ISOコンサルタントの選び方教えます
記事投稿日2010年04月03日土曜日
投稿者:ISOジャパンネット カテゴリー: General
ISOコンサルタントの選び方教えます
我々自身の話なので、説明が主観的になり勝ちですが、なるべく客観的に述べます。
ISOコンサルタント以外の一般のコンサルタントにも通じる話でもあります。
ISOコンサルテイングのゴール(目的)は何か?といえばそれは・・
- ISOの認証が取れること
- その作ったシステムがその企業の固有の事情を反映していて、運用しやすく成果が出やすくなっていること
- 取得後の維持管理運用がしやすく、現場から使いやすいと言われること
その為には、どんなコンサルテイングが必要か、それはどんなコンサルタントか?
1. 認証を取るためのコンサルテイングについて
ISOのコンサルタントは実は、60%くらいの割合でISOの現役の審査員、審査員補
または、元審査員である。驚くかもしれないがこれが実態だ。
審査を裁判に置き換えると、審査員が検事、弁護士がISOコンサルタントになる。
つまり、ISOコンサルタントは、両方やっていることになる。だから、どこをどうすれば
審査が通るか細かく知っている。
ある会社では、「弁護士」でも別の会社では、「検事」になる。だから、我々ISOコンサルタントがコンサルに関与して、ISOの審査が通らないことは殆どない!
では、ISOコンサルタントは誰でもいいのか?
もう一度言おう。ISOコンサルの第一のゴールは認証を取ること。
しかし、これはISOコンサルの「最低限の仕事」です。
そして認証を取るのは、審査に向けてシステムを慎重に、安全に重厚にすると、問題なく受かる。
2.3.使いやすく成果が出るシステムが作れる
しかし、審査認証で、ISOは終わるわけではない。その後、その企業でシステムが定着し、現場の改善や、顧客の満足=支持が増えて業績が良くなることが真の目的である。
では、この辺が支援できるコンサルタントとはどういう人か?
それには、ISOの知識やノウハウだけではない「他の要素」が求められる。
それは、指導先と本音のコミュニケーションを取り、その企業の固有の事情を十分理解し、「審査」はギリギリで通って、且つ以後は使いやすく成果の出やすいシステムが作れるかである。
我々ISOコンサルは、通常10回以上指導先に足を運ぶ。毎回知識とノウハウを切り売りしているのではない。
最も重要なことは、「ISOプロジェクトの参加者と我々コンサルトとシステムの構築について、白熱した議論が戦わされ、納得性の高いシステムを作ること」です。
こういう事が「コンサルでは重要なのだ」と言う価値観を持っているかを、事前の面談で、感じ取れるかどうかが、選定のポイントと言える。
マニュアルやノウハウは、過去のもので、必要ではあるが100%あなたの会社に当てはまらないことがある。
現場の人に負担をかけるシステムとは?
ISOを導入した為に、ある伝票(記録)を作った。その記録を毎日記入しなければならない人が、20人いた。これが、現場の人にかける負担のことだ。
こういう事を極力なくし、ISOを取らなくてはならない。
我々はISO指導で、一年以内にその企業を去る。しかしその作成した「伝票」は、半永久に残る。目には見えにくい「大変な労力」を残す事になる。
こうした、コンサルテイングこそ避けなくてはない。
審査は通ったが、ISOの維持管理が大変
過去ISOを取った企業の約50%の声だ。半分以上担当コンサルタントの責任
だと思う。
ISOは会社を強くする手段です。このことが、十分判っているコンサルタントを
選ぶことが極めて重要です。
ISOの審査=認証は、通過点です。いつも考えていることだ。
コンサルタントで一番重要な資質とは何か?と言えば
「対人感受性」と「センス」だろう。
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ISO原人
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