、衝脈を念入りに気を通すことが大事でしょう。
至真要大論によれば、過度に発達した風気が作用して、気候は温熱となり、長夏(陰暦6月なので、今年は7月19日から8月17日まで)の季節に風が多く、
雨が少なくて干天が続き、湿であるはずなのに湿らず、異常気象となれば、脾の病気が発生しやすくなるのです。
木気は、極限にまで達すると必然的に衰え、金気がこれに常してやって来て、金剋木の状態を起こします。
秋は短く、冷たい風や雨によって、急速な冷えが生じることでしょう。
人は、その邪気で、肝を損なうことになります。
これは、五常政大論の記載ですが、木運大過の年に「啓陳(けいちん)」の功徳が正常に行なわれなかったために、金の収気が報復にやって来たためということ
です。
「啓陳」とは、古い物を排除して、新しい物を打ち出す、という意味で、啓陳の功徳は、風穏やかで。古いものを排除して、新しいものを広めること、とあります。
啓陳の作用は発生で、その表現は麗しさ、その政策は散布で、その法令は伸びやかに行き渡るとあり、正しい木剋土が成されれば、土気は順調に行き渡り、草木
が盛んに茂り、陽気は温和で四方に達し、陰気は陽気に従って動いて、発生の気は豊かになり、万物は生き生きとして繁栄に向かうと、岐伯は黄帝に述べるので
す。
「啓陳」の変化は、荒れ狂う強風で樹木を吹き倒し、その発病は憤怒として現れ、
人の経脈では、蕨陰(けついん)と足の少陽、内臓では、肝と脾に現れると書か
れています。
古代、為政者たる王の天子たる由縁は、徳篤ければ気候は温順で五穀豊穣、徳あらずんば異常気象に天変地異の乱ありとか。
現代の日本は民主主義ですので、いわば国民の徳の総質量によって、自然との調和と恵みが生じるか、波乱と災難が生じるかが問われる。
そう考えると、私たちはもっと自然に謙虚で、人にも地球にも優しくあるべしと思いますね。^^;
古い悪いものを捨て手放し、新しいものを生み出し、穏やかに伸びやかに麗しく行き渡らせようと意識行動することが、
私たちの今年の課題かもしれませんね?
九星気学では、2012年2月4日からの一年は、六白金星が中宮の年となります。
1月は六白金星が中宮の月で、予兆の生じる月。10月は再び六白金星中宮月で、年月の九星重なる焦点の月。
六白金星中宮ならば、必ず南東の巽宮(四緑木星の本地)に五黄土星が入って五黄殺となり、
対沖の北西乾宮(六白金星の本地)に七赤金星が入って暗剣殺となります。
九星気学の古典「三才発秘」の中にある「九星飛泊の口訣」から抜粋すれば、
「土虚(むな)しくして木旺の地に逢えば、脾腹に患いあり」(木刻土は、多く脇腹の疾病がある。)
「筋骨の疼痛はただ木の金傷を被るに因(よ)る。」(筋骨の痛みは、金剋木が原因である。)
「下元の冷退は蓋(けだ)し禄存(ろくぞん)の土傷に因らん。」(陰暦10月15日からの冷える病気は、木剋土が原因で生じるのである。)
黄帝内経の記述にも重なるところがありますね。
七赤金星暗剣殺ですので、節分までに整理されなかった、金銭や恋愛面の問題は、タタリあるかも?(ワラ~)
1,4,7,10月、それらは現れやすくなるでしょうね。
六白金星の象意は、天・空・目上などなどですが、人の意見は天の声、目上や年長者など先賢の知恵を借りて、適応、進化していきましょう。^^v
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