自己実現的人間の15番目の特徴は、「文化に組み込まれることに対する抵抗、文化の超越(出所:改訂新版 人間性の心理学 A.H.マズロー著 小口忠彦訳 産業能率大学出版)」です。
「文化に組み込まれることに対する抵抗、文化の超越」の内容をマズローの著書「人間性の心理学」から一部抜粋すると、
・彼らは文化に組み込まれることに抵抗し、彼らがどっぷりとつかっている文化からのある種の内面的な超越を保持している。
・流行をおったりしないし、派手でもシックでもない。
自己実現的人間は、常識や一般論に囚われず、物事を本質的に捉え直しているのでしょう。「自分の人生に責任を持つのは自分だけである」という当たり前のことを自覚すると「自分の属する社会(文化や環境)の常識」に囚われることの愚かさ(そんなものを当てにすることが自分の為にならない)に気づくのでしょう。その為、自分自身が納得できる結論が出るまで疑問を調べ、考え抜くのでしょう。