地球資源の高騰に対する惣菜の廃棄削減とエコ
記事投稿日2011年02月27日日曜日
投稿者:有限会社あさひ流通企画 カテゴリー: General
先週は北アフリカのデモに続いてニュージランドの地震と
地球各地で異変が起きています。
それにつられて輸入大国日本の資源・食料価格は値上がりが顕著になって来ました。
4月から輸入小麦の値上げが決まり、
1月の消費者物価指数は前年比で灯油が18.4%、ガソリン8.2%と上昇し、
食料品についてもコーヒーや砂糖、小麦と値上りしています。
農産物は天侯変動によって、不作・豊作を繰り返しながら価格上昇の傾向を示し、
鉱物資源も残存年数を数えるまでになって来ました。
又毎年、この時期から7月にかけてウナギ稚魚の動向が報道され始め、
昨年は大幅な不漁があって原料価格は値上がりしたが、
今年もウナギシラスの漁獲量は昨年より増えているようですが、
過去5年間平均の4割に留まっている。
従って、国産価格も昨年より安いが例年の約2倍の1kg55~80万円で推移している。
昨年は台湾からの輸入分で不足分を補った形だが、海外の稚魚は不漁になっており
7月の丑の日は昨年以上の価格高騰になる危険が待っています。
それは稚魚の不漁だけでなく餌になるアジ、イワシの漁獲枠減少も
価格上昇に輪をかけているようです。
有限資源に対してスーパーはじめ小売り業はどんな対策をしているでしょうか。
食品リサイクル法が出来ていますが、対象は大手企業になっており
中小の小売店までその意識は浸透しているようには感じません。
食料品の廃棄額は国内自給率40%と肩を並べる程になっている中、
小売店は廃棄をなくす為の努力を、目標を決めて実施するべきです。
食品の中でも惣菜・米飯・寿司は当日製造、当日販売が中心になっており、
最も廃棄が多い部門です。
私も仕事柄スーパー各社の廃棄金額・率を目にしますが、
多い店では売上の5%前後の廃棄率を出している店もあります。
勿論、商売としても採算は合いませんが、
製造する前にどれだけ売る予定なのか、販売計画をきちんと立てて製造しているのか
大変気になります。
そして、商品を製造した以上責任を持って売る努力が必要な訳で、
売る人のモラルが問われています。
惣菜製造の廃棄率削減の為に自分の考えを一言述べれば、
・惣菜は1日営業の中で3回に分けた出来たて製造を心がける
午前、午後、夜間の3回です。
・製造数量は1日3回のお客様ニーズに合せて、製造する商品と量を変更する。
午前は昼食対象、午後からは夕食対象のように主力を変えて、
午前の商品は午前で売り切れても良いことにする。
・製造計画を立てた商品が途中で売れ行きが不振になってきたら
早めの値引き売り切りに徹することで廃棄を削減する。
商品の原料生産・流通・製造・販売・消費する流れで
各人が資源の無駄使いをなくし、エコを意識した生活をすることで地球は変わるでしょう。
この関連情報は - http://www.asahi-kikaku.net
地球各地で異変が起きています。
それにつられて輸入大国日本の資源・食料価格は値上がりが顕著になって来ました。
4月から輸入小麦の値上げが決まり、
1月の消費者物価指数は前年比で灯油が18.4%、ガソリン8.2%と上昇し、
食料品についてもコーヒーや砂糖、小麦と値上りしています。
農産物は天侯変動によって、不作・豊作を繰り返しながら価格上昇の傾向を示し、
鉱物資源も残存年数を数えるまでになって来ました。
又毎年、この時期から7月にかけてウナギ稚魚の動向が報道され始め、
昨年は大幅な不漁があって原料価格は値上がりしたが、
今年もウナギシラスの漁獲量は昨年より増えているようですが、
過去5年間平均の4割に留まっている。
従って、国産価格も昨年より安いが例年の約2倍の1kg55~80万円で推移している。
昨年は台湾からの輸入分で不足分を補った形だが、海外の稚魚は不漁になっており
7月の丑の日は昨年以上の価格高騰になる危険が待っています。
それは稚魚の不漁だけでなく餌になるアジ、イワシの漁獲枠減少も
価格上昇に輪をかけているようです。
有限資源に対してスーパーはじめ小売り業はどんな対策をしているでしょうか。
食品リサイクル法が出来ていますが、対象は大手企業になっており
中小の小売店までその意識は浸透しているようには感じません。
食料品の廃棄額は国内自給率40%と肩を並べる程になっている中、
小売店は廃棄をなくす為の努力を、目標を決めて実施するべきです。
食品の中でも惣菜・米飯・寿司は当日製造、当日販売が中心になっており、
最も廃棄が多い部門です。
私も仕事柄スーパー各社の廃棄金額・率を目にしますが、
多い店では売上の5%前後の廃棄率を出している店もあります。
勿論、商売としても採算は合いませんが、
製造する前にどれだけ売る予定なのか、販売計画をきちんと立てて製造しているのか
大変気になります。
そして、商品を製造した以上責任を持って売る努力が必要な訳で、
売る人のモラルが問われています。
惣菜製造の廃棄率削減の為に自分の考えを一言述べれば、
・惣菜は1日営業の中で3回に分けた出来たて製造を心がける
午前、午後、夜間の3回です。
・製造数量は1日3回のお客様ニーズに合せて、製造する商品と量を変更する。
午前は昼食対象、午後からは夕食対象のように主力を変えて、
午前の商品は午前で売り切れても良いことにする。
・製造計画を立てた商品が途中で売れ行きが不振になってきたら
早めの値引き売り切りに徹することで廃棄を削減する。
商品の原料生産・流通・製造・販売・消費する流れで
各人が資源の無駄使いをなくし、エコを意識した生活をすることで地球は変わるでしょう。
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