東日本震災後のGWは予想外の行楽地での人出となった。

特に西高東低の傾向が強く、安近短の集中した行楽になったようだ。

又、消費マインドについて、GWに開店した大阪三越伊勢丹は開店日50万人の入店があり、

名古屋以西と以東では大きな違いがハッキリしてきた。


電通総研が4半期ごとに作成している「消費気分指数」は

(4/11,12に全国の20~60歳の2000人対象に調査)

震災後に関東以北の自粛意識を持つ消費者層と

名古屋以西の自粛意識を持たない消費者層では消費マインドに差が出ている結果が発表された。


震災後に強まった生活者意識としては

・安全志向    79.4%

・節電節水志向  70.3%

・メリハリ志向  69.2%

・無駄排除志向  67.6%

・持続可能志向  66.0%

・情報志向    65.7%

・癒され志向   65.2%

・エシカル消費志向 65.1%

・絆志向     63.9%

・ハレ志向    60.6%  
 のデータになった。

普段の生活においては節約をしっかりとやって、

社会に役立つ行動や消費を意識して、

ハレの日には豪華な思いきった消費をしたい。


この生活者意識は今後の原発事故の終息と夏場電力供給状況によって

変わって行くと思いますが、

スーパー・小売店として前向きな消費を推進する立場で

十分に考慮しなければならないと思います。

特に惣菜としては

・安全な商品を、商品の特徴を良く分かるように案内しながら

 平日と週末、ハレの日の生活場面に合せた商品づくりと販売方法を強化することが大切です。


又、商品を切らさないようにきちんと陳列していくことは大切ですが、

・消費者は買いたい商品が良く分かるように、目立させて陳列してあること。

・商品購入を決心させるコト(理由)が説明されていること。

・最後の一言の接客や試食など買って良かったと納得させること。


今までと違った販売計画が必要になって来ています。


夏休みが近づいて来ていますが、

夏の国内旅行は66%の人が計画している又は行きたいと思っており、

又海外旅行は33%の人が同じ回答をしていることから

消費意欲は根強いと言えると思います。

(被災された地域、人たちを応援するためにもエシカルな消費を心がけたい)


各人が日本の将来を信じ、出来る事を精一杯やろう。  


今週の1品  *スーパーの店頭: 惣菜


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