昨日、知り合いから電話があり、

是非逢ってもらいたい人がいるとうことで、

午後から、心斎橋で待ち合わせをした。



30歳代の女性でしたが、彼女の話によると、

職場でのイジメが原因で5か月前に退職したらしい。



その後、アルバイト生活をしながら今までやってきたが、

自らの人生をこれからどうしていけばいいのか、

分からなくなったらしい。



僕は、彼女に質問をした。

『あなたは、人生における夢がありますか』






すると、彼女は、


『昨年まで、結婚を前提にお付き合いしていた彼氏がいました』


『7年間お付き合いしましたが、互いの人生観が違う為に別れました』


『でも、それは良かったと思っています』


『別れる一年前から逢えば喧嘩の日々でしたので疲れました』


僕は、このことについては何も触れることはしませんでしたが、


『それでは、あなたにとって人生とは何ですか』と聞きましたが、


しかし、彼女の口からは、明確な答えは出てこなかったのです。



自らの人生を本当に活きるということは、

生存や存在するということとは明確に違う。



生存や存在は、謂わば、本能的なものだと思う。

自らの意思に関係なく、無意識のうちに反応する。

自己防衛本能のことであり、無意識的なものだと思うのです。



一方、本当に活きるということは、もっと主体的であり、

ある種の技能や、能力を駆使して、質の高い経験を

創りだすことだ。



それこそが、自らの人生の質を高めてくれるものだと

理解しなければならない。

人生における因果関係を深く理解し、自らでコントロールする。

自らの知識や経験をもって自らが望む形を創りだす。

これこそが自らの人生をより良く活きるということだと思うのです。