今日は会議の時間の25分前に着きました。

応接室に通して戴き、コーヒーを御馳走になっていたら、

以前はぎりぎりにしかこなかった役員連中が信じられない?

次々に入って来て、それも僕を見かけたら、笑顔で挨拶までしてくれた。

 

何だか気持ち悪いなーって・・・・・・・・

わざとらしい・・・・・・・・何か企んでるんと違うんか?

 

前回はそれこそ全員、僕と明らかに敵対していたように思えるが、

一体、前回の会議の後、何があったのだろう?

その後、会議が始まって前回からの改善点などが報告された。

『アレッ?』何かしら会議の雰囲気が違う!

 

以前のようにダラダラしたような雰囲気はなくなっていて、

何かしらピリピリしたような雰囲気が漂っていました。

チラッと社長を見ると、ニコッと笑っていました。

 

実は前回の会議で僕は結構めちゃくちゃ言ったものだから、

その後、社長主導で、デーィベートの研修に

全員で参加していたそうなのです。

それも専門のコンサルタント会社から

2カ月間徹底的に学んだみたいです。

 

会議は2時間、途中で10分の休憩を挟んで凄く効率的に

しかも戦略に富んだ有意義な会議となりました。

 

会議が終わって、参加者全員が、それぞれの立場で、

主体的に参加した充実感というか満足感が顔に滲み出ていた。

 

それから社長と専務さんとで昼食に行き、社長から・・・・・・

『藤岡さん、どうだった会議は?』と聞かれた。

僕は『お世辞ではなく、本当に会議らしい会議が出来たんじゃないですか!』

と答えた。

 

そもそも会議って報告会ではなく、決めることを前提にして、

決めたことを誰が何時までに、どのようにしてやるのか?

そういったことをそれぞれが自分事として考え、行動する為のものだと思う。

 

つまり何を変えて何を変えないのか?

勿論、現状のままという選択肢もある。

 

そして変えるという選択をするのなら、

誰が何時までに、どのような手法でやるのかなどを

すべては行動レベルで話し合わなければ意味がない。

 

だから会議の前提は行動の為にある。

なので行動の伴わない会議は、

ただのおしゃべりの域を出ることはない!

 

そして行動を前提とするならば、現場・現実・現状からの

意見というものが凄く大切になってくると思う。

 

以前はここの会社の役員さんたちは、役員室や

経営会議で会社の方向性を考えていたと思う。

すると現場からどんどん乖離してくる。

 

何故なら社長を含めた役員さんたちは経営は知っていても

現実や現状を真実の目でしっかり見ていないから、

どうしても美しい甘美な経営学で会社の経営を考えてしまう!

 

すると現場や現実、そして現状と明らかに乖離してしまう!

数字の語呂合わせと現実とがかけ離れてしまい、ますます

現場のことが見えなくなり推理・推測・推論によるあてすっぽな経営になる。

 

だけど今回の会議では、現場からの意見がどんどん出てきて、

現場主導、つまり顧客の立場(コンシューマー的)な発想で

会議がすすんでいたことが僕は素晴らしい成長だと感心した。

 

社長が・・・・・・・・・・・・・・

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藤岡さんが前回言っておられた

立場抜きの会議こそ意味のある会議になる!

今回、会議の中で本音の意見がそれぞれの

ポジションから言ってくれて良かった!

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と喜んでおられました。

 

結局、そうなんですよね!

会議はまずは裃や肩書を取り外すことからはじめなければ、

肩書がモノを言ってしまうんですね!

 

すると本音で話すことができなくなってしまい、

どうしても自分たちの立場だとか

個別のセクションや利害間による闘争劇になってしまう!

 

まあっ、前回は殆ど暴論に近いような発言をして

超・ヒンシュクをかいましたが、一旦、安定を破壊することによって

次なるステージと次なる創造へとつながると僕は考えていたのです。