2019年 1月の記事一覧
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いきなりですが・・・・・・・・・・・・・・・
あなたが誰かと会話をしていて自分には理解できない
言葉がでてくれば、あなたはどうしますか?
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① そのままスルーする。
② 知らない言葉でも知っているフリをする。
③ その場で、『それはどういう意味ですか?』と質問する。
若い頃の僕は、凄く卑怯で、いいカッコしいだったので
知らないのに知っているフリをしていました。
『そんな難しい言葉は僕でも知っているよ!』
と言わんばかりに・・・・・・・
でも今から20年ぐらい前からかなっ、35歳位からは、
知らないモノは、知らないとハッキリと言えるようになりました。
それは、ある人の言葉のお陰だと思います。
『知らないことは決して恥ではない!』
『知らないのに、知っているフリをする方がもっと恥ずかしいことだ!』
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このたった一つの言葉が
僕の人生をガラリと変えてくれました!
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知らないことは恥ずかしいことではないんだ!
それで・・・・・・・・・・・
それからは、相手が自分よりも年下であろうが、
誰であろうが、知らない言葉がでてくれば、
必ず『それはどういう意味ですか?』と聞きます。
今まで、20年以上、聞き続けてきて
一人たりとも教えてくれなかった人はおりません!
なので絶対に、スルーするよりも、知っているフリをするよりも、
たった一言、『それはどういう意味ですか?』と聞くだけで、
今まで知らなかった世界から、知っている世界に変わる!
知らないことを知ろうとする、たったそれだけの行為が
自らの世界をどんどん広げて
新しい視野を生みだしていきます。
僕なんか、もう56歳になっていますけれど
世の中のことなんて、お恥ずかしいですが
知らないことだらけですよ!
先日も、広島から来られたY先生に
金融のお話を聞かせて戴いて、
そりゃ、目から鱗ですよ!・・・・・もうボロボロ落ちましたね!
先生は、僕よりもかなり若い!
でも凄い知識を持っておられて、
実際にその知識でお金儲けをされています。
つまり、正真正銘のプロですよ!
どんなジャンルでもいいが、プロから
生の話が聞けるということが一番有難い!
何故なら、その知識でお金を稼いでいるということは、
その知識に大きな価値があるからです。
でも、みんなだんだんと歳をとるに従って、プライドだけが高くなって
面の皮が分厚くなって、頭を下げて『教えて下さい!』
とたった一言が言えなくなってしまう!
でもね、正直な話、たとえば僕がY先生の前で知っているフリをしたって
恐らく、1分以内に先生にはバレてしまうと思う。
僕もリーダーシップという数値化も定量化もできない、形もないような
学問といえるのかどうなのかも分からないが、それでも10年以上、
勿論、現在も勉強し続けていますので、そりゃ、何も学んでいない人からすれば、
多少だけど、知っていることは多いと思う。
それで、リーダーシップというものについてあまり知識や理解のない人と
話をすれば、それは直ぐに分かりますし、その人が組織のリーダーを実際に
やったことがあるのか、ないのかさえも簡単に見破ることができます。
どうしてなんでしょうね?
それはねっ!ただの知識と理解は違うのですよ!
理解っていうのは実践や行動から生まれるもので、
その時、その瞬間の出来事に対する感情があるのです。
だから、出来事に対する記憶は感情による記憶になるのです。
反対に知識は見たり、聞いたり、読んだりすることによる、
脳による記憶なんですね!
どちらも同じ記憶なのですが、脳による記憶って
直ぐに忘れてしまうのですが、しかし感情による記憶って
絶対に忘れないんです!
なのでビジネスで役に立つのは理解しかありません!
だから理解しようと思ったら、見たり、聞いたり、読んだりしただけではダメで、
その知識を実際に行動に移さなきゃ、自分のものにならない訳です。
『知識』『見識』『胆識』って言ったりしますよね!
つまり『胆識』っていうものがもっとも大事なことなんですね!
読者の皆さんは、僕よりももっともっと知識や理解があると思いますが、
それでもですよ、世界のすべてを知っている訳じゃない!
