ISOを人材育成の為に導入する。中小企業では、「正解」である。


中小企業で人材育成は「永遠のテーマ」である。この最重要課題についてISO

では果たしてどうなるのか?


最も判りやすいのは、人材育成の仕組みが作りやすいのか?どうかである。


人材の育成でまず重要なことは何か?と言えば中小企業に於いては、「どんな

ことが出来る人材」かを、具体的に細かく、その「スキル」を示す事である。


何でも出来る人は、大企業に来るが中小企業ではそうは行かない。

問題は「明確な人材像」があれば、採用もしやすい。


ISOのスキルマップ

ISOでは、従業員を全員“スキル”の視点で「たな卸し」する。


縦軸に氏名を、横軸にスキル名をかなり詳細に書く。製造業であれば、旋盤とか、NC旋盤という風に担当する機械名を書く場合もある。


そして、そのスキルが4段階評価でどのレベルかを上司が年1回判定する。

更に、未熟なスキルをいつまでにクリアーするかを年間計画化する。


そして、その実技教育を誰がいつ(実施月)教育するかも計画する。

そして、記録し後日(通常2~3ケ月後)その教育が有効であったかどうかを、判定者を決めて行う。


もし有効でなければ、再教育の日を決め実施し、同様に繰り返す


ISOで重視している教育は、OJT<現場教育>だ。外部の講習は必要な時だけだ。

だから、教育が仕組みとして、定着しやすい。


ISO審査でも「教育」の項目は細かくかつ、厳密だ。


それは、ISOシステムはパソコンやITで実行するものではなく、「人」が実施するものだからだ。


人を育成する仕組み

中小企業の永遠のテーマだ。このブログですでに書いた、以下の二つを

読んでない人は是非参照して下さい。


「優秀な人材が集まるISO]

「技術者の大量退社を乗り越えた自動車部品加工業」

この二つの事例は、ISOが教育で重要な役割をになっていたことが判る。


人の育成の仕組みは、実は中小企業にとって、日々の仕事と同等に重要な課題なのだ。トップに望まれることは、この認識である。


業務の遂行と教育を意識としては、同じ価値を置けることが必要で、その為に

ISOが、重要な役割を果たすことは間違いない。


ISO原人