先日、あるニュース番組で、官僚出身の大学教授が「民主党政権になってから官僚が指示待ち型になり、官僚が劣化した」ようなことを言っていました。
しかし、我が国の官僚が劣化が明らかになったのは、実は少なくとも30年以上前に始まっている。
なぜなら、80年代後半土地バブルを招いたのは、誰の責任か!
もちろん、政治家の責任は大きいが、その当時の与党の政治家の能力ではそんなことは解らないのだろう。実質的に政策を担っていたはずの官僚が無能でなったから、あれほどバブルが拡大したのではないか!
実際、「ゆとりローン」などを作ってバブルを煽り、当事者の大蔵官僚は銀行に天下り、企業に対して本来の事業と関係ない貸付をバンバン行い、恐ろしい程バブルを拡大させ、なおかつ、バブルを縮小させる必要性が解るとやりすぎのバブル縮小策を打ちすぎて、未曾有のバブル崩壊を招くような愚かな政策しか打てず、その後の政策の稚拙さに至っては、当時野党であった民主党の政策を丸飲みするまで何も手を打てなかった程の無能ぶりを表わした。
本当は、バブル崩壊を招いた時点で、今のような政治主導に転換すべきであったではないか!