自分がどれだけ勉強しても、自分は知らないことも沢山ある。
でも自分が知らないことを凄く詳しく知っている人もいる訳です。
すると、そんな人と幸いにも巡り逢ったのだから・・・・・・
まさに一期一会ですよ!
聞かなきゃ損です!
質問しましょう! たった一言でいいんです。
『それはどういう意味ですか?』
それがあなたの世界を変える言葉です。
今日は会議の時間の25分前に着きました。
応接室に通して戴き、コーヒーを御馳走になっていたら、
以前はぎりぎりにしかこなかった役員連中が信じられない?
次々に入って来て、それも僕を見かけたら、笑顔で挨拶までしてくれた。
何だか気持ち悪いなーって・・・・・・・・
わざとらしい・・・・・・・・何か企んでるんと違うんか?
前回はそれこそ全員、僕と明らかに敵対していたように思えるが、
一体、前回の会議の後、何があったのだろう?
その後、会議が始まって前回からの改善点などが報告された。
『アレッ?』何かしら会議の雰囲気が違う!
以前のようにダラダラしたような雰囲気はなくなっていて、
何かしらピリピリしたような雰囲気が漂っていました。
チラッと社長を見ると、ニコッと笑っていました。
実は前回の会議で僕は結構めちゃくちゃ言ったものだから、
その後、社長主導で、デーィベートの研修に
全員で参加していたそうなのです。
それも専門のコンサルタント会社から
2カ月間徹底的に学んだみたいです。
会議は2時間、途中で10分の休憩を挟んで凄く効率的に
しかも戦略に富んだ有意義な会議となりました。
会議が終わって、参加者全員が、それぞれの立場で、
主体的に参加した充実感というか満足感が顔に滲み出ていた。
それから社長と専務さんとで昼食に行き、社長から・・・・・・
『藤岡さん、どうだった会議は?』と聞かれた。
僕は『お世辞ではなく、本当に会議らしい会議が出来たんじゃないですか!』
と答えた。
そもそも会議って報告会ではなく、決めることを前提にして、
決めたことを誰が何時までに、どのようにしてやるのか?
そういったことをそれぞれが自分事として考え、行動する為のものだと思う。
つまり何を変えて何を変えないのか?
勿論、現状のままという選択肢もある。
そして変えるという選択をするのなら、
誰が何時までに、どのような手法でやるのかなどを
すべては行動レベルで話し合わなければ意味がない。
だから会議の前提は行動の為にある。
なので行動の伴わない会議は、
ただのおしゃべりの域を出ることはない!
そして行動を前提とするならば、現場・現実・現状からの
意見というものが凄く大切になってくると思う。
以前はここの会社の役員さんたちは、役員室や
経営会議で会社の方向性を考えていたと思う。
すると現場からどんどん乖離してくる。
何故なら社長を含めた役員さんたちは経営は知っていても
現実や現状を真実の目でしっかり見ていないから、
どうしても美しい甘美な経営学で会社の経営を考えてしまう!
すると現場や現実、そして現状と明らかに乖離してしまう!
数字の語呂合わせと現実とがかけ離れてしまい、ますます
現場のことが見えなくなり推理・推測・推論によるあてすっぽな経営になる。
だけど今回の会議では、現場からの意見がどんどん出てきて、
現場主導、つまり顧客の立場(コンシューマー的)な発想で
会議がすすんでいたことが僕は素晴らしい成長だと感心した。
社長が・・・・・・・・・・・・・・
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藤岡さんが前回言っておられた
立場抜きの会議こそ意味のある会議になる!
今回、会議の中で本音の意見がそれぞれの
ポジションから言ってくれて良かった!
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と喜んでおられました。
結局、そうなんですよね!
会議はまずは裃や肩書を取り外すことからはじめなければ、
肩書がモノを言ってしまうんですね!
すると本音で話すことができなくなってしまい、
どうしても自分たちの立場だとか
個別のセクションや利害間による闘争劇になってしまう!
まあっ、前回は殆ど暴論に近いような発言をして
超・ヒンシュクをかいましたが、一旦、安定を破壊することによって
次なるステージと次なる創造へとつながると僕は考えていたのです。