ISO9001を取った企業が14001を取るのは超簡単?
記事投稿日2010年05月02日日曜日
投稿者:ISOジャパンネット カテゴリー: General
「136 対 52」
この数字は、ISOの規格要求事項の「9001対14001」の項目数の比較である。
9001の約38%のウエイトが14001だ。14001の「簡単さ」が、まずこれでわかる。
更に、14001の52の要求事項のうち、約40%が9001と重複している。
と言う事は、9001の経験がある企業が14001で新規にシステム構築する
ルールは、30項目になる。
9001の構築より、100項目も要求事項が少なくなる。
「超簡単」という言い方も頷ける。
実際、14001でも、内部監査、マネージメントレビューなどは、検討内容が違うだけで、やり方そのものは、変わらないのだ。
経験があれば半分以下のエネルギーで
ISOを、「いろはのい」から始めるのと、すでに9001の経験で、そのコンセプト、用語、パターンに慣れている企業が14001に取り組む事は、精神的、物理的エネルギーは、半分以下で足りる。
14001と9001規格の違いのポイントは、14001から言えば、
1.法令の遵守
2.環境側面の把握と管理
この2点に重点があることに尽きる。
詳細は略すが、正直言って中小企業で、ある特定の業種以外では、難しい
システム作りや分析(環境の)作業は、とても少ない。
法律については、所在する地方自治体のホームページで殆どチエックできる。
更に手間が省ける方法があった!
それは、統合マニュアルにすることだ。
統合とは、9001と14001を一つのシステム、一冊のマニュアル(品質環境マニュアルとする)で、構築してしまう方法だ。
すでに、9001システムが存在するわけだから、14001のみの「要求事項」を新規に
作る事になる。
当グループが最近指導した、半導体関係の中堅製造業(45人・東京)の例で言うと、
(統合)マニュアルが、54ページで、認証を果たした。
6項目しかない
そのシステムのISO統合マニュアルの目次を見ると、9001の規格項目と14001の項目が一覧で対比されている。
するとどうだろう「純粋に14001規格のみの新規規格要求」は、6項目しかない!
つまり、9001と重複する要求、例えば、「方針」は、品質方針と環境方針にそれぞれ
なるのだが、統合では、「品質・環境方針」と一本化して表現する。
その他、例えば教育訓練などは、やはりパターンは9001の枠組みを使って、
環境の教育項目を1,2加える形になる。
つまり、新たに帳票や、マニュアル手続(ルール)を作るのではなく、項目を追加
していく形になる。
「超簡単」は本当だった!
このように見ていくと、9001を取得した企業が追加で、14001に取り組むのは、
実際、新規に9001に取り組むのに比べると「超簡単」になる。
特に、14001の「環境側面」の「負荷が小」である業態の企業の場合は、この言葉が完全に当て嵌まる。
そして、審査の手間も別々に受けるより軽減(=工数削減)されるのは、間違いない。
そして、それは、審査費用に反映するのも、また同じだ。
結論
1. 9001を取得している企業で、14001に関心又は、潜在的必要性があれば、
すぐに取り組むべきだ。
2. そのとき、システム、マニュアルを統一して、「統合マニュアル」にすべきだ。
3. 中小企業の場合、管理責任者は9001と14001両方兼務にする。
以上が、今のISO取得の流れ(トレンド)に沿った、お勧めの取り組み方だ。
是非参考にして頂きたい。
ISO原人
今なら、ISO取得費が助成金で、100%賄える
期間限定細条件説明、関東地域企業優先!
この数字は、ISOの規格要求事項の「9001対14001」の項目数の比較である。
9001の約38%のウエイトが14001だ。14001の「簡単さ」が、まずこれでわかる。
更に、14001の52の要求事項のうち、約40%が9001と重複している。
と言う事は、9001の経験がある企業が14001で新規にシステム構築する
ルールは、30項目になる。
9001の構築より、100項目も要求事項が少なくなる。
「超簡単」という言い方も頷ける。
実際、14001でも、内部監査、マネージメントレビューなどは、検討内容が違うだけで、やり方そのものは、変わらないのだ。
経験があれば半分以下のエネルギーで
ISOを、「いろはのい」から始めるのと、すでに9001の経験で、そのコンセプト、用語、パターンに慣れている企業が14001に取り組む事は、精神的、物理的エネルギーは、半分以下で足りる。
14001と9001規格の違いのポイントは、14001から言えば、
1.法令の遵守
2.環境側面の把握と管理
この2点に重点があることに尽きる。
詳細は略すが、正直言って中小企業で、ある特定の業種以外では、難しい
システム作りや分析(環境の)作業は、とても少ない。
法律については、所在する地方自治体のホームページで殆どチエックできる。
更に手間が省ける方法があった!
それは、統合マニュアルにすることだ。
統合とは、9001と14001を一つのシステム、一冊のマニュアル(品質環境マニュアルとする)で、構築してしまう方法だ。
すでに、9001システムが存在するわけだから、14001のみの「要求事項」を新規に
作る事になる。
当グループが最近指導した、半導体関係の中堅製造業(45人・東京)の例で言うと、
(統合)マニュアルが、54ページで、認証を果たした。
6項目しかない
そのシステムのISO統合マニュアルの目次を見ると、9001の規格項目と14001の項目が一覧で対比されている。
するとどうだろう「純粋に14001規格のみの新規規格要求」は、6項目しかない!
つまり、9001と重複する要求、例えば、「方針」は、品質方針と環境方針にそれぞれ
なるのだが、統合では、「品質・環境方針」と一本化して表現する。
その他、例えば教育訓練などは、やはりパターンは9001の枠組みを使って、
環境の教育項目を1,2加える形になる。
つまり、新たに帳票や、マニュアル手続(ルール)を作るのではなく、項目を追加
していく形になる。
「超簡単」は本当だった!
このように見ていくと、9001を取得した企業が追加で、14001に取り組むのは、
実際、新規に9001に取り組むのに比べると「超簡単」になる。
特に、14001の「環境側面」の「負荷が小」である業態の企業の場合は、この言葉が完全に当て嵌まる。
そして、審査の手間も別々に受けるより軽減(=工数削減)されるのは、間違いない。
そして、それは、審査費用に反映するのも、また同じだ。
結論
1. 9001を取得している企業で、14001に関心又は、潜在的必要性があれば、
すぐに取り組むべきだ。
2. そのとき、システム、マニュアルを統一して、「統合マニュアル」にすべきだ。
3. 中小企業の場合、管理責任者は9001と14001両方兼務にする。
以上が、今のISO取得の流れ(トレンド)に沿った、お勧めの取り組み方だ。
是非参考にして頂きたい。
ISO原人
今なら、ISO取得費が助成金で、100%賄える
期間限定細条件説明、関東地域企業優先!
- 記事投稿者情報 ≫ ISOジャパンネット
- この記事へ ≫ お問い合わせ
- この記事のタグ ≫