2015年 8月の記事一覧
後日、社長とお逢いしてお話を聞くと、製品のパッケージが3種類しかなかった。
もっと小さなパッケージはないのかと尋ねると、まだ作っていないとのことだった。
パッケージによるイノベーションの期待すべき点は製品自体はまったく同じでも、
容器を変更することによって異なる分量の製品を提供できる。
すると、新たな状況や機会の創出が可能となる。
これによって、広範囲の顧客に製品を提供出来るし、
潜在顧客のニーズを顕在化できることになる。
現代は、知識情報化社会であるがゆえに、
沢山の情報を自らで精査し、必要な情報、
そして、必要でない情報を見極めなければならない。
また、情報化社会はすべてが早くなり、
そして拡散する社会でもある。
こういった時代においては、情報に対する
感度を高めなければ情報の中に埋没して
動けなくなってしまう。
良いも、悪いも瞬時に拡散し、
また拡散の領域を特定することも難しい。
予想もしなかったということが
当たり前に起こりえる社会システムを
創りあげてしまった。
すると情報化社会における
経営のあり方とは何か?
これらを考察する為のキーワードは、
スピードと拡散である。
ホリスティックな考え方として、
何事も早く始め、そして早く終わらせる。
このふたつだと考えています。
良いことは直ぐにやり、悪いことは直ぐにやめる。
特に悪いことは、一分、一秒でも早くやめること。
万が一、悪い情報が流出した場合は、
冷静に、対応しなければならない。
情報化社会においては、隠蔽することはできない。
だから、もし、そのような事態になれば、
話しに尾鰭がついて拡散するまでに
スマートな対応をしなければならない。
対応如何によっては、脅威は機会に
転ずることも可能ですが、
対応が遅滞したり、
対応に誠実さが欠けるようであれば、
脅威は最悪の事態に発展する。
つまり、情報化というタイムリーさは、
利便性という社会構造を作り出したのだが、
企業側にとって大きなメリットであると同時に
常に危険が潜んでいると言えよう。
使い方、係わり方次第で極端な
脅威と機会を生み出す媒体である。
企業側としては、こういった情報特性を考慮し、
早急に澱みのないクライシスマネジメントの
体制を構築するべきだと考える。
もし企業側にとって社会的信用を
失ってしまうような事態が発生した場合、
冷静に、しかも迅速に適切な対応が
できるだけの準備が必要です。
(株)ビジネス・インキュベートの藤岡です。
【企業コンセプトは大切です】
ビジネス活動に於いて、僕は企業コンセプトが
非常に大切だと考えております。
総てのBDM(ブランド・デザイン・マーケティング)は、
企業コンセプトが基本になるからです。
企業の社内と社外に対して企業コンセプトは、
思考と行動の基準ですし、ステークホルダーに対しての
公約だからです。
企業コンセプトが決まると、人材教育の在り方も
企業コンセプトに対して何が大切で、何が大切でないかという
判断の基準が出来あがります。
それは、組織の中にやって良い事、
やってはダメなことが明確になる訳です。
明確になれば、おのずと効率が生み出されます。
一つ一つの効率が期待する効果を生みだすことになるのです。
僕の主な仕事は人材を人財に変えることですが、企業の成長を
考えるとマーケティングも欠かすことができない大切な要件です。
マーケティングで最も大切なことは、顧客に対して信頼と信用を築くこと。
そして、それらを約束すること。
所謂、ブランディングというものですが、そもそも、ブランディングには
莫大な費用がかかると言われておりますが、確かにゴールデンで、
CMを打ったりすれば、凄い金額になるでしょうが、本来、ブランディングとは、
顧客に対しての信用の結晶のようなものなので、そうすると、それは、
社員それぞれの人間力だと考えています。
人間力はリーダーシップとマネジメントによって少しずつ構築できるものです。
確かに時間はかかりますが、だからこそブランドなのです。
容易には他社には模倣できないのです。
リーダーシップとマネジメントで人間力を育み、組織の中の人と人という点を感謝と信頼で
つなぎ、それがやがて面になる時、社内ブランド力が醸成されていると思うのです。
顧客に対しても同様で、トルネード(巻き込む)することで、感謝と信頼を礎に
社内と社外が一つになった時に対外的なブランドは出来あがるのです。
近江商人の言った売り手よし、買い手よし、世間よし、これがブランドなのです。
最近ではCV(シェアード・バリュー)という言葉で説明しておりますが、しかし、
近江商人は古来より、そういったビジネスのあり方を心得ていたのでしょうね!
そうすると、企業コンセプトが如何に大切であるかがお分かり頂けたと思います。
最上位の概念が本当に大切なのです。
何をもって自社が社会の中に存在するのか?
その為には企業、そして社員はどうすべきなのか?
これらが社内と社外によって約束を果たせた時、
ブランドが完成します。
【ビジネスの活動すべてが企業コンセプトとの整合が求められるのです】
生得的なもの?
決まっているんじゃない?
無理なんじゃないかな?
仕事は上手くいかない。
知らないことを知ることになります。
ひとりの百歩よりも100人の一歩の方が
より大きな価値を創造できるのです。
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インド哲学では創造のうえに創造を積み重ねれば
やがてカオスを招くと言われています。
カオスとは、混沌を意味する。
だから、一旦、破壊しなければならない。
成長とは言い換えれば、やめることと、
始めることを繰り返すものだと言える。
スクラップ&ビルドという言葉があるが、
これも同意語だと思う。
何かを創ろうと思えば、今までの何かを一旦、
リセットする。そして、積み重ねる。
これを繰り返し、繰り返し、
行うことが成長というものの本質ではないだろうか。
企業において、やめるべきことは沢山ある。
本当に毎日の会議が必要なのだろうか。
2時間の営業進捗会議を30分にできないのだろうか。
数えればいくらでもありそうだと思うのですが、
実際には、なかなか捨てられない。
基本的に人の意識は、捨てることよりも、
あれも足そう、これも足そうとプラスを最優先してしまう。
どちらかと言えば、優劣の優先にどうしても
目がいってしまう為に劣後には意識がないのかも知れない。
しかし、考えるべきは、
未来へ向かっての創造なのだから、
破壊せずして創造はない。
この言葉を、実践しよう。
やめることのメリットを考えれば、
創造することと同じ位のメリットは享受できるだろう。
少し文字幅を戴いて、何故、やめることが
難しいのか考察してみようと思います。
それは、恐らく、教育だと思います。
捨てることは、もったいない。途中でやめることは、
根性がない。意気地なしだと我々は刷り込まれてきているのです。
教育では、諦めずに最後まで頑張ることが
美徳だと教えられてきましたので、
だから、どうしてもやめることが難しくなってしまうのでしょうね。
しかし、経営では、やめることが本当に大切になってきます。
何かを選ぶということは、やめることでもあるのです。
選択と集中、経営書にも書かれていますが、
やめること、捨てることを繰り返すことで、
自社にとって本当に大切な何かが浮き彫りになってきます。