◎なぜ、若い人は駄目だしすると、フリーズするのか?

  今の若い人は、マズローの欲求5段階のうち、「生理的欲求」と「安全欲求」が欠落している。

なぜなら、親に守られ、食べることにも、身の危険を感じる体験もなく、「働かなくては生きていけない」というプレッシャーを感じることも少ない世代だからです。

 

◎旧世代のモチベーション法

  昭和の時代は、次の2つのモチベーション喚起策が大事とされました。

  1. 高い欲求水準
  2. 危機感

つまり、アメとムチです。

しかし、今の若い世代には、通用しないのは、前記の通りです。

 

◎令和のモチベーション法

  令和世代をモチベーションのキーワードは、「居心地」「興味」「承認」「良好な人間関係」です。

  そこで、令和世代のモチベーション法は、次の通りです。

  0.居心地のよい会社、居場所がある会社作りが定着率を決める。

  1. インタレスト・モチベーション

   会社は、興味のある仕事を自由にできる環境を提供する。本人の内発的動機付けを利用したモチベート法です。グーグルがこの方法で大きく業績を伸ばしています。

  2.チーム・モチベーション

   リーダーを中心にチームの目標に向かって、少人数のメンバーが互いに励まし合い、目標を達成していく方法です。目標の意味づけ、良好な人間関係、達成がキーワードです。この方法は、

   フェイスブックが取り入れ、成功しています。

  3.承認欲求の利他化によるモチベート

    若い世代は、承認欲求が極めて強い。その承認欲求を求めながら、仕事をしていく中で、導き手がその仕事が誰かの役に立っていることを見い出し、それを本人に伝えることにより、本人の貢献

    欲求を引き出す方法です。

 

◎参考理論:マーティン・セリグマン(米国、心理学者)

人が、モチベートされるものは、次の通りである。

・達成

・快楽

・意味合い

・良好な人間関係

・没頭