効率を追求する為の組織論
組織の生産性や成果を高める為には、外部の環境に対して、
適切に対応できる機能分化と明確な責任付与が必要である。
それぞれの役割が曖昧なままでは、効率を追求することは難しい。
役割を明確にして、それぞれの責任を付与すれば、個人の
活動効率は向上する。
それには、組織の目的を明確にして、組織の個人に正しく伝え、
ブレークダウンしていくことで、より具体的に、より行動的な
スタイルに変換していく。
個人は自分は、何を組織に期待され、どのような役割を
果たさなければならないかが明確になってくる。
そして、適切な責任を与えられることで、主体的に動くようになってくる。
これが、自由と責任という権利・義務関係によるエンパワーメントとなる。
■ 説明・・・・・
リーダーは組織の個人に対して明確なビジョンを物語で伝える。
次に、『この指とまれ』と共感とコミットメントを集めて、
『それじゃあ、みんな、協力してくれないか』
『僕一人では、このプロジェクトは達成できない』
『これと、これは僕が引き受けるが、あとは、みんなで分担しようと思う』
と仕事全体を部分に分ける。
分けた仕事を、
『あなたは、これをお願い』
『君にはこれを頼む』
それぞれにお願いする。
ただし、投げっぱなしは、委任ではなく、放任になってしまうので、
キチンとフィード・バックのシステムを作っておくことが肝要。
そして、それぞれの仕事の報告の時期や、進捗状態など
定期的にリーダーと話し合う。
個人には、明確に、部分の責任は君にあると言うことを伝える。
しかし、全体における責任はリーダーである自分にあるということも
同時に伝えておく。
そして、
『自分も協力するので、この件は君に任せる』
と言っておけば、個人は精一杯の努力をするものです。
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