昨日、今年一人目の相談者が来社されました。
僕のブログを熱心に読んで戴いている社長さんでした。


『藤岡さんのブログでは、如何に組織文化が大切だと・・・言われておられますが』


『具体的にどのようにすれば良いのですか』という質問でした。



僕は、『北風と太陽ですよ』と答えましたが、それは・・・・・


お互いに一人の人間として、社員と接することが何よりも大切なことです。
社長であるという裃を外せば、ただの人と人ですから、そこに必要以上に
拘ることはないのです。拘るからこそ、見えないものも聴こえないことも出てくるのです。


その後、社長さんから、現在の組織の状態やキーマンが誰であるとか、いろいろ
お聴きしましたが、現状がどうであれ、そんなことはあまり関係ない事、
つまり、組織も人も成長し続けられる文化を構築することが企業の成長にとって
最も大事なこと、リーダーの仕事とはここにあります。


現状を正しく定義することは確かに大切です。
そして、外部の環境変化に対してどのように適応していくか、
それに対して内部の状態管理をどうするのか。
内部の状態管理とは、すなわち人の強みを結集し、それらを
外部の変化の中での機会を見つけて、結び付けることなのです。


殆どの社長は優秀です。だが優秀がゆえに今が見えない。
自分が見えないことが多いのです。
論理的に現状を再定義することは出来ると思います。
そして外部環境の変化も的確に捉える事も恐らく出来るでしょう。
しかし、今をどうすれば良いか、あるいは今をどの方向へ向ければ良いか?
この2点が解らない社長が殆どです。


僕が今回、来社して戴いた社長さんへのアドバイスは、

『何も法則がどうの、理論がどうのって難しい事を考える必要はありません』

『今から僕が言う3つのことを絶対に守って下さい』


1・ 話すことよりも、聴くことを優先させること。

2・ しかめっ面よりも、笑顔の場を多くもつこと。

3・ 叱ることよりも、褒めることを優先すること。



  これが組織変革の第一歩です。

  ラーニング・オーガニゼーション~学び続ける組織こそが、僕の考える理想の組織です。