最近の脳科学の研究によると、人が怒りを感じるメカニズムは、怒りの原因を咀嚼してから怒りを感じるのではなく、反射的に怒りを感じ、後からその理由づけをしているとのことです。
怒りとは、反射的行動であり、自然界で動物が自分を守るために行動する反射的行動の域をでないものなのです。それを後から大脳で理由付けをして自分自身や他人を納得させようとしているに過ぎません。
アドラー心理学では、怒ることでは、人の教育はできないと言っています。確かに、このような反射的活動である怒りでは、理性的な人を教育することは難しいと言えるでしょう。