2011年 3月の記事一覧

«Prev1Next»
11年03月27日 10時18分40秒
Posted by: asahikikaku
東日本地震、お見舞い申し上げます。

被害に会われた皆さまの一日も早い再建を願っております。

連日の災害報道の中で、

地震津波災害に会われた人達への対応は一歩ずつ進んでいるように見えますが、

福島原発事故への対応や行き先はまだまだ見えません。


・放射能から避難している地域の人達への対応、

・放射能被害を受けている農作物や魚介類の対応、

・電力不足から来る計画停電による経済への対応、

これらの問題が震災から2週間の間に大きくなっていますが、

この国難に対して、国会では与野党一体になって対策に取り組んでいるのでしょうか。

相変わらず、民主対野党で活動しているのでしょうか。

今朝のTVで自民党議員の発言では、党内で検討し政府に提案しているとの事ですが、

政府・民主と同じテーブルで協議する時ではないでしょうか。

国民には対策の遅れしか見えてこないのは大変悲しいことです。


東日本地震災害は東日本の問題から日本全国の問題へと変わっています。

この中でも地方選挙が行われる準備が進んでいますが、

一時の政治猶予が許さない時に、何故選挙が必要なのか納得がいきません。

恐らく過去最低の投票となるでしょう。

震災に会われた人達の心情を思えば、

上記の問題に対しての対策がハッキリしてから実施してもらいたい。


メーカーや小売業の立場で日々時間帯が異なる計画停電は大変な問題です。

国民の衣住食を最低限カバーする産業に対しての停電中止は出来ないものでしょうか。

消費者の衣住食についての自己防衛意識は大変強いものがありますから、

今、買い溜めした商品の節約と買いしぶりはこれから出てきます。

消費者の節約意識は高まり、外食や旅行などのアウトドア活動は押さえられ、

内食化傾向は益々強まるでしょう。

又、食品の安全についても強く意識することになり、

商品・店の情報公開が一段と求めらることになりそうです。


情報はこれからのキーポイントになるでしょう。

・事故に対する情報は勿論

・商品の安全に対する情報

・商品の美味しさ、品質に対する情報

・価格に対してどれだけの価値があるのか、納得してもらえる情報・・・

消費者は節約意識の上に納得した買い物行動を重視するようになり、

不信感を持つ商品や店はより遠ざけるようになるでしょう。


この有事に真から国民・消費者の方を向いた政策や商売が求められています。

再度、原点に戻ってこの国難を乗り切りましょう。

今週の1品  *スーパーの店頭: 惣菜

この関連情報は - http://www.asahi-kikaku.net

11年03月20日 12時16分48秒
Posted by: asahikikaku
東日本地震、お見舞い申し上げます。

ご自宅、お店の被害も相当あった事と思います。

引き続き、皆さまの一日も早い再建を願っております。

地震から1週間が経ち、震災地域はまだまだ予断を許さない状況が続いていますが、

関東地域の鉄道、電気も落ち着いて来ました。


スーパーの売場は空の状態が出ていますが、

今週中には一部の商品を除き平常に戻るのではないでしょうか。

問題は今後の日本経済ですが、復旧には数年がかかることになり、

この期間は消費者の節約意識は強まることになります。

震災を免れた我々も、今一度日本の復活に対して何をしなければならないのか、

一人一人が考えながら行動をすることが重要になって来ています。

今こそ震災地応援の為、慎重に考えて行動しましょう。



2010年はリーマンショックから経済の立ち直りが見られ、

消費者の購買意欲はプラス志向になって来た中で、

2009年の価格志向の店は既存店の落ち込みが出て来ました。

しかし、この地震災害で状況は変わってくることになるでしょうが、

スーパーを含む小売店は今後の消費量減少の時代を見据えて、

どんな店・売場づくりを目指すのか、自店の規模や立地状況から方向性を決めて、

より深く徹底することが重要になっています。



消費減少が進む地方の中で、北海道のスーパー・アークスでは

一段と価格訴求を強めた店「スーパーアークスエクスプレス」を開店しました。

短期的な特売価格を長期間実施することで集客範囲を拡大し、

薄利多売を実現する政策ですが、価格訴求型の店舗が増えている中で楽には行きません。

消費者は低価格を求める中でも、質やサービスの方も追求していますから

薄利多売による荒利額でコストを吸収出来る体制にかかって来るでしょう。


又、飲食店のユナイテッド&コレクティブは居酒屋「てけてけ」で朝食の提供をはじめる。

居酒屋で昼食を提供する店は増えていますが、朝食提供まで実施している店はありません。

これはスーパーにおいても、立地に応じて検討が必要ではないでしょうか。

朝食を外で取る人が増えつつある中で、通勤ルートにある店は商品と場所を提供することで

お客様の需要を取り込むことが可能です。



そこではファーストフードのパン・弁当・寿司・スナックなどと

飲料が対象になりますが、消費ボリュームは少なくても

伸びている分野に対して対応していかなければ消費を取り込むことは出来ません。

スーパーの営業体制は夜型にシフトが進んでいますが、

朝型タイプはこれからです。

変化対応をモットーにする小売店の今後の課題です。

今週の1品  *スーパーの店頭: 惣菜


この関連情報は - http://www.asahi-kikaku.net
11年03月06日 12時41分49秒
Posted by: asahikikaku
3月になって多くの小売業は新年度に入った。

好決算が目立つ製造業に比べ、小売業は厳しい環境の中で2011年を迎える。

その中、大手のイオンは総合スーパーのジャスコ、サティ、北海道のポスフールの

合併で店名を「イオン」に統一して営業をスタートした。


合併や業務提携は新日鉄と住友金属に代表されるように、

今後は小売業においても将来を見据えて活発に行われるのではないでしょうか。


食品大手の明治乳業、グリコ、ロッテ、森永乳業・製菓の5社は物流提携や

原料の共同仕入れに乗り出すことになった。

アイス市場は5社合計で6割を占めており、

アイスは冷凍物流でコスト面でも対策が必要になっていたが、

共同配送で10~20%の物流コストダウンを図ると報道された。

その他、サントリーは清涼飲料の原料調達を仏の大手シュウェップス、

ニュージランドのフルコアと共同調達することを発表している。

食品メーカーは将来の原料値上りに対して、同業の競争相手と積極的に手を組み

コスト削減を図り、グローバル社会での生き残りを図ろうとしている。


立地産業の小売り・サービス業は縮小する消費ボリュームの中で、

大手スーパーは従来の商圏のすき間を狙った小型店戦略が活発化してきた。

スーパーの生い立ちの中で小型店は古い店舗に多く残っているが、

老朽化が目立っており、収益につながっているところは少ない。

そこでもう一度古い小型店に焦点を当て、ハードと品揃えとオペレーションの

改装が必要になっているのではないか。


超小商圏に向かって、小型店の商品構成は従来の店舗の小型版ではなく、

消費者の多頻度来店を目的に商品構成を見直す中で、

注目されるのは惣菜・米飯の構成です。

惣菜・米飯の売上は従来の店舗では10%前後の構成であるが、

小商圏、少子高齢化世帯を予測すれば、

今後は15~20%のウェートを目標にした店づくりが見えてくる。


惣菜の製造販売はコストがかかり儲からないとの意見もあるが、

店舗における惣菜製造は

・原料仕入れ形態の変更

・製造方法・調理器具の変更

・多能工化への変更

・シフトの変更

を実施していくことで、店舗に利益をもたらすことになり、

惣菜の成長につながると確信しています。

この関連情報は - http://www.asahi-kikaku.net
«Prev1Next»