潜在需要の掘り起こし
記事投稿日2012年08月05日日曜日
投稿者:有限会社あさひ流通企画 カテゴリー: General
今週からは企業のお盆休みが始まります。
8月のお盆休暇の交通状況が各紙で発表されたが、
昨年の震災の反動もあり、全国的に多数の人出が見込まれている。
・JR各社の8月9日~19日までの予約数は前年比19%増の305万席となった。
特に東北新幹線が32%増となり、震災復興支援などが予約を押し上げている。
(私も9日から宮城、岩手、青森とスーパー含めて回って来る予定)
・高速道路の渋滞予測は全国の渋滞発生回数「10km以上」は前年比69回減の410回、
「30km以上」は30回減の30回と報道された。
新東名高速の開通で東名高速の渋滞は大幅に緩和されたことがある。
2012年産の新米商戦がスタートした。
全国に先駆けて早場米として出荷された宮崎産コシヒカリの店頭価格は
前年比2~3割高となった。
昨年の震災後遺症で東北産の出回り減少が予測されている事や
7月の九州豪雨の影響も懸念されている事、市場在庫の減少が価格を引き上げた。
宮崎産スーパー価格は精米5kgで¥2380~¥2580となっており、
5kg入りを4kgに減量して値頃を出して販売する店舗も出て来た。
・米の流通事情が生産地から消費地への直売方法に変化してきていることから
農協団体が集化を強化する為に価格を上げざるを得ない状況だと報じられた。
又、米も世界の食料事情から見れば、
タイや中国などの輸入米が増えて来ることは考えにくいこともあり、
日本の米離れが懸念されている。
国内小売り企業の7月の売上は6月に続いて芳しくないようだ。
百貨店の夏バーゲンは時期を分散した結果、
例年通り月初から実施した店、遅らせた店も盛り上がらず
7月の売上は昨年を下回った。
しかし、他の専門店やアウトレットなどは前年並みを確保していることから、
バーゲン時期だけの問題なのかどうか、もっと検証が必要に思う。
外食のマクドナルドが発表した1~6月期は
経常利益が7年ぶりの15%減益となった。
同社では4月から客数が減少し、客数増を狙ってコーヒー¥100で実施したが、
今度は客単価が減少し、売上は減少巾が広がったと言う。
FFのテイクアウトはコンビニの商品ラインの強化により
優位性を出せなくなって来ている。
コンビニを含めた小売業は、今後は自社だけで規模の拡大を計画する事でなく、
メーカーや問屋、商社などと協力して消費者にとって良い店へと変化して行く。
その代表が小売りのPB商品、現在はほとんどのメーカーは
小売りPB商品の製造を受け付けており、
消費者にとって味品質、お買い得な商品づくりが支持される。
その代表はイオンのトップバリューとセブンのセブンプレミアムを強化し、
売上は10%前後だが、海外ではテスコのPB化比率は50%を越え、
他の欧州小売り大手平均でも30~40%と言う。
今後も小売り店舗の拡大に合せてPB商品の売上は増え、
メーカー品質保証から消費者の信頼度は上がって来る。
従って、PB商品を持たない中小小売店はますます苦境に入って行く。
良い商品に取って必要な要素は安心・・顔の見える商品づくり。
ダイエーは野菜の契約農家を14年までに2000戸に拡大し、
野菜販売の3割まで引き上げる計画を発表。
現在の野菜のPB化比率は3%止まりと言うから、かなりの拡大になる。
新たな客層を掘り起こすのは外食でも活発化している。
「日高屋」は駅前の24時間営業店を中心に朝食メニューを始める。
納豆定食などを提供して、これまでにない女性客にも好評という。
ステーキの「どん」やロイヤルホストは夏の肉料理で食べ放題企画を実施。
原価率は50~60%と高くなるが、単価も¥2000~¥2500と上がり
新たな家族客を呼び込み、常連客に育てると言う。
消費者の多くは過去のブランドにこだわりを持たなくなっており、
安全であり、価値を認める商品であれば積極的に消費するように変わった。
今週の1品 * スーパーのお惣菜、弁当、寿司
その他、興味のある方は: http://www.asahi-kikaku.net
