東日本震災後の業界・各自の対応(3)
記事投稿日2011年05月01日日曜日
投稿者:有限会社あさひ流通企画 カテゴリー: General
東日本地震災害、お見舞い申し上げます。
被害に会われた皆さまの一日も早い再建を心から願い、応援致します。
3月の経済指標が政府から発表され、
・実質消費支出は前年同月比 8.5%の減少
・鉱工業生産指数前月比 15.3%低下
民間エコノミストの景気予測(GDP)は
・1~3月前期比 マイナス2.3%
・4~6月前期比 マイナス3.2%
7月からはプラスになると予測しているが、東日本震災と福島原発災害の
後遺症は今後も続く。
小売業の3月売上高の発表がされました。
・百貨店は既存店ベースで前年同月比で14.7%のマイナス
・食品スーパー3業界の全店ベースで前年同月比3.6%のプラス
東日本震災による東北地方店舗の臨時休業の影響や
不要不急の買い物を控え、飲料水やカップ麺などのまとめ買いなどの
影響が百貨店とスーパーの売れ行きに影響している。
又、外食産業の主要35社の3月既存店売上高は、
31社が前年同月実績を下回った。
特に、居酒屋、ファミレスは大幅に落ち込んだが、
牛丼チェーン大手3社は既存店売上を確保した。
*4月以降は3月の反動が出ることや
福島原発災害の影響を受けている農作物の供給が減ることで
夏場野菜の価格と量に大きな不安が出ている。
東北3県の主要野菜の7~9月出荷シェア・東京都中央卸売市場では
・キューリ 60%
・トマト 21%
・ピーマン 45%
・生椎茸 34%
を占めており、大阪中央市場へも野菜は出荷されている。
夏場野菜の少々高い買い物は東北応援の意味を含めて
消費者に訴えて行くことが必要になってくると思う。
今後の大きな課題は夏場の電力使用量削減をどうするか、
・工場などの大口需要家は使用電力25%削減、
・食品スーパーなどの小口需要家は20%削減目標を与えられている中で、
生鮮食品を扱う食品スーパーは商品の品質・安全を守りながら、
電力削減を実施するになれば先ず照明を落とすことが優先される。
しかし、食品スーパーは冷凍・冷蔵庫電力に比べれば照明の電力量は少なく、
それだけでは削減目標達成は難しい。
一部のスーパーは夏場に向けて、発電機を各店に導入したとの対策も始まった。
各店においては
・夏の空調温度を30度に上げる
・飲料水、お茶やジュースの冷蔵陳列をやめる
・店舗照明や陳列ケース照明をLEDに切り替える
ことも検討・実施が求められ、
又、惣菜部門においても
・作業オペレーションにおいては冷凍・冷蔵庫ドアの開け閉めを迅速に行う
・冷蔵ケースの吸込み口清掃や冷凍庫の霜取りを細かく行う
・電気フライヤー、オーブンなど使用しない時間帯は電源を落とすなど
日々の作業の中で、創意工夫が求められる1年になる。
消費者には節電努力をきちんと説明することで、お店のロイヤリティはアップする。
各人が日本の将来を信じ、出来る事を精一杯やろう。
今週の1品 *スーパーの店頭: 惣菜
この関連情報は - http://www.asahi-kikaku.net
被害に会われた皆さまの一日も早い再建を心から願い、応援致します。
3月の経済指標が政府から発表され、
・実質消費支出は前年同月比 8.5%の減少
・鉱工業生産指数前月比 15.3%低下
民間エコノミストの景気予測(GDP)は
・1~3月前期比 マイナス2.3%
・4~6月前期比 マイナス3.2%
7月からはプラスになると予測しているが、東日本震災と福島原発災害の
後遺症は今後も続く。
小売業の3月売上高の発表がされました。
・百貨店は既存店ベースで前年同月比で14.7%のマイナス
・食品スーパー3業界の全店ベースで前年同月比3.6%のプラス
東日本震災による東北地方店舗の臨時休業の影響や
不要不急の買い物を控え、飲料水やカップ麺などのまとめ買いなどの
影響が百貨店とスーパーの売れ行きに影響している。
又、外食産業の主要35社の3月既存店売上高は、
31社が前年同月実績を下回った。
特に、居酒屋、ファミレスは大幅に落ち込んだが、
牛丼チェーン大手3社は既存店売上を確保した。
*4月以降は3月の反動が出ることや
福島原発災害の影響を受けている農作物の供給が減ることで
夏場野菜の価格と量に大きな不安が出ている。
東北3県の主要野菜の7~9月出荷シェア・東京都中央卸売市場では
・キューリ 60%
・トマト 21%
・ピーマン 45%
・生椎茸 34%
を占めており、大阪中央市場へも野菜は出荷されている。
夏場野菜の少々高い買い物は東北応援の意味を含めて
消費者に訴えて行くことが必要になってくると思う。
今後の大きな課題は夏場の電力使用量削減をどうするか、
・工場などの大口需要家は使用電力25%削減、
・食品スーパーなどの小口需要家は20%削減目標を与えられている中で、
生鮮食品を扱う食品スーパーは商品の品質・安全を守りながら、
電力削減を実施するになれば先ず照明を落とすことが優先される。
しかし、食品スーパーは冷凍・冷蔵庫電力に比べれば照明の電力量は少なく、
それだけでは削減目標達成は難しい。
一部のスーパーは夏場に向けて、発電機を各店に導入したとの対策も始まった。
各店においては
・夏の空調温度を30度に上げる
・飲料水、お茶やジュースの冷蔵陳列をやめる
・店舗照明や陳列ケース照明をLEDに切り替える
ことも検討・実施が求められ、
又、惣菜部門においても
・作業オペレーションにおいては冷凍・冷蔵庫ドアの開け閉めを迅速に行う
・冷蔵ケースの吸込み口清掃や冷凍庫の霜取りを細かく行う
・電気フライヤー、オーブンなど使用しない時間帯は電源を落とすなど
日々の作業の中で、創意工夫が求められる1年になる。
消費者には節電努力をきちんと説明することで、お店のロイヤリティはアップする。
各人が日本の将来を信じ、出来る事を精一杯やろう。
今週の1品 *スーパーの店頭: 惣菜
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Posted by: asahikikaku