ニフティのニュースに次のようなものがありました。

コクヨファニチャー株式会社は、入社3年以内の社会人と課長以上の管理職に対して「社内風土に関する意識調査」を実施した。
 「理想」と「現実」の社内風土について尋ねると、入社3年以内の社会人も、管理職も7割が「フラットな人間関係を意識した社内風土(個の尊重)」を理想としながらも、現実は「役割などのを意識した規律重視の社内風土(集団の規律)」が半数以上に。

では、「個の尊重」とは、いかなるものでしょうか?
中国の故事に、「士は己を知るものために死す」と言います。
自分の長所や才能を引き出してくれた者のためには、命をなげうってもかまわないという意味です。

つまり、上司は、部下の才能や長所、強みを見極め、それを指摘し続け、部下の才能を引き出すような組織を築けば、「個の尊重」や「集団の規律」の矛盾なども解消し、社風に対する不満も消えるのではないでしょうか。
私は、これをピグマリオン・リーディングと呼んでいます。