ある人の内なるやる気を喚起して、恒常的にモチベーションを維持する手法はあまり聞かないのではないでしょうか！？
そんなやり方をご紹介したい。
それには、まず、その人が心の奥底で無意識に無自覚に抱いている欲求を見いださなければならない。
その欲求は、その人が昔から無意識に追い求めていた欲求であり、心の奥底に押し込めているものであり、それを引き出すとその人の人生をも変えるものです。
私たちは、彼のその欲求を見出し、その欲求を刺激する言葉を投げかけると彼は、そのようになるべく無意識に動機付けられ、極めて高い意欲を心の奥底から燃えたぎらせるのです。

では、どのようにしてそのようにしてそのような欲求を探り当て、刺激する言葉を見つけるのでしょうか？

ある事例を使って一緒に考えてみたいと思います。
ある居酒屋グループのある店長の事例です。
そのお店は、クレームが多く、他店ではないようなクレームが本部に直接来るような状態なのです。
売上も段々低迷し始めています。
従業員は、素直なのですが、覇気がありません。
店長は、過去にうつ病になったこともある人ですが、素直で言ったことはやってくれます。

このような事例ですと、当然、店長がキーポイントです。
店長が替われば店が変わります。
では、どうやって店長を変えるのか？

ポイント１．店長は、うつ病の履歴者であると言うことです。
うつ病というのは、「自分の価値を見出せない」病気です。
つまり、「自分の価値を見出したい」という強烈な欲求を潜在意識に持っていると言うことです。それを刺激する事が大切です。

ポイント２．素直な人、言ったことはやってくる人というのが上司の評価です。
それをもっと、この店長に心に迫る言葉で表現すると、
「頼りになる男」「当てになる男」「必ずやってくれる男」ということになるのではないでしょうか！

そして、この表現は、ポイント１のこの店長の強烈な隠された欲求に応える表現ではないでしょうか。

大切なことは、この店長を指導する上司が、店長に対して「頼りになる男」「当てになる男」「必ずやってくれる男」であると確信を持つことです。
そして、ことある毎にこの店長にフィードバックすることです。

また、この店長が好ましくないことをした場合には、この店長の場合は、
「○○君らしくないな」と言えば、この店長は二度と同じ事はしないでしょう。