8月のお盆休暇の交通状況が各紙で発表されたが、
昨年の震災の反動もあり、全国的に多数の人出が見込まれている。
・JR各社の8月9日~19日までの予約数は前年比19%増の305万席となった。
特に東北新幹線が32%増となり、震災復興支援などが予約を押し上げている。
(私も9日から宮城、岩手、青森とスーパー含めて回って来る予定)
・高速道路の渋滞予測は全国の渋滞発生回数「10km以上」は前年比69回減の410回、
「30km以上」は30回減の30回と報道された。
新東名高速の開通で東名高速の渋滞は大幅に緩和されたことがある。
2012年産の新米商戦がスタートした。
全国に先駆けて早場米として出荷された宮崎産コシヒカリの店頭価格は
前年比2~3割高となった。
昨年の震災後遺症で東北産の出回り減少が予測されている事や
7月の九州豪雨の影響も懸念されている事、市場在庫の減少が価格を引き上げた。
宮崎産スーパー価格は精米5kgで¥2380~¥2580となっており、
5kg入りを4kgに減量して値頃を出して販売する店舗も出て来た。
・米の流通事情が生産地から消費地への直売方法に変化してきていることから
農協団体が集化を強化する為に価格を上げざるを得ない状況だと報じられた。
又、米も世界の食料事情から見れば、
タイや中国などの輸入米が増えて来ることは考えにくいこともあり、
日本の米離れが懸念されている。
国内小売り企業の7月の売上は6月に続いて芳しくないようだ。
百貨店の夏バーゲンは時期を分散した結果、
例年通り月初から実施した店、遅らせた店も盛り上がらず
7月の売上は昨年を下回った。
しかし、他の専門店やアウトレットなどは前年並みを確保していることから、
バーゲン時期だけの問題なのかどうか、もっと検証が必要に思う。
外食のマクドナルドが発表した1~6月期は
経常利益が7年ぶりの15%減益となった。
同社では4月から客数が減少し、客数増を狙ってコーヒー¥100で実施したが、
今度は客単価が減少し、売上は減少巾が広がったと言う。
FFのテイクアウトはコンビニの商品ラインの強化により
優位性を出せなくなって来ている。
コンビニを含めた小売業は、今後は自社だけで規模の拡大を計画する事でなく、
メーカーや問屋、商社などと協力して消費者にとって良い店へと変化して行く。
その代表が小売りのPB商品、現在はほとんどのメーカーは
小売りPB商品の製造を受け付けており、
消費者にとって味品質、お買い得な商品づくりが支持される。
その代表はイオンのトップバリューとセブンのセブンプレミアムを強化し、
売上は10%前後だが、海外ではテスコのPB化比率は50%を越え、
他の欧州小売り大手平均でも30~40%と言う。
今後も小売り店舗の拡大に合せてPB商品の売上は増え、
メーカー品質保証から消費者の信頼度は上がって来る。
従って、PB商品を持たない中小小売店はますます苦境に入って行く。
良い商品に取って必要な要素は安心・・顔の見える商品づくり。
ダイエーは野菜の契約農家を14年までに2000戸に拡大し、
野菜販売の3割まで引き上げる計画を発表。
現在の野菜のPB化比率は3%止まりと言うから、かなりの拡大になる。
新たな客層を掘り起こすのは外食でも活発化している。
「日高屋」は駅前の24時間営業店を中心に朝食メニューを始める。
納豆定食などを提供して、これまでにない女性客にも好評という。
ステーキの「どん」やロイヤルホストは夏の肉料理で食べ放題企画を実施。
原価率は50~60%と高くなるが、単価も¥2000~¥2500と上がり
新たな家族客を呼び込み、常連客に育てると言う。
消費者の多くは過去のブランドにこだわりを持たなくなっており、
安全であり、価値を認める商品であれば積極的に消費するように変わった。
今週の1品 * スーパーのお惣菜、弁当、寿司
その他、興味のある方は: http://www.asahi-kikaku.net
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Posted by: asahikikaku