2011年上期MJヒット商品番付が発表された。

東日本大震災を受け、その影響が国民消費に大きく影響しています。

消費の節約志向やメーカーの震災被害を受け横綱クラスは見送られたが、

食品関連では前頭に

・ソウルマッコリー(サントリー)

・ごまリッチ(ミツカン)

・ポン酢ジュレ(ヤマサ、ハウス食品)

・ノンアルコール飲料  
      の4品がランクインされた。

震災以前より芽生えている、健康・ヘルシー・和風・安全のキーワードが

より強調されたように思えます。

消費者は高齢化に伴い健康に配慮した「和」の惣菜を求めながら、

「洋」「中華」・・・も「さっぱりニーズ」が増えて来るのではないでしょうか。


食品以外では「節電」をコンセプトに

・衣料   - 「部屋テコ」「冷やテコ」

・家電   - 扇風機、LED電球、

・日用雑貨 - すだれ、扇子、うちわ

・植物   - ゴーヤ、ヘチマ

・外食   - アフター4販促


昨年の猛暑記憶が新しい中で、

震災の節約意識にマッチして上期のヒット商品となっている。

本州は梅雨の真最中、梅雨による被害や猛暑によってヒット商品も変わって来るだろう。


今は震災の影響を受けて物価情報には目が離せない。

<値上り情報>

・生乳では最大手のホクレンはチーズ向け生乳価格を1kg当り3円の値上げ
 
 その他、バターや脱脂粉乳についても値上げする

 今年は北海道から本州向けに生乳出荷量が増えると予想される。

・日本の新米はもう少し後だが、アジアを中心とする米の取引価格が

 5月から5%の上昇。

 中国の気温悪化による不作やタイの輸出価格の上昇が要因になっている。

・三陸で被害が大きかった海藻の値上りに対して、

 政府は緊急の輸入枠を通常の3倍(1700t)に追加して対応する。

・一次落ち着いたガソリン価格が中東のリビア、シリアの混乱で値上りして来た。

 
<値下り情報>

・昨年から値上りしてきた小麦や大豆など穀物国際価格が、産地の天侯改善で

 下落傾向が出て来た。

 小麦は11カ月ぶりの安値、大豆やトウモロコシも前月より値下がり。

・スーパーや回転寿司店の国産本マグロが、6月の水揚げの回復を受けて

 中トロは100g¥600とお買い得価格で販売されている。

 日本海側の水揚げは夏場をピークに昨年の3倍を見込むと強気。


水産・農産物は自然との闘いで先々安定することはないでしょうが、

被災地の状況や地球環境・・を考えれば節約志向は続くでしょう。


今週の1品  *スーパーの店頭: 惣菜、米飯、寿司


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