東北地方太平洋沖大地震が発生して４日経ちました。いかがお過ごしでしょうか？
今回の東北地方太平洋沖大地震の後、その前とを比較して、次のようなことを感じましたでしょうか？
Ｑ１．何となくやる気が出ない。
Ｑ２．やる気がない訳ではないが、行動が鈍くなった。または、決断が遅くなった。
Ｑ３．分けもなく哀しい気分になる。
Ｑ４．昔の嫌な記憶が突然思い出されることが多くなった。
Ｑ５．記憶を思い出すのに以前より苦労するようになった。
Ｑ６．食欲が減った。お腹がすかなくなった。食べる量が減った。
以上、どれだけＹｅｓがついたでしょうか？
１つでもＹｅｓがあれば、脳内物質コルチゾールの影響を受けている可能性があります。
コルチゾールは、突然、自分ではコントロールしにくい好ましくない状況に遭遇すると分泌される物質です。
上記の質問項目のような状況に私たちをもたらします。
ただ、このままでは、通常の仕事の能率が下がります。
この状況を変えるためには、次のようなことをすると良いようです。
１．悲惨な映像を見ない。
２．自分が感じている感情や思いを誰かに話す。
３．家族とのスキンシップ、または家族写真を見る
４．散歩やジョギングをする。
５．腹式呼吸をする。
６．ラジオ体操をする。
７．リズミカルに身体を動かす。
上記のうち１つでも結構です。意識して行い、気分転換をしましょう。

人は、正しい人間的成長を計ることにより、精神的健康及び精神的幸福並びに社会的成功を得ることができると思います。
正しい人間的成長とは？
マズローは、人が追い求めるべき自己実現的人間の特徴を１６個上げています。
この１６の特徴が正しい人間的成長を遂げる方法を暗示していると思います。
「特徴１．現実をより有効に知覚し、より快適な関係を保つ」とあります。
私たちは、困難やピンチに直面すると悲観的になりがちであったり、無理に楽観的になろうとしたりします。
自己実現的人間は、どんな困難においても悲観的にならず、楽観的にもならないといいます。
では、どのように考えるのでしょうか？
・人生に克服できない課題は与えられない。
・失敗は、成功へのヒントを与えてくれるもの
・困難は、成長へのチャンス
・ピンチは、チャンス
などと考える習慣（これを有効観と言います）がついています。
このような価値観を習慣化するためには、どうすればよいのでしょうか？
どんな時も、「よかった」「ありがとう」と自分に毎日言い聞かせることを実践することです。
そうすると、無意識内にある反動形成というプログラムが「なぜ、よかったのか？なぜ、ありがとうなのか？」を考え、自然と有効観を身につけてくれます。
何か起こったら、「よかった」「ありがとう」と言い聞かせましょう。