中小企業の社長のアドバイザー(株)ビジネス・インキュベート
年末にある起業家を目指す人達の忘年会に呼ばれました。
今年、起業した人、これから起業する人、様々でした。
起業家としてやっていける人と、
いけない人の違いは何でしょうか?
という質問がありました。
僕は起業家としての適性は生得的なものではなくて、
ほとんどが学べるモノだと考えておりますが、
絶対にこれは必要だと思うこと3点をお話させて戴きました。
まず第一に『自責』です。
常にどのような状態になろうが、全ての責任は自分にあり、
環境や他人にはないという責任の矢印は自分に向けること。
次に『覚悟』です。
企業は思いからスタートすべきだと考えています。
世の中にこんなことを訴えていきたいだとか、
起業を通じて自らの生きた証を残したいだとか、
自らの製品やサービスで世の中を変えたいといった、
強烈な思いが必要です。
そして、絶対に成し遂げたいという強い思い。
これが無くては、直ぐに諦めてしまえば、失敗を成功へ
コンバート出来ないですからね!
三番目に社会的な能力、つまり、コミュニケーション能力が
無くては、関係性を構築することが出来ないのです。
起業するにはステークホルダーなど、沢山の人達を
巻き込んでいかなくてはならないので、有機的な関係を
しかも、未来につながる良い関係を創っていかなければならないのです。
最後に、これらを踏まえて、自らが率先垂範で行動することです。
行動出来ない経営者はフォロワーに対しての求心力が得られません。
ましてや、顧客に対して何のアドバンテージもない訳ですから、
事業が立ち上がらない。
まだまだ、沢山あったのですが、一度に言っても、未だ経験していないので、
理解できないだろうと思い、これ以上は言いませんでした。
僕は行動を通じて、どんどん失敗してほしいと思っています。
こんなこと言ったら、人の失敗を望んでいるのかと言われそうですが、
そうではなく、失敗することで、考えが練れてきますし、考え、行動し、
失敗し、改善し、そして行動というループを沢山、回すことによって、
そのビジネスの真実に触れることが出来るのです。
ビジネスは真実に当たれば、必ずブレイクします。
極論すれば、幾ら良い製品やサービスでも顧客に知られなければ、
あるいは顧客にとって必要でなければ、売れることはありません。
すべては、顧客にとってという発想がなければビジネスにならないのです。
それらを未来につながる失敗から僕は学んでほしいと思っています。